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— 平嶋夏海 (@nacchan_h0528) October 28, 2022
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【速報 JUST IN 】「餃子の王将」社長殺害事件 56歳暴力団幹部に逮捕状 京都府警 #nhk_news https://t.co/P2XKJNn89l
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年10月27日
9年前、「餃子の王将」を展開する会社の社長が京都市の本社前で拳銃で撃たれて殺害された事件で、警察は特定危険指定暴力団・工藤会系の暴力団幹部が事件に関わった疑いがあるとして殺人などの疑いで逮捕状を取りました。
捜査関係者によりますと警察が逮捕状を取ったのは福岡にある特定危険指定暴力団・工藤会系の56歳の暴力団幹部です。
9年前の12月、「餃子の王将」を展開する会社の社長だった大東隆行さん(当時72)を京都市の本社前で拳銃で撃って殺害したとして、殺人などの疑いが持たれています。
警察は現場近くで見つかったたばこの吸い殻から検出されたDNAの型が、この幹部のものと一致したことなどから事件に関わった疑いがあるとみて調べていました。
ただ、これまでの捜査では大東さんや会社との間に接点は確認されていないということで、警察は何者かに依頼され大東さんを銃撃した疑いもあるとみて、逮捕状を用意したうえで背後関係など慎重に捜査を進める方針です。
この暴力団幹部は平成20年に福岡市で大手建設会社「大林組」の社員などが乗った車に拳銃を発砲したとして4年前に逮捕・起訴され、現在は福岡県内の刑務所に服役しています。
事件が起こったのは9年前の平成25年、12月19日の早朝でした。
午前7時ごろ、全国で「餃子の王将」を展開する京都市山科区の「王将フードサービス」の本社前の駐車場で、社長だった大東隆行さん(当時72)が自分の車の脇で拳銃で撃たれて倒れているのが見つかりました。
大東さんは至近距離から胸や腹を4発撃たれ、死亡しました。
大東さんは朝早く出社しほかの社員が来る前に1人で本社の前を掃除するのが日課でした。
このため警察は、当日、自宅を車で出たあと午前5時45分ごろまでの間に会社に到着し車を降りた直後に襲われた可能性が高いとみて捜査していました。
犯行に使われたのは25口径の小型の拳銃で、至近距離から胸や腹に4発の銃弾が撃たれていました。
一方で、車などには多額の現金が残されたままになっていました。
このため、警察は強盗目的ではなく拳銃の扱いに慣れた人物が大東さんの行動パターンを調べたうえで待ち伏せした計画的な犯行とみて捜査を進めました。
その後、近くの防犯カメラに現場から走り去るバイクのライトが写っていたことが分かりました。
事件の翌年には現場から北東に1.5キロほど離れた京都市山科区で乗り捨てられたバイクが見つかり、ハンドルからは銃を発射した際に残る硝煙反応が確認されました。
バイクは事件の2か月ほど前に京都府城陽市で盗まれたもので、警察は犯人がこのバイクで現場から逃走したとみて捜査を続けました。
警察が現場近くの遺留品についても詳しく調べたところタバコの吸い殻が見つかり、検出されたDNAの型が福岡県にある特定危険指定暴力団・工藤会系の暴力団幹部のものと一致しました。
警察はこの幹部が福岡から現場に来ていたとみて詳しい足取りなどをたどりましたが、事件に関わったことを示す直接的な証拠はなく大東さんや会社とこの幹部や工藤会の間にトラブルや接点は確認されていませんでした。
警察は幹部が何者かに依頼されて大東さんを銃撃した疑いがあるとみて慎重に調べていましたが、背後関係がわからないまま捜査が長期化していました。
関係者によりますと、こうした状況に捜査当局の中では逮捕に向けて積極派と消極派で判断が分かれる場面があったということですが、いまの体制で積極的な意見が強まったということです。
事件当時、暴力団幹部が現場にいたことなどを示す状況証拠を整理し積み重ねることで、事件への関与が立証できると改めて判断し、逮捕状の請求に踏み切ったとみられます。
今回の急展開について複数の捜査関係者は「今になって決定的な証拠が新しく出てきたわけではないが、背後関係も含めて事件の解明を進めたい」と話しています。
まもなく発生から9年となる事件は重大な局面を迎えました。
警察は暴力団幹部の取り調べを突破口に全容解明に向けて捜査を進めるものとみられます。
