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JR東日本が29日発表した、ことし4月から先月までのグループ全体の決算は、売り上げが5576億円と去年の同じ時期より28.7%増え、最終的な利益は189億円の黒字となりました。

グループ全体で最終黒字となったのは、この時期としては3年ぶりです。

これは、3年ぶりに行動制限のなかった大型連休中に新幹線などの利用が回復傾向にあったことや、会計上の処理の見直しに伴い、利益が220億円余り上積みされたことが主な要因です。

一方、今年度の業績の見通しについては、最終的な損益で600億円の黒字を確保するという、これまでの予想を維持しました。

JR東日本は「新型コロナの感染が再び拡大しているが、過去に感染が拡大した時期と比べると、鉄道の利用客は小幅な落ち込みにとどまっている。このため、今回、業績予想を変更しなかったが、お盆を含めた繁忙期の動向を注視している」としています。

ことし4月28日の午前4時半ごろ、三重県桑名市伊勢湾岸自動車道の下り線で「湾岸長島パーキングエリア」の入り口の手前に止まっていた大型トラックに、別の車が追突し、運転していた男性が死亡しました。

大型トラックが止まっていたのは駐停車が禁止されていた道路右側のスペースでした。

警察が大型トラックの運転手に事情を聴いたところ「このパーキングエリアはいつもいっぱいなので、駐車できないと思い手前の路上で休憩していた」と説明したということです。

高速道路ではETCを利用した車が、深夜0時から午前4時までの間にわずかでも道路上にいると、料金が3割引きになるサービスがあり「NEXCO中日本」などによりますと、今回の事故現場周辺のパーキングエリアやサービスエリアは、この割引を得るために待機しているいわゆる「0時待ち」のトラックなどで、夜間、恒常的に激しい混雑がおきていて警察は事故の背景の要因とみています。

同様の現象は東名高速道路の東京料金所の手前など、各地の高速道路で多発していて、警察などはパーキングエリアなどに入れずに手前の駐停車禁止のスペースに止まっている車が、事故を誘発するおそれがあるとして、取締りや対策を強化しています。

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