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韓国のパク・チン(朴珍)外相は18日、就任後初めて日本を訪れ、2時間半余りにわたって林外務大臣と会談しました。

日韓関係は、戦後最悪と言われるまで悪化してきたこともあり、韓国外相の日本訪問はおよそ3年ぶりとなりました。

会談は、冒頭のやり取りもなく緊張した雰囲気で始まり、両国間の懸案をめぐって議論が行われました。

太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題では、パク外相が日本企業の資産が売却されて「現金化」される前に望ましい解決策が出るよう努力する考えを伝え、両外相は問題の早期解決を図ることで一致しました。

政府内には「関係改善のプロセスの途中だが第一歩と言ってもいいのではないか」という受け止めがある一方「韓国側は約束をほごにしてきた経緯があり、ことばだけでは評価できない」といった声も出ています。

政府は、日本企業の資産が「現金化」される前に、受け入れ可能な解決策を韓国側が講じるか慎重に見極めていく方針です。

パク外相は20日まで日本に滞在する予定で、19日に岸田総理大臣と会談を行う方向で調整が続けられています。

岸田総理大臣は19日午後、総理大臣官邸で、就任後初めて日本を訪れている韓国のパク・チン外相とおよそ20分間面会しました。

この中でパク外相は、参議院選挙の応援演説中に銃で撃たれて亡くなった安倍元総理大臣に対するユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領からの弔意を伝え、岸田総理大臣は謝意を示しました。

そして岸田総理大臣は、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題などを念頭に、「両国間の懸案の解決に向けて、引き続き尽力していただきたい」と求めました。

このあと、松野官房長官は記者会見で、「韓国側からのパク外相の訪日の機会に、安倍元総理大臣の逝去に対する、ユン大統領からの弔意を直接伝えたいという意向を受けて、短時間実施された。懸案事項について、具体的なやり取りは行われなかった」と説明しました。

また、面会の冒頭を報道陣に公開しなかったことについて、「弔意を受けるという性質に照らし、厳粛な雰囲気の中で行うという観点から、弔意伝達のための各国外相によるこれまでの岸田総理大臣への表敬と同様の扱いとした」と述べました。

韓国のパク・チン外相は19日、岸田総理大臣を表敬訪問したあと、韓国メディアの取材に応じ、岸田総理大臣に対してユン・ソンニョル大統領からのメッセージを口頭で伝えたことを明らかにしました。

メッセージには、先月末にスペインで両首脳が初めて顔を合わせた際のことに触れ、「信頼できるパートナーとして、両国の発展のため努力できることを確信した。より緊密に連絡をとって協力していくことを望む」などとする内容が含まれていたということです。

パク外相によりますと、岸田総理大臣からは、メッセージへの感謝の言葉とともに、「さまざまな共通の価値をもとに、よい関係を築き、未来に向かって発展していこう」という呼びかけがあったということです。

一方、パク外相は、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題について、岸田総理大臣に対し、「日本企業の韓国国内の資産の『現金化』が行われる前に、望ましい解決方法を探るべく努力する。日本には誠意ある対応を期待している」と述べたとしています。

自民党の菅前総理大臣は、19日夕方、議員会館のみずからの事務所でおよそ20分間、韓国のパク・チン外相と会談しました。

この中では、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題や、慰安婦問題などについて意見を交わし、菅氏は慰安婦問題の日韓合意について「未来志向でつくったものだから、きちんと履行することが大事だ」と指摘しました。

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