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ロシア国防省は9日も、各地をミサイルで攻撃し、東部ドネツク州や南部のミコライウ州とヘルソン州で指揮所や弾薬庫などを破壊したと発表しました。

戦況を分析するイギリス国防省は9日、ロシア軍が東部ドンバス地域で前進した距離について「過去30日間、最も成功した地域でおよそ10キロ、ほかの地域では3キロしか前進しておらず、計画を大幅に下回っている。前進できるだけの十分な戦闘歩兵が確保できていない」と指摘しました。

また、アメリカ国防総省のカール国防次官は8日の記者会見で、ことし2月に軍事侵攻が始まって以降のロシア側の戦死者と負傷者の数が合わせて7万人から8万人にのぼるという見方を示しました。

カール次官は「侵攻を開始したときの、プーチン大統領の目標を何一つ達成していないことを考えると、注目に値する」と述べ、ロシア側の人的な損害が非常に大きい可能性も出ています。

一方、ロシアの国営メディアやロイター通信などは9日、ロシアが8年前に一方的に併合したウクライナ南部のクリミアで複数の爆発音や大きな煙が上がっている様子を伝え、その後、ロシア国防省はクリミアに駐留するロシア軍の基地で爆発があったと発表しました。

爆発があったのは、クリミア半島の西部にある軍の飛行場で、ロシア国防省は、航空機の弾薬の施設が爆発したと主張する一方、攻撃を受けたのではないとしています。

また、地元のロシア側の当局者は、ロシアの国営メディアに対し、この爆発で1人が死亡したと説明しています。

ウクライナ国防省は9日、フェイスブックに「クリミアの飛行場の火災について、国防省は原因を特定できていない。火災の事実が情報戦に利用される可能性がある」などと投稿しました。

ウクライナ軍が南部で反転攻勢を続ける中、ロシア側は警戒を強めていてクリミアに対する攻撃も繰り返しけん制していました。

ロシアが2014年に編入したウクライナ南部クリミア半島ノボフェドロフカで9日、ロシア軍の航空基地の方向から爆発音がし、黒煙が上がったと、地元の目撃者3人がロイターに明らかにした。

目撃者によると、1分間に少なくとも12回の爆音がし、火花や煙が上がったほか、その約30分後に最大の爆音が聞こえたという。ソーシャルメディアに投稿された動画には、大きな煙が立ち上っている様子が映っている。

クリミア半島の親ロシア派のアクショノフ行政責任者はソーシャルメディアで、爆発で1人が死亡したと発表した。

ロシア通信(RIA)によると、ロシア国防省はロシア軍基地での爆発を確認した上で、攻撃ではなく、航空弾薬の爆弾によるものと発表した。

また、ロシア国営タス通信は、クリミア保健当局が同日、爆発により子ども1人を含む5人が負傷したと発表したと報じていた。

ロシアの国営石油パイプライン運営会社、トランスネフチは9日、ウクライナは西側諸国の制裁によってロシアからのトランジット輸送料金の受け取りを妨げられており、これが今月初旬から中欧の一部に対するロシア産石油のパイプライン輸送を停止した理由と発表した。

パイプラインの流れが停止したのは、ドルジバ・パイプラインの南側を通るルート。スロバキアハンガリーチェコといったロシア産原油に大きく依存し、海路の代替輸入能力が限られている国々が打撃を受ける。

ポーランドとドイツに供給する北側のルートは中断が起きていない。

ハンガリーのエネルギー大手MOLとスロバキアのパイプライン運営会社トランスペトロルは、輸送料金の支払いを巡って石油の流れが数日間止まっていることを認めた。

MOLは数週間分の備蓄があり、解決に向け取り組んでいると表明した。

トランスネフチは、7月22日にウクライナのパイプライン運営会社のウクルトランスナフタに対して8月の石油輸送料金の支払い手続きをしたが、手続きが完了せず7月28日に返金され、8月4日から輸送が停止されたとコメントした。

トランスネフチは声明で、支払い手続きをしたガスプロムバンクから、EUの制限措置によって返金されたと伝えられたとした。

バイデン米大統領は9日、フィンランドスウェーデン北大西洋条約機構NATO)加盟を承認する文書に署名した。

バイデン大統領は、フィンランドスウェーデンNATO加盟について「欧州や米国だけではなく世界の安全保障と安定を一段と強化するための重大な分岐点」と述べた。

米上院は先週、賛成95、反対1でフィンランドスウェーデンNATO加盟を承認した。

ロシアが8年前に一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島に駐留するロシア軍の基地で9日、大規模な爆発がありました。

ロシア国防省は、航空機の弾薬庫が爆発したと発表し、攻撃を受けたものではないと説明しています。

ウクライナ国防省も「原因を特定できていない」などとし、公式には関与に言及していません。

一方、アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは9日、ウクライナ政府高官の話としてウクライナ政府に忠誠を尽くすパルチザン部隊が関与した」と伝えています。

また、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は9日、爆発の原因は分析中とする一方、「ロシア政府はウクライナから攻撃を受けたと非難する動機がない。ロシアの防空力が機能していないことを実証してしまうからだ」と指摘し、ロシアとして攻撃を受けたとは言わないだろうとの見方を示しています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、「クリミアはウクライナのもので、われわれは決して諦めない」と述べており、ウクライナ南部をめぐる攻防が激しくなるおそれも出ています。

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#反ロシア#対中露戦

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