岸田首相 アフリカへ 円借款に10億ドルの特別枠 中国を念頭 #nhk_news https://t.co/Scd6j2i03Y
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年8月27日
北アフリカのチュニジアで開幕したTICAD=アフリカ開発会議は日本時間の27日夜、「経済」をテーマに最初の全体会合が開かれ、岸田総理大臣がビデオメッセージを寄せました。
この中で、岸田総理大臣は「新型コロナの感染拡大やウクライナ情勢を受けて、アフリカの経済と社会は深刻な影響を受けたが、アフリカは『可能性の大陸』であり、まず重視すべきは民間投資の促進だ」と述べました。
そのうえで、中国によるアフリカへの巨額融資を念頭に、アフリカの人たちの暮らしを向上させるためには透明で公正な開発金融が重要だと指摘し、インフラ整備などのための円借款に最大で10億ドルの特別枠を設けて債務健全化への改革を後押しする考えを示しました。
そして、ウクライナ情勢を背景とした世界的な食料危機への対応として、アフリカの食料生産体制を強化するため農業分野で20万人の人材育成などを行うと説明しました。
岸田首相「アフリカに関するビジネスを最大限支援」 #nhk_news https://t.co/5C635CsX55
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年8月27日
北アフリカのチュニジアで開幕したTICADに合わせて、JETRO=日本貿易振興機構が主催するビジネスフォーラムが開かれ、日本やアフリカの企業関係者およそ300人が参加しました。
岸田総理大臣は会合にビデオメッセージを寄せ「日本とアフリカの間の懸け橋となっているのはフォーラムに参加している皆様だ。モノに投資し、ヒトに投資し、アイデアに投資し、日本とアフリカのビジネスを力強く前進させてほしい」と呼びかけました。
そのうえで「日本とアフリカは課題への解決を共創し『共に成長するパートナー』だ。日本政府もアフリカに関するビジネスを最大限支援する」と述べ、スタートアップの支援やグリーン分野、それに人材育成を特に重視し、官民挙げて投資を促進する考えを強調しました。
岸田首相 アフリカ首脳とオンライン会談 「COP27」へ連携確認 #nhk_news https://t.co/Hkj9BP9Hzw
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年8月27日
北アフリカのチュニジアで開幕したTICADに合わせて、岸田総理大臣は、27日、リビア、エジプト、セネガル、タンザニアのアフリカの4か国の首脳と相次いでオンラインで会談しました。
このうちエジプトのマドブーリ首相との会談では、ことしエジプトで開かれる国連の気候変動対策の会議「COP27」の成功に向けた連携を確認しました。
また、AU=アフリカ連合の議長国を務めるセネガルのサル大統領との会談では、日本からの民間投資に謝意が示され、両首脳はTICADの成果を踏まえ両国関係のいっそうの発展に取り組むことで一致しました。
岸田総理大臣は28日も3人の首脳などとオンラインで会談する予定です。
#アフリカ
自衛隊と米陸軍の共同訓練が始まる 「ジャベリン」実弾射撃も #nhk_news https://t.co/0VrOfiO2MQ
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年8月28日
陸上自衛隊とアメリカ陸軍による日米共同訓練が、熊本県山都町などで始まり、ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナにアメリカから供与されている対戦車ミサイル「ジャベリン」の実弾射撃訓練が行われました。
今回の日米共同訓練は、島しょ部防衛の対処能力の向上を目的に、陸上自衛隊およそ1400人とアメリカ陸軍およそ700人が参加して、28日から九州各地の自衛隊の演習場などで行われています。
このうち、熊本県山都町の大矢野原演習場では陸上自衛隊とアメリカ陸軍合わせておよそ150人が参加して訓練が行われ、その様子が報道陣に公開されました。
訓練では、ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナにアメリカから供与されている対戦車ミサイル「ジャベリン」の実弾射撃訓練が行われました。
「ジャベリン」は、兵士が1人でも運べる機動性を兼ね備えた兵器で、侵攻開始当初の首都キーウ近郊などで活用されました。
28日の「ジャベリン」の訓練はアメリカ軍により行われ、2キロ先の標的に向けて大きな射撃音とともに2発が発射されました。
アメリカ軍が「ジャベリン」を使用した訓練を日本国内で行うのは、初めてだということです。
このほか、自衛隊が持つ対戦車ミサイルの実弾射撃訓練も行われました。
九州各地での日米共同訓練は、9月3日まで行われる予定です。
#外交・安全保障