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北朝鮮では、1950年に朝鮮戦争が勃発した日にあたる6月25日は「反米闘争の日」と位置づけられ、アメリカへの対決姿勢を強調してきた経緯があります。

国営の朝鮮中央テレビは、戦争勃発から25日で72年となるのを前に、首都ピョンヤンで23日開かれた反米集会のもようを24日夜、放送しました。

国営企業の労働者などが参加した集会では代表者が、「アメリカがこの地に戦争の火の雲を吹き寄せるなら、わが人民は百倍千倍の復しゅう心を爆発させて、侵略者らを無慈悲に一掃する」などと演説し、「抗戦準備を徹底しよう」とシュプレヒコールをあげました。

北朝鮮で「反米闘争の日」に合わせた反米集会の開催が伝えられたのは、2017年以来で、史上初の米朝首脳会談が開かれるなど、対話局面に入ったことを受けて控えていた反米集会が5年ぶりに再開された形です。

キム・ジョンウン金正恩)総書記は、23日まで開かれた朝鮮労働党の中央軍事委員会の拡大会議で「いかなる敵にも圧勝する強い自衛力を備えるべきだ」と述べたばかりで、集会には、日本や韓国と連携して北朝鮮への抑止力の強化を進めるアメリカをけん制するねらいがあるとみられます。

25日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、「祖国守護の精神は必勝の武器だ」と題した社説を1面に掲載し、国威発揚を図っています。

さらに、首都ピョンヤンでは、23日に続いて24日も反米集会が開かれたと伝え、24日の集会では大学生などの参加者が、「アメリカは、今もわが国を侵略しようと戦争演習に奔走している。わが国に戦争の火の雲を吹き寄せるなら、積もり積もった怒りで無慈悲に懲罰を加える」と非難しました。

北朝鮮は、史上初の米朝首脳会談が開かれた2018年以降、対話局面に入ったことを受けて反米集会を控えていたとみられますが、その後、非核化の進め方をめぐって立場の隔たりが鮮明になるにつれてアメリカへの反発を強めていました。

北朝鮮はことしに入り、ICBM大陸間弾道ミサイルの発射を再開していて、核・ミサイル開発を加速させる中、日本や韓国と連携して北朝鮮への抑止力強化を進める、アメリカへの対決姿勢をあらわにしています。

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