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サウジアラビアやロシアなどの主な産油国で作る「OPECプラス」は今月、来月以降の原油の生産量を1日当たり200万バレル減らすことを決めました。

これを受け、これまで増産を求めてきたアメリカ政府は「決定は彼らがロシアと同調しているものだと受け止めている」と批判し、サウジアラビアとの関係を見直す意向を示しています。

これに対しサウジアラビア外務省は、13日の声明で「減産の決定は、市場を考慮して決められたものだ。国際紛争のどちらかの側についているとか、決定においてアメリカに対する政治的な動機があったという事実はない」と主張し、アメリカに反論しました。

そのうえで、アメリカとの関係については「80年以上にわたって築かれた戦略的なものだと考えている」としていて、サウジアラビアとしては安全保障上の同盟関係にあるアメリカとの関係が冷え込むことを避けたいねらいがあるものとみられます。

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