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一連の報道を受け、石川県内の公立小学校に勤める現役の男性教員がNHKの情報提供窓口、「ニュースポスト」に投稿を寄せ、匿名を条件に取材に応じました。

教員によりますと、勤務する小学校では、5年生の2学期ごろから昼休みや放課後などを使って「過去問」を解かせるということです。

そして、6年生になると4月のテスト直前は授業の時間にも教科書は使わず、繰り返し「過去問」を解かせることが常態化しているといいます。

授業が遅れた分は、学力テストのあと、2、3時間分の内容を1時間にまとめて教えることで取り戻しているということです。

職場の教員の多くはこうした対応に疑問を感じながら子どもたちに指示しているといい、教員は「受験勉強であれば子どもたち自身に結果が返ってきますが、学力テストの場合、どんなに頑張って対策しても、何も返ってきません。『あの勉強に何の意味があったのか』と、成長したあと、子どもたちは考えると思う」と複雑な胸の内を明かしました。

石川県教育委員会はこれまでのNHKの取材に対し、「全国学力テストの取り扱いを適切に行うよう、毎年、通知を出しており、その趣旨と合わない行き過ぎた取り扱いがあれば、市や町を通して指導したい」としています。

このほか、教員は、「学力テストの前日に問題を確認したり、テストの際、決められた試験時間を延長して問題を解かせたりすることも一部で行われたと聞いている」とテストの結果の信頼性にかかわる対応についても語りました。

石川県教職員組合が県内の教員を対象に行った調査でも、「テストが到着後、すぐに開封するように指示があった」「管理職の指示でテストの時間を15分延長した」といった回答が寄せられています。

文部科学省NHKの取材に対し、「個別の事案については把握していないのでコメントできない」としたうえで「問題用紙は施錠できる場所で厳重に管理するなどマニュアルがあり、各学校はそのマニュアルに沿って対応しているものと考えている」としています。

国学力テストの「事前対策」は、石川県以外の地域でも行われていたことが、各地の教職員組合の調査で分かっています。

NHKの取材では、正答率が全国トップクラスの秋田県富山県など、石川県を含めた合わせて8つの県で、ことしのテストに向けた「事前対策」が行われていたという調査結果が明らかになりました。

また、宮城県では、去年のテストについて「事前対策」が行われていたことが分かり、調査で寄せられた回答の中には、テストの直前に授業内容を変更し、「過去問」を解かせたというものもあったということです。

文部科学省は、学力テストの問題は「良問」だとして活用すること自体は推奨していますが、正答率の上昇だけを目的にテスト実施前に集中的に過去問や対策問題を解かせることや、テスト対策としての指導を授業の進行に影響がある形で授業時間を削って行うのは「行き過ぎた対策」だとしていて、適切に対応するよう求めています。

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