米ミシシッピ州 中絶禁止法施行で唯一の中絶実施病院閉鎖 #nhk_news https://t.co/9HP2AjcbTq
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年7月8日
アメリカでは先月、連邦最高裁が妊娠15週以降の人工妊娠中絶を原則として禁止する南部ミシシッピ州の法律は合憲だという判断を示し、「中絶は憲法で認められた女性の権利」だとする49年前の判断を覆しました。
これを受けてミシシッピ州で7日、中絶を原則禁止する法律が施行され、州内で唯一、運営を続けてきた中絶を行う病院がこの日で閉鎖されました。
最終日には前日に中絶した人の診察が行われましたが、病院に入ろうとする車を中絶に反対する人たちが妨害し、病院の関係者らと激しいもみ合いになっていました。
この病院の医師によりますと最高裁の判断のあと中絶を希望する人が増え、60人以上が訪れる日もあったということです。
病院はおよそ1500キロ離れた西部ニューメキシコ州に移転して運営を続ける予定で、この医師は「とても残酷で、まだ実感がわきません。今後、最も苦しむのは金銭的にも物理的にも州外に移動するのが難しい貧しい女性たちなので、できる支援を続けたいです」と話していました。
最高裁の判断を受け、南部や中西部を中心に、ほかの州でも今後、中絶が厳しく規制される見通しで、アメリカでは社会を巻き込んだ大きな議論になっています。
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