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アメリカの中間選挙は4年ごとの大統領選挙の中間の年に行われる連邦議会などの選挙で、ことしは▽上院の100議席のうち35議席と▽下院の435議席すべてが改選されます。

投票は、現地時間の8日、日本時間の8日夜8時から東部の州などで始まり、現在、全米各地で行われています。

議会では現在、上下両院ともに与党・民主党が主導権を握っていますが、事前の世論調査のまとめでは▽下院は野党・共和党が優勢で過半数議席を確保する勢いとなる一方▽上院は多数派の確保をめぐって激しい競り合いとなっていました。

選挙戦で、民主党は、バイデン大統領が、共和党からおととしの大統領選挙の結果を受け入れていない候補者が数多く立候補しているとして「いまこそ民主主義を守るときだ」と訴え、支持を呼びかけました。

これに対し、共和党は、トランプ前大統領が記録的なインフレはバイデン政権が招いたなどとして「国が破壊されるのを止めたければ共和党に投票すべきだ」と訴えました。

また、トランプ氏は「今月15日に重大な発表を行う」と明らかにし、選挙の結果を踏まえ、2年後の大統領選挙への立候補を表明するのか注目されます。

中間選挙の開票は一部の州で日本時間の午前8時から始まります。

2024年の米大統領選挙で鍵を握るとみられるミシガン州の州務長官選挙は、前回の大統領選で勝利していたとのトランプ前大統領の虚偽の主張を支持する共和党候補が落選した。

エジソン・リサーチの予測によると、民主党候補のジョスリン・ベンソン氏が共和党のクリスティナ・カラモ氏に勝利した。

アリゾナ州ネバダ州の州務長官選挙でもトランプ氏の敗北を認めない「選挙否定派」が立候補しているが、いずれも結果が判明していない。

市民団体や憲法学者は、選挙否定派の州務長官が24年の大統領選の結果を認めないことを懸念している。

非営利団体ステーツ・ユナイテッド・アクションによると、全米50州のうち30州で選挙を監督する役職(知事、州務長官、州司法長官)の少なくとも1つに選挙否定派が候補者として名を連ねている。

多くの州でまだ票の集計中だが、同団体によると9日未明の時点で、8つの州で12人の選挙否定派が選挙を管理する地位を得た。

13の州で選挙否定派が州務長官選に立候補し、これまでのところ3人が当選、2人が落選、8州は未確定という。

#米大統領

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