https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

IAEAのグロッシ事務局長が発表した声明によりますと、ザポリージャ原発につながる送電線が砲撃によって損傷し、8日、外部からの電力供給が失われたということです。

ザポリージャ原発は6基の原子炉がすべて冷温停止の状態ですが、これを受け原発では非常用の発電機を稼働させ冷却機能を維持しているほか、損傷した送電線の復旧作業も始まっているということで、現時点で安全に問題はないということです。

現在ロシア軍が占拠しているザポリージャ原発は、これまでも相次ぐ砲撃によって一時的に外部電源を失うなど安全性への懸念が広がっています。

グロッシ事務局長は声明で「唯一の外部電源だった送電線を直撃した砲撃は極めて無責任だ。ザポリージャ原発は守られなければならない」として、近くロシアを訪問し、原発の周辺を安全な区域に設定するための協議を前進させたい意向を示しました。

ロシアが8年前、一方的に併合したウクライナ南部のクリミアと、ロシア南部を結ぶ唯一の橋で8日、爆発とともに大きな火災が起き、橋の一部が崩落しました。

爆発が起きたのは、ロシアによるクリミア支配の象徴ともされてきた全長19キロの「クリミア大橋」です。

ロシアの治安機関などでつくる「国家反テロ委員会」は「橋の自動車道路でトラックが爆発し近くを走行していた列車が運搬していた燃料タンクに引火した」と発表し、ロシアで重大事件を扱う連邦捜査委員会は、現場近くで3人の死亡が確認されたとしています。

クリミア大橋は、ロシアにとってクリミアに物資を運ぶ戦略的に重要な補給路で橋の通行が難しくなれば、クリミアに駐留するロシア軍の活動などに影響が出るとみられます。

プーチン大統領はミシュスチン首相に対し、政府委員会を設置して原因究明を急ぐよう指示し、その後、クリミアとロシアを結ぶ電力やガスなどインフラ設備のセキュリティを強化するため、ロシアの治安機関FSB=連邦保安庁に権限を与えたことを明らかにしました。

一方、ウクライナ政府は直接の関与には言及していません。

火災のあと、ロシア側は橋の道路や鉄道について通行などが一部再開したと発表したほか、ロシア国防省ウクライナ南部に展開するロシア軍の補給は陸路や海路を通じて行われているとしていて、影響は限定的だと示すねらいもあるとみられます。

ロシア側は、プーチン大統領の最側近の1人が今月、クリミアで行った会議で「破壊工作やテロ行為の脅威が高まっている」と主張し警戒を強めていて、プーチン政権の今後の出方が焦点となります。

また、ロシア国防省は8日、軍事侵攻の総司令官に新たに陸軍出身のスロビキン氏が任命されたと発表し、ウクライナ軍が東部や南部などで反転攻勢を強める中、戦況の立て直しを急ぎたい考えとみられます。

ロシアが8年前、一方的に併合したウクライナ南部のクリミアとロシア南部を結ぶ唯一の橋で8日、爆発とともに大きな火災が起き、橋の一部が崩落しました。

ロシアの治安機関などで作る「国家反テロ委員会」は、「橋の自動車道路でトラックが爆発し、近くを走行していた列車が運搬していた燃料タンクに引火した」と発表し、ロシアで重大事件を扱う連邦捜査委員会は、現場近くで3人の死亡が確認されたとしています。

人工衛星を運用するアメリカの企業「マクサー・テクノロジーズ」が公開した衛星画像では、列車から炎が上がり、黒い煙が立ち昇っているほか、並行する道路が崩落し、一部が海につかっているのが確認できます。
一方、ウクライナの首都キーウ中心部には橋の爆発をモチーフにした大きな絵が掲げられていて、市民が笑顔で記念撮影をする姿が見られました。

20代の男性は、「私たちウクライナ人は皆、この瞬間を待っていたと思う。これはロシアに勝つための大きな一歩だ」と話していました。

ウクライナ政府は直接の関与には言及していませんが、ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、SNSに投稿した動画で、「われわれの未来は晴れている。それはウクライナ全土、特にクリミアで占領者のいない未来だ」と述べ、改めてクリミアの奪還に意欲を示しました。