「餃子の王将」は「王将フードサービス」が全国に展開する中国料理のレストランチェーンです。
ホームページによりますと昭和42年に京都市内に1号店を開き、ことし3月現在、直営やフランチャイズ方式で国内外に734の店舗があります。
従業員はおよそ2300人で昨年度の売り上げは847億円余りです。
大東隆行さん(当時72)は創業者の義理の弟で、創業から2年後の昭和44年に入社し昭和59年に取締役に昇進したあと、副社長を経て平成12年に社長に就任しました。大東さんは店舗ごとに独自のメニューを取り入れるなどユニークなサービスで「餃子の王将」を業界大手のレストランチェーンに育て上げました。
みずから本社前の掃除をしたり、料理の割引券を配ったりするなど“庶民派”の名物社長として知られていました。
事件を受けて「餃子の王将」を応援しようと店には多くの客が訪れネット上でも食べた餃子の写真を掲載し、大東さんの死を悼む声が広がりました。
こうした「追悼餃子」と呼ばれる励ましの来店客の急増で、王将の売り上げは平成25年度に過去最高を記録しました。
身近な全国チェーンの社長が会社のすぐそばで射殺されるという凶行は、社会をしんかんさせました。
【解説】「餃子の王将」社長射殺事件 容疑者像や事件の構図は #nhk_news https://t.co/PoGs15B65x
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年10月28日
Q.警察が逮捕状をとった暴力団幹部はどのような人物か。
A.田中容疑者は、福岡の暴力団「工藤会」の2次団体に所属する暴力団幹部で、14年前(2008年)の民間を狙った銃撃事件の実行犯として服役中でした。関係者によると、その事件で逮捕された後に工藤会内部での役職が「専務理事」から、1つ上の「上席専務理事」に昇任していたといいます。
工藤会は、警察の徹底した取り締まりによって、北九州市の本部事務所が撤去されたほか、組織のトップが去年、死刑判決を受けるなどして弱体化が進んでいます。
こうした中でも、田中容疑者の所属する組は活発な活動を続けているとみられ、工藤会で上位の位置づけだといいます。
今回の事件で、被害者の大東社長は、至近距離とはいえ、胸や腹に4発の銃弾を受けていることから、暴力団関係者など銃の扱いに慣れた人物による銃撃とみられていました。
Q.事件の構図はどこまで分かっていて、捜査は今後、どのように進んでいくか。
A.今回逮捕される田中容疑者は、現場の「実行犯」の疑いがあるとみられています。また、容疑者は工藤会に所属していますが、大東社長や餃子の王将と、工藤会や暴力団組織との接点を示す決定的な証拠は、これまでの捜査では確認されていないということです。つまり、この事件は、どのような動機や背景があって、誰の指示によるものかといった「構図」が明確になっていないと言えます。その状況は今回の逮捕状の取得が、実行犯の疑いがある人物のみにとどまっていることからも伺えます。
捜査関係者によりますと、この9年間の捜査では、現場から証拠が出ながら、指示を出した人物など「構図」が明確にならなかったことで、逮捕を検討しながらも着手を見送ることが繰り返されてきたといいます。
こうした中で、事件を解明する上で警察が着目する要素のひとつが、事件の3年後に会社が公表した、第三者委員会による「調査結果」です。報告書では、会社と暴力団など反社会的勢力との関係はなかったと結論付けています。その一方で、会社が特定の関係者との間で「不適切な取り引き」を繰り返し、多額の損失を出していたことを指摘しています。そうした中で、この「不適切な取り引き」の解消に向け中心的に動いたのが、被害者の大東社長だったということです。
また第三者委員会とは別に、社内でも、役員などが中心となって調査報告書をまとめていて、その1か月後に、事件は起きました。このため警察は、こうした不適切な取り引きや、社内の調査結果がまとめられた時期と、事件との関連についても捜査を続けてきました。
警察が、実行犯の疑いがある人物の逮捕をきっかけに、関係者への捜査を進め、事件の構図や背景を明らかに出来るかが今後の焦点となると思います。
【速報 JUST IN 】「餃子の王将」社長射殺事件 別事件で服役中の暴力団幹部逮捕 #nhk_news https://t.co/jRH7gwpLcb
— NHKニュース (@nhk_news) October 28, 2022
