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ミャンマー国軍トップのミンアウンフライン総司令官は19日、国家顧問兼外相だったアウン・サン・スー・チー氏(77)の処遇について、訴追中の容疑の全てに判決が出た後に刑務所から自宅軟禁に移すことを検討する考えを示した。

国連でミャンマー問題を担当するノエリーン・ヘイザー事務総長特使が17日に同総司令官と会談し、死刑執行の停止と政治犯の釈放を求めていた。

スー・チー氏は昨年、国軍によるクーデターを受け拘束された。その後、収賄や選挙違反など少なくとも18の罪状で訴追され、うち数件ですでに計数年の禁固刑などの判決が出ている。国軍によると、同氏の身柄は今年6月に首都ネピドーの刑務所の独房に移された。同氏は訴追された容疑の全てを否認している。

国営テレビで読み上げられたミンアウンフライン氏の声明は、「この件は全ての判決が出た後で検討する。(スー・チー氏には)強力な容疑を立件していない。もっと強い対応を取ることもできたが、寛大な処分にした」としている。

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