イラン、騒乱起きたイラクとの国境閉鎖 航空便も停止=国営TV https://t.co/uW2iKvenL5
— ロイター (@ReutersJapan) 2022年8月30日
イランはイラクとの国境を閉鎖し、国民にイラクへの渡航を避けるよう求めた。内務省高官が30日、国営テレビに明らかにした。イラクではイスラム教シーア派の指導者サドル師が政治活動から引退する意向を表明したことを受け、衝突が発生していた。
イラクの首都バグダッドで29日、サドル師支持者と対立勢力が衝突し、少なくとも20人が死亡した。
イラン国営テレビによると、「騒乱が続いている」イラクへ向かう全ての航空便が停止された。
サドル師が支持者に抗議行動中止命令、イラク首都での衝突受け https://t.co/2L3GPImYOq
— ロイター (@ReutersJapan) 2022年8月30日
イラクのイスラム教シーア派指導者サドル師は30日、支持者たちに首都バグダッド中心部での抗議行動を中止するよう命令した。
29日にはサドル師の支持者と、対立関係にあるイランに近い別のシーア派勢力や治安部隊らが衝突して22人が死亡。同師はこうした暴力行動を非難するとともに、支持者にバグダッドの旧米軍管理地域(グリーンゾーン)から退去するよう指示した。
同師は「これは革命ではない、平和的な色合いが失われているからだ。イラク人の血が流れるのは許されない」と訴えた。
一連の抗議行動は、同師が政治の世界から引退すると表明したことがきっかけ。同師が率いる政党は昨年10月の総選挙で最多議席を獲得したものの、その後連立政権樹立に向けた他勢力との協議が失敗。政治の停滞を巡り、国民の間には不満がくすぶっている。
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