平成25年12月の早朝、全国で「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」の京都市の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)が拳銃で撃たれて死亡した事件で、警察は27日、福岡県にある特定危険指定暴力団・工藤会系の暴力団幹部、田中幸雄容疑者(56)が事件に関わったと判断し、殺人などの疑いで逮捕状を取りました。
田中容疑者は平成20年に福岡市で大手ゼネコン「大林組」の社員などが乗った車に拳銃を発砲する事件を起こしたとして4年前に逮捕されて現在は福岡刑務所で服役しています。
警察は京都から捜査員を派遣して刑務所内で逮捕しました。
これまでの捜査では現場近くで見つかったたばこの吸い殻から検出されたDNAの型が、田中容疑者のものと一致したということです。
一方で、大東さんや会社との接点は確認されていないということで、警察は何者かに依頼された疑いもあるとみて、京都に移送し本格的に取り調べることにしています。
田中容疑者は北九州市の特定危険指定暴力団、工藤会の2次団体石田組に所属する暴力団員です。今回の事件が起きる5年余り前に、福岡市で民間企業がねらわれた事件に実行犯としてかかわっていました。
14年前の平成20年1月に福岡市博多区で大手ゼネコン「大林組」の九州支店の社員が乗った乗用車が拳銃で銃弾4発を撃ち込まれた事件で、田中容疑者は4年前、銃刀法違反などの罪で逮捕・起訴されました。
裁判で事件への関与を否定しましたが判決では「直接の動機は不明だが工藤会や石田組が自分たちの利益のために大手ゼネコンを威迫する意図があったことがうかがわれ、反社会的な犯行として厳しい非難に値する」として懲役10年を言い渡され確定しています。
関係者によりますと田中容疑者はこの事件で逮捕された後、工藤会内部での役職が「専務理事」から1つ上の「上席専務理事」に昇任していたということです。
事件があった2013年当時、田中容疑者が所属する特定危険指定暴力団・工藤会は北九州市を中心に市民を標的にした襲撃事件を繰り返していました。
福岡県内では、2011年に、暴力団への利益供与を断るよう業界の関係者に呼びかけていた建設会社役員が射殺されたほか2012年には、長年、工藤会捜査を担当した福岡県警の元警部が銃撃され大けがをしたり、「暴力団員立入禁止」の標章を掲げていた飲食店の女性経営者が刃物で切りつけられたりする事件が起きました。
また、2013年には、工藤会トップの野村悟被告が施術に不満を持っていたとされる美容外科クリニックの看護師が帰宅途中に顔などを刃物で刺されました。
これらの事件すべてが裁判で工藤会による犯行と認定されています。一方、北九州市では京都で事件があった翌日、過去に工藤会に殺害された漁協の元組合長の弟で、別の漁協の組合長をしていた男性が何者かに拳銃で撃たれて死亡する事件が起きていて、警察は暴力団が関わったとみて捜査を続けています。
市民を無差別にねらった事件が繰り返される中、2012年には、福岡県公安委員会が施行されたばかりの改正暴力団対策法にもとづき、工藤会を全国で初めて「特定危険指定暴力団」に指定。警察は、「壊滅作戦」と呼ぶ徹底的な取締りを行い2014年にトップの野村被告らを逮捕しました。
一方2013年当時、福岡県内では抗争事件を繰り返していた「道仁会」と当時の「九州誠道会」の2つの暴力団が「特定抗争指定暴力団」に指定されていて、改正暴力団対策法にもとづく新たな制度がいずれも福岡県内の暴力団に適用されるという、深刻な治安状況になっていました。
市民を標的とした襲撃事件を繰り返した工藤会に対し、警察は「壊滅作戦」と呼ぶ徹底的な取締りを行い2014年、トップの野村悟被告を逮捕。合わせて4人の市民を死傷させた事件で、去年8月、福岡地方裁判所が死刑判決を言い渡し野村被告は控訴しています。
一連の取締りの結果、福岡県内の構成員は去年末の時点でおよそ200人と、ピークだった平成20年の730人と比べ3分の1以下に減っています。
また、北九州市にあった主要な事務所の撤去も相次ぎ、おととしまでに本部事務所が解体されたほか、ことし3月までに野村被告の出身組織でもある「田中組」の本部事務所も撤去され、組織の弱体化が進んでいるとみられます。
捜査関係者によりますとこうした中、現在、工藤会の活動を主導しているとみられるのは本部が置かれていた北九州市ではなく、福岡市などを拠点とする傘下組織だということです。
このうちの1つが、「石田組」で、逮捕された田中容疑者は、この「石田組」の幹部を務めているということです。
