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フィリピンのフィデル・ラモス元大統領は軍出身で、独裁体制を敷いた故マルコス元大統領の下で軍の幹部を務めていました。

しかし1986年、「ピープルパワー」と呼ばれる民主化運動では、運動の中心人物だったアキノ氏を支持して反乱を起こし、故マルコス元大統領を退陣に追い込んだ立て役者の一人とされています。

その後、アキノ氏が大統領に就任すると国防相などの要職に就き、軍の一部によるクーデター未遂事件を抑え込むなどアキノ政権の安定に努めました。

また1992年、みずからが大統領に就任すると経済の立て直しに尽力し、成長の軌道に乗せたと評価されています。

さらに1998年に退任したあとも、ラモス元大統領は国民からの厚い信頼を背景に政治的な影響力を発揮し、時の政権に注文をつけるなどしてきました。

フィリピンではことし5月、ラモス元大統領が退陣に追い込んだ故マルコス元大統領の長男のフェルディナンド・マルコス氏が大統領に就任しました。

大統領府によりますと、ラモス元大統領は31日、死去したということで、マルコス大統領も追悼のコメントを発表しています。94歳でした。

ミャンマーの国営テレビは、クーデターから1年半となる1日、実権を握るミン・アウン・フライン司令官の国民向けの演説を放送しました。

この中で司令官は、暴力の即時停止など、5つの項目が盛り込まれたASEANとの合意について「国内治安の悪化で困難を極めたが、ことしは状況が改善したことから、できるかぎり履行するつもりだ」と述べ、合意の履行を目指す姿勢を示しました。

ただ、軍に抵抗する民主派勢力をテロ集団などと位置づけ、治安を乱しているとして、取締りを強化する考えも強調しました。

ASEANの外相会議が、議長国のカンボジアで3日から開かれますが、ミャンマー軍が任命した外相は出席を拒まれています。

司令官としては、合意を履行する姿勢を示すことで、メンバー国としての役割を果たしていくことをアピールするねらいがあると見られますが、民主派勢力は抑え込むという従来の強権的な考えも強調した形です。

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