この橋は、ロシアによるクリミア支配の象徴とされるとともに、ロシアにとってクリミアに物資を運ぶ戦略的に重要な補給路としての役割を果たしてきました。

プーチン大統領はミシュスチン首相に対し、政府委員会を設置して原因究明を急ぐよう指示していて、プーチン政権の今後の出方が焦点となります。

ロシアが2014年に併合したウクライナ南部のクリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア大橋で8日早朝に大爆発が起きたことを受け、ロシアは9日にダイバーによる被害状況の調査を行う。

ロシア通信社によると、フスヌリン副首相が、ダイバーが現地時間9日午前6時(日本時間同日午後0時)に作業を開始すると述べた。水上でのより詳しい調査は同日中に完了する見込みだという。

クリミア大橋はロシアにとってウクライナに展開する部隊への重要な供給ルート。ロシアが統治するクリミアのアクショーノフ首長は「状況は管理可能」とし、半島には1カ月分の燃料と2カ月分以上の食料があると説明している。またロシア国防省ウクライナ南部のロシア軍部隊について、既存の陸路と海路を通じて完全に供給できる可能性があるとした。

ロシアが8年前一方的に併合したウクライナ南部のクリミアと、ロシア南部を結ぶ唯一の橋で8日、爆発とともに大きな火災が起き、橋の一部が崩落しました。

ロシアの治安機関などで作る「国家反テロ委員会」は「橋の自動車道路でトラックが爆発し、近くを走行していた列車が運搬していた燃料タンクに引火した」と発表しています。

ロシアで重大事件を扱う連邦捜査委員会は、トラックの所有者を特定し、走行ルートや自宅の捜査を進めるとともに、9日は、ダイバーが現場付近を潜って損傷の状況を調べるということです。

爆発についてウクライナ政府は直接の関与には言及していませんが、ウクライナの有力メディアは8日、情報筋の話としてウクライナの情報機関が行った特別作戦だ」と伝えています。

一方、ロシアの独立系のネットメディア「メドゥーザ」は8日、プーチン政権が損傷が深刻だと受け止められないように、ロシアの国営メディアに対して「破壊されたのではなく部分的に損傷した」と伝えるよう助言したと報じました。

また、イギリス国防省は9日、ロシアにとってこの橋はクリミアなどに物資を運ぶ戦略的に重要な補給路だとし、「通行が再開されたことはほぼ確実だが、供給量は大幅に低下する」などと指摘し、ロシア軍の兵力の維持に大きな影響を与える可能性が高いとの見方を示しています。

プーチン政権は戦況で劣勢となる中、クリミア支配の象徴としてきた橋の爆発に神経をとがらせているものとみられ、今後の出方が焦点となっています。

ロシア国防省は8日、ウクライナでの軍事作戦を指揮する総司令官に空軍・宇宙軍の総司令官セルゲイ・スロビキン氏(55)を任命した。この1週間で3人目の軍幹部人事となる。

ロシア軍はこの数週間、ウクライナ北東部と南部でウクライナ軍の反攻を受け撤退などを強いられた。今週、軍の5つの管区のうち2管区の司令官が解任されたと報道されている。

国防省はこれまで総司令官の名前を明らかにしておらず、スロビキン氏の前任が誰かは不明。

ロシアがウクライナ侵攻を開始してから2カ月後の4月、英軍情報当局は、アレクサンドル・ドボルニコフ大将が任命されたと指摘していた。

スロビキン氏は2017年から空軍・宇宙軍の司令官を務めている。国防省のウェブサイトによると、04年のチェチェン共和国への軍事介入でチェチェン駐留部隊を指揮した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ロシアが制圧を目指しているウクライナ東部の戦略的要衝バフムト付近で、非常に激しい戦闘が行われていると述べた。

ウクライナ軍は東部と南部における最近の反転攻勢で数千平方キロメートルの領土を奪還しているものの、当局者らは、同国軍がより強力な抵抗に直面すれば進展のペースが遅くなる可能性があると指摘している。

ロシア軍は、スラビャンスククラマトルスクに通じる主要道路にあるバフムトの制圧を何度も試みている。スラビャンスククラマトルスクは、ロシア側がまだ完全に占領できていないドンバス地方に位置する。

ゼレンスキー大統領はビデオ演説で「特にバフムト方面のドンバスで陣地を維持している。極めて困難で、厳しい戦闘となっている」と述べた。

また西側の同盟国に対し、対空システムの供与拡大をあらためて呼びかけた。

ウクライナ東部ハリコフに1人で暮らすオルガ・コブザールさん(70)は、ロシア軍の砲撃を受けて廃墟と化した団地の1室で、間もなく訪れる厳しい冬を乗り越えようとしている。自宅は電気も水道もセントラルヒーティングも使えず、台所のガスコンロで暖をとる。

