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27日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は一時400ドルを超える値上がりとなりました。アメリカのことし7月から9月までのGDPの伸び率が3期ぶりのプラスとなり市場予想を上回ったことから、景気の先行きへの期待が広がって取り引き開始直後から買い注文が増えました。一方、27日のニューヨーク外国為替市場の円相場は1ドル=146円を挟む水準で取り引きされています。

3四半期ぶりの成長
7-9月の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率2.6%増と、3四半期ぶりにプラス成長となった。予想中央値は2.4%増だった。個人消費が1.4%増え、市場予想(1%増)を上回った。サービス支出は2.8%増。一方、財への支出は1.2%減少し、3四半期連続のマイナスとなった。 設備投資は機器と知的財産がけん引する形で力強く拡大した。個人消費支出(PCE)価格指数は、7-9月に年率4.2%上昇。2020年10-12月(第4四半期)以来の低い伸びにとどまった。

景気よりインフレ
ECBは0.75ポイントの利上げを発表した。中銀預金金利はこれまでの2倍となり、10年余りで最高。リセッション(景気後退)の可能性が高まる中でも記録的インフレを抑え込むことを優先した。0.75ポイント利上げはエコノミストの予想通りだった。7月利上げ前までマイナスだった中銀預金金利は1.5%に引き上げられた。ECBは「インフレ率は引き続きあまりにも高く、長期にわたって目標を上回り続ける見込みだ」と指摘。政策委員会は「一段の利上げを想定している」と表明した。短期金融市場では利上げ幅予想が低下し、ユーロは下げ幅を広げた。

「忍耐」求める
フェイスブックの親会社、メタ・プラットフォームズの株価が急落。一時25.8%下げた。前日の取引終了後に示した10-12月(第4四半期)売上高見通しは、アナリスト予想の下限付近にとどまった。デジタル広告各社がすでに厳しい時期を迎えている中、同社はまだ実績が乏しい分野での取り組みを強化している。これに絡むコスト急増にマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は言及し、投資家に「忍耐」を求めた。同氏は短編動画やビジネス用メッセージサービス、メタバースといった領域に大きく賭ける取り組みが正しい方向に向かっていると確信していると言明した。

注目決算
アマゾンが27日夕に発表した10-12月(第4四半期)売上高予想は1400億-1480億ドルと、市場予想(1555億2000万ドル)を下回った。株価は時間外取引で21%の急落。7ー9月(第3四半期)は増収となったが予想を下回った。アップルが発表した7ー9月(第4四半期)は収入が901億5000万ドルと、市場予想(886億4000万ドル)を上回った。ただ、サービス収入が予想を下回ったほか、スマートフォンiPhone」の売り上げが予想にわずかに届かなかった。株価は時間外で下げ幅を拡大し、4%安。

戦略に失望
スイスの銀行クレディ・スイス・グループが27日発表した大規模な事業戦略について、多くのアナリストや投資家は幾つかの最も決定的な要素がしばらく確定しないとして懸念を示したほか、同行の事業変革が十分な内容かどうか疑問を呈する声も上がった。クレディSの株価は27日に19%急落して引けた。1日当たりの下落率として過去最大だった。

日立製作所の先月まで半年間のグループ全体の決算によりますと、売り上げは前の年の同じ時期より12.1%増えて5兆4167億円となりました。

円安の効果として4470億円の業績の押し上げがあり、売り上げは、この時期としては過去最高となりました。

また、本業のもうけを示す営業利益は4.7%増えて3246億円となりました。

DX=デジタルトランスフォーメーションの関連事業が好調だった一方、原材料価格の高騰による影響もあり、売り上げの伸びに対して営業利益の伸び率は低い結果となりました。

一方、今年度1年間の業績見通しは、円安の効果を見込んで、売り上げを昨年度より1.3%多い10兆4000億円に上方修正しました。

また、最終的な利益は、日立金属と日立建機の株式の売却益を計上するなどして、過去最高の6000億円を見込んでいます。

オンラインで記者会見した河村芳彦副社長兼CFOは、円安について「自動車メーカーの場合は、輸出による円安の効果が大きく出るが、当社の場合は、外国で作って外国で販売するため、もう、そういう構造にはなっておらず、為替に対しては、ニュートラル=中立な構造になっている」と述べました。

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