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天皇皇后両陛下は「全国豊かな海づくり大会」に出席するため、12日から2日間の日程で兵庫県を訪問されています。

午後には、神戸市にある理化学研究所計算科学研究センターを訪れ、理事長らの案内で、スーパーコンピューター「富岳」を視察されました。

研究員らからは、「富岳」が新型コロナウイルスの飛まつの広がり方を調べるシミュレーションに活用され、国の感染対策のガイドラインにも生かされたことなどについて説明を受けられました。

このあと、両陛下は、滞在先の神戸市内のホテルに入り、地元の小中学生が海や川などをテーマに描いた絵画や習字をご覧になりました。

両陛下は、絵を描くなどした子どもたちに「絵を描くのは好きですか」などと質問されていました。

両陛下は13日、明石市で開かれる海づくり大会の式典に出席されます。海づくり大会は、両陛下が出席する恒例行事のひとつですが新型コロナウイルスの影響でおととしは大会が延期となり、去年はオンラインでの開催となっていて、両陛下が開催地を訪問されるのは3年ぶりです。

戦後、日本が主権を回復した1952年にローマ教皇昭和天皇が交わした複数の親書がバチカンに保管されていることが分かりました。教皇が日本の主権回復を祝ったのに対して、昭和天皇が感謝の意を示した内容などが含まれていて、国際政治史に詳しい専門家は、戦後の両国の関係を研究するうえで貴重な史料だとしています。

保管されていたのは、1952年にローマ教皇のピウス12世と昭和天皇が交わした複数の親書で、国際政治史が専門の日本大学の松本佐保教授が、ローマ教皇庁があるバチカン使徒文書館でおととし公開された機密文書を調査して確認しました。

このうち、1952年10月にピウス12世が昭和天皇に宛てた親書では、この年の4月にサンフランシスコ平和条約が発効して日本が主権を回復したことや、当時、皇太子の上皇さまの成年式などが行われることを祝うことばが記されています。

これに対する昭和天皇の親書には、「祝意に対し、わが皇室並びに日本国民の深厚な感謝の意を表します」などと記されています。

昭和天皇実録」によりますと、昭和天皇は太平洋戦争が始まる2か月前の1941年10月に、「戦争終結の手段を最初から十分に考究する必要があり、そのためにはローマ教皇庁と親善関係を樹立する必要がある」などと述べたとされています。

松本教授は、「昭和天皇ローマ教皇終戦後にやり取りをしていたことは歴史的な経緯から推測されてはいたが、実際にそれが確認できる史料が見つかったことは、戦後の両国の関係を研究するうえで意義が大きい」と話しています。

松本教授は12日、都内で開かれる日本とバチカンをテーマにしたシンポジウムで、これらの親書について発表することにしています。

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