コブザールさんが住むのはロシア国境から30キロほどのサルティウカ地区。冬の気温は氷点下20度まで下がり、当局はここ数十年で最も厳しい冬になると警告している。

この団地に残っているのはコブザールさんたった1人。近隣の住戸は砲撃を受け、炎に包まれた。彼女は自宅の損傷こそ免れたが、基本的なライフラインは失われた。

「ここを離れるなんて、とんでもないわ」と話すコブザールさんは、古い本が並ぶ本棚と夫の肖像画を見遣った。自分の安全は亡き夫が守ってくれると信じている。

ウクライナは7カ月にわたる戦火がエネルギー供給網と住宅地域に大きな被害をもたらした。当局は冬の訪れを前に、ロシアが重要なインフラを狙い撃ちするのではないかと危惧。市民に薪から発電機まであらゆるものを備蓄するよう呼びかけている。

ハリコフのテレホフ市長は「なす術がない。ミサイルがどこに落ちるか、何が破壊されるか次第だ。侵略者はわれわれに寒くて暗い冬を過ごさせようとしている」と話した。

<広がる懸念>

都市部の住宅地は、天然ガスを燃料とする発電所によるセントラルヒーティング設備を備えている。しかし窓や壁が破壊された団地ではパイプが凍結し、その地域のセントラルヒーティング設備が破損する恐れがある。

ロシアの侵攻で被害を受けた建物や家屋は5万棟で、国内にある数千の暖房施設のうち大規模なものを含め350カ所が被害を受けたと、当局者が3日、明らかにした。

コブザールさんの住宅からわずか数ブロックのところでは神父のヴィアチェスラフ・コユンさんが、近くに住む高齢者が暖房を使えるよう割れた窓をふさぐ手伝いをしている。

「みんな不安で、ほとんどの住民が去った。1棟に5人ほどしか住んでいない。大半は年金生活者だ。年金暮らしの人を残して引っ越すことはできなかった。それは正しいことではない」とコユンさん。

セントラルヒーティングに障害が発生した場合には電力が頼りになるため、多くの市民が電気式の暖房器具を購入した。しかし専門家によると、市民が一斉に電気の暖房器具を使用すれば、電力供給がひっ迫する可能性がある。

エネルギー省は戦時中だとしてインフラの状況に関する詳細なデータ公表を控えている。おそらくパニックを起こさないようにするためだ。ただ当局は1日、珍しくインフラの被害について発表を行い、9月下旬のロシアの攻撃で南部の2つの変電所が「完全に破壊された」と明らかにした。

<甚大な被害>

先週、ロシアのミサイルが発電施設を攻撃した後、ハリコフの一部地域は数時間にわたり暗闇に包まれた。こうした事態に陥ったのは先月だけで少なくとも2回あった。

ハルシチェンコ・エネルギー相は先月、ロイターのインタビューで、「これまでにエネルギー網が被った損害は甚大だ」と述べた。

戦争の惨禍からほとんど無縁の西部の都市リビウでさえ、混乱に備えて薪を備蓄するよう市長が市民に呼び掛けている。

2015年にロシアからのガス購入を停止し、現在は欧州各国から購入しているウクライナは、西部の施設に天然ガスを貯蔵している。

アナリストによると、西側諸国との対立を激化させているロシアがウクライナ経由の天然ガス輸送を停止した場合、ウクライナ天然ガスパイプラインの圧力を維持し、全地域にガスを供給するのが困難になる恐れがある。

キエフ郊外に住むハリナ・サチェンコさん(76)はガスが供給されるのか不安に感じている。この地域はここ数カ月、ミサイルの攻撃を受けていない。

「薪を買ったけど、長期間使うには足りない。1990年代初頭には石炭を燃やしていたが、最近は石炭も買えない」と、サチェンコさん話す。

一方、ハリコフに住むコブザールさんには寒さよりももっと大きな心配事がある。「霜が降りて寒くなれば、誰かのところに泊まればいい。一番大事なのは息子が元気で、生きて帰ってきてくれること。それ以外は何もいらない」

#NATOexpansion

d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp

#反ロシア#対中露戦

d1021.hatenadiary.jp