王将フードサービスの渡邊直人社長は、京都市山科区の本社前で午前10時半ごろ記者団に対し「けさニュースで知って大変驚いた。事件以来、ずっと解決することを願っていた。すべての社員や協力してくれた人に感謝したい」と述べました。
そのうえで「私自身としても突然のことで、警察からも詳細を聞いていない。早期解決を願いつつ、警察の捜査に協力していきたい」と述べました。
「王将フードサービス」は事件から2年後の平成27年、今回、逮捕状が出た暴力団幹部の存在が報道されたことを受けて、弁護士などによる第三者委員会を設け、翌年3月「調査結果」を公表しました。
この中で、取り引き先などを調査した結果、会社と暴力団などの反社会的勢力との関係は確認されなかったと結論づけています。
一方、報告書は「王将フードサービス」では大東さんが社長になる前、創業家が経営権を握っていた時代に、特定の企業グループと不適切な取り引きが繰り返されていたことを明らかにしています。
報告書によりますと、不適切な取り引きが行われたのは平成7年ごろから17年ごろにかけてで、創業家出身の役員が主導して企業グループとの間で経済合理性のない多額の貸し付けや、不動産の売買が繰り返され、およそ170億円の損失を出していたとしています。
こうした取り引きなどで経営危機に陥った会社を立て直そうとしたのが、平成12年に社長に就任した大東さんで、債権の放棄や不動産の売却などを行って、平成18年にはすべての清算を終えたとしています。
その後、会社は東証1部への上場を目指していましたが、証券取引所などから、この企業グループや創業家との関係を問題視され、平成24年に自力での上場を断念せざるを得なかったということで、翌年の7月になって上場していた大証の統合に伴う形で東証1部に移行しました。
そして、事件の前月の平成25年11月には、以前の創業家による経営の問題点や、企業グループとの不適切な取り引きの詳細をまとめた書面が、社内で作成されていたということです。
この企業グループについて、会社側は反社会的な勢力という認識はないとしています。
#法律
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元衆議院議員の名前でビラ配布 福岡市議が議員を辞職 #nhk_news https://t.co/62SrN8q3Vw
— NHKニュース (@nhk_news) 2022年10月28日
福岡市の堀本和歌子市議会議員は、ことし8月、元衆議院議員の男性の名前で「旧統一教会の式典で、韓日トンネルへの賛意と祝辞を述べさせていただきました」などと記したビラをおよそ200枚、選挙区の博多区内で配ったとして警察から任意で事情を聞かれました。
これを受けて堀本氏は責任を取りたいとして、28日、市議会に辞職願を提出し、直ちに許可され議員を辞職しました。
その後、堀本氏は記者会見を開き「私自身で作成し、投かんしたのは間違いない。男性などに多大なるご迷惑をおかけし、おわび申し上げたい」と謝罪しました。
そのうえで「真実を市民に伝えたいという気持ちでやった。なりすましたつもりはなく、事実だけを書けば名誉毀損にも当たらないと考えたが、軽率で反省している」と述べました。
堀本氏は41歳。
前回・3年前の市議会議員選挙でこの元衆議院議員の男性らと争い僅差で初当選していました。
ことし8月8日の未明に福岡市博多区内で撮影された防犯カメラの映像です。
堀本氏とみられる帽子をかぶった人物が、白い袋を持ってマンションの中に入ってくる様子が写っています。
黒色のマスクをつけて、長袖の服に長ズボンという姿で、ポストに次々とビラのようなものを投かんしています。
そして、およそ4分間かけて投かんしたあと、足早にマンションから出ていきました。
また、その後同じ日の早朝、博多区内の別の場所で撮影された防犯カメラの映像には、堀本氏とみられる白い袋を持った人物が、迎えに来たとみられる白い車に乗り込み、その場を離れる様子が写っています。
堀本氏が投かんしたビラには、元衆議院議員の男性の名前を名乗ったうえで「旧統一教会の式典で元衆議院議員として韓日トンネルへの賛意と、祝辞を述べさせていただきました!」などと大きくオレンジ色の文字で書かれています。
そしてビラの下の部分には、男性が韓国で開かれた旧統一教会の式典に参加した際の写真とともに、式典の動画が視聴できるQRコードが掲載されています。
元衆議院議員の男性はNHKの取材に対し「当日の朝、知人からの連絡でビラのことを知り、ぞっとした。3年前に旧統一教会の式典でスピーチしたことはあるが、今は接点は全くない。意図的にビラを配るのは悪質だ」と話していて、警察に告発したということです。
#アウトドア#交通