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7日のニューヨーク原油市場では国際的な原油取り引きの指標となるWTI先物価格が一時、1バレル=81ドル台まで下落しました。

1バレル=81ドル台をつけるのはことし1月以来、およそ8か月ぶりです。

背景には中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大している影響で、需要の回復が遅れていることに加えて、欧米など各国の中央銀行による金融の引き締めによって世界的に景気が減速することで、原油の需要が落ち込むことへの懸念が強まっていることがあります。

ロシアによる軍事侵攻でWTI先物価格はことし3月初旬に一時、1バレル=130ドルを超え、世界的なインフレを加速させる要因となりました。

その後は世界的な景気減速への懸念から下落に転じ、OPEC石油輸出国機構にロシアなどが加わるOPECプラスは5日、価格を下支えするため来月の原油の生産量の減産を決めています。

市場関係者は「中国の景気が低迷すれば原油価格の下落傾向が続くのではないかとの見方が出ている」と話しています。

7日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて435ドル98セント高い、3万1581ドル28セントでした。

ダウ平均株価の値上がりは3営業日ぶりです。

FRBのブレイナード副議長が講演で金融引き締めが経済に悪影響を及ぼすリスクに触れたことをきっかけに金融引き締めが長期化することへの懸念が後退して買い注文が増えました。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.1%の大幅な上昇で、8営業日ぶりに上昇に転じました。

市場関係者は「原油価格の下落も株価の値上がりにつながった。先月下旬にFRBのパウエル議長が講演で利上げを続ける姿勢を鮮明にして以降、続いていた株価の下落傾向にひとまず歯止めがかかった」と話しています。

11万円超のスマートフォン
アップルが7日、スマートフォンの最新モデル「iPhone14」シリーズを発表。カメラ機能がアップグレードされ、非常時用の衛星通信機能が追加された。スタンダードモデルの価格は799ドル(日本では税込み11万9800円から)で、今月16日に発売予定。画面サイズ5.4インチの「ミニ」はなくなり、6.7インチのモデルが新たに加わった。アップルウオッチと「エアポッド」の新モデルも発表した。

インフレとの闘い
米連邦準備制度理事会FRB)のブレイナード副議長は7日、インフレを押し下げるため「必要な限り対応を続ける」と言明。政策金利を景気抑制的な水準まで引き上げ、当面その水準にとどめる必要があるとの見解を示した。その上で、将来的に政策引き締めを巡るリスクが二面的な側面を強めることになるとも指摘した。クリーブランド連銀のメスター総裁も2023年の早い時期までに政策金利を4%超に引き上げ、その後しばらくその水準で据え置くことが必要になるとの考えを改めて示した。

為替介入
財務省は円相場の急落を止めるための為替介入に慎重な姿勢を堅持した。米財務省のグウィン報道官は7日、イエレン財務長官が7月の訪日時に円相場や為替介入について議論して以降、同省のスタンスが変わったか否か質問を受け、「現時点で付け加えることはない」と答えた。円はニューヨーク時間7日に一時1ドル=145円に迫り、連日で24年ぶり安値を付けた。

サッチャー政権以来
英ポンドも下落した。7日の取引では一時1ポンド=1.14ドルちょうどに接近し、サッチャー政権時代の1985年以来の安値となった。英国は2桁台の高いインフレ率に加え、リセッション(景気後退)の長期化見通しという二重の脅威にさらされている。ドルの強さも重しとなった。

ガス不足
エネルギー企業の複数の幹部によると、欧州のガス不足は少なくとも2025年まで続く見通しだ。ロシアの天然ガス供給を失ったことで、今後数カ月に気温が下がれば貯蔵施設のガスは急速に減少するという。独ユニパーのニーク・デンホランダー最高商務責任者(CCO)は「次の冬に欧州の問題は一段と大きくなる恐れがある」と指摘した。

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