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鈴木財務大臣と日銀の黒田総裁はアメリカのワシントンで開かれていたG20=主要20か国の財務相中央銀行総裁会議を終えて記者会見しました。
鈴木大臣は円安が再び加速していることについて「過度な変動には適切な対応をとる」と述べ、改めて市場の動きを強くけん制しました。

この中で、鈴木財務大臣は、一時、32年ぶりに1ドル=147円台後半まで円安が進んだことについて「投機による過度な変動は容認できず、為替市場の動向を高い緊張感をもって注視しているところだ。過度な変動には適切な対応をとりたい」と述べ、必要な場合には市場介入も辞さないという姿勢を示しました。

鈴木大臣はG20の会議で、為替が大きく変動して世界経済に影響を及ぼしているという問題意識を各国と共有できたことは大変意味があったとしています。

一方、ともに会議に出席した日銀の黒田総裁は、物価目標の持続的・安定的な実現を目指して今の大規模な金融緩和を継続することをG20各国に説明したと述べました。

そのうえで、「欧米が非常に高いインフレのもとで金利を引き上げているのは適切で正しいと思うが、日本経済はアメリカなどに比べると回復のテンポが遅いことも事実で回復を支援していくことが必要だ。金利を上げられないという意味ではなくて経済・物価に対して最も適切な金融政策や金利を考えると、いま金利を引き上げることは必要ないし適切ではない」と述べました。

また、鈴木財務大臣は来年、新潟市で予定されているG7=主要7か国の財務相中央銀行総裁会議を5月11日から3日間の日程で開催することを明らかにしました。

来年の「G7広島サミット」に伴う閣僚会合の1つである財務相中央銀行総裁会議新潟市で開催されることが決まっています。

鈴木財務大臣は、日本時間のけさワシントンで会見し、この会議について5月11日から13日までの3日間の日程で開催すると明らかにしました。

会議には、G7各国の閣僚や中央銀行の総裁が集まり、世界経済の情勢や金融政策などについて意見を交わすことになります。

#アベノミクス#リフレ#金融政策#円安政