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ロシア国防省は10日、極超音速巡航ミサイルを搭載した同国のフリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ」ノルウェー海で防空演習を実施したと発表した。

プーチン大統領は先週、同艦を大西洋に派遣。ウクライナ戦争を継続する姿勢を西側諸国に示した。

国防省「乗組員はノルウェー海で、仮想敵による空からの攻撃を撃退する演習を行った」と説明した。

ロシア当局によると、アドミラル・ゴルシコフが搭載する極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」は音速の9倍で飛行し、射程は1000キロメートルを超える。

ロシアのメドベージェフ前大統領は先週、極超音速ミサイルがまもなく北大西洋条約機構NATO)の海岸に近づくと米国に警告した。

ウクライナ東部のドンバス地域では、ウクライナ側の拠点バフムトの掌握を目指すロシア軍が近郊の町ソレダールで激しい砲撃を繰り返していて、地元の親ロシア派の指導者は10日、ロシアの国営テレビで近くソレダールを掌握する見通しだと主張しました。

これに対しウクライナ国防省は、ロシアが民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員を多数投入して突破を図っているという認識を示していて、ウクライナ軍が徹底抗戦を続ける中で攻防が激化しています。

イギリス国防省は10日、ロシア側がソレダールの大部分を掌握し、バフムトへの圧力は強まっているとしながらも「ウクライナ軍が安定した防衛線を維持し補給路もおさえているためロシアがすぐにバフムトを包囲する可能性は低い」とする分析を明らかにしました。

一方、ロシアのショイグ国防相は10日、軍幹部との年頭の会議をオンラインで開き、部隊の戦闘能力を高めるよう指示しました。

この中でショイグ国防相は「最新の防空システムの領域での戦闘機や爆撃機の運用の向上とともに、無人機の改良を進めていく」と述べ、ウクライナや、地対空ミサイルシステム「パトリオット」の供与など軍事支援を強化する欧米をけん制しました。

ウクライナ東部にあるドンバス地域の町ソレダールでは、ウクライナ側の拠点バフムトの掌握を目指すロシア軍と、徹底抗戦を続けるウクライナ軍との攻防が激化しています。

ウクライナ国境警備庁が今月8日に公開した現地の映像では、屋根や壁が破壊された建物のそばの道路を、ウクライナ側の戦車が走り抜けながら砲撃を繰り返す様子が確認できます。

ロシアの民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏は10日、自社の部隊がウクライナ東部ソレダルを制圧したと明らかにした。ただ、戦闘は続いているという。複数のロシア通信社が伝えた。

一方、ウクライナはこれに先立ち、ロシアの猛攻にもかかわらず、ウクライナ軍はまだ持ちこたえているとしており、情勢は不透明だ。ウクライナのゼレンスキー大統領は10日夜、ソレダルの支配について言及しなかった。

岩塩坑があることで知られるソレダルは、ロシアが近郊の要衝バフムトとウクライナ東部ドンバス地域の攻略の鍵と見なし、激戦地となっている。ロイターは現地の状況を独自に確認できていない。

ロシアの通信社によると、プリゴジン氏は声明で「ワグネル部隊がソレダル全域を掌握した」とした上で、中心部では市街戦が行われていると述べた。また「捕虜の数は明日発表する」とした。

ロシア国営通信社RIAはその後、激しい戦闘の末、ワグネルがソレダルの岩塩坑を掌握したと報道。岩塩坑は町の郊外にある。米当局者はこれまで、ロシアのプーチン大統領の盟友であるプリゴジン氏がこの地域の岩塩坑の個人的な支配を望んでいるのではないかと語っている。

ウクライナ東部のドンバス地域では、ウクライナ側の拠点バフムトの掌握を目指すロシア軍が、近郊の町ソレダールで激しい砲撃を繰り返していて、地元の親ロシア派の指導者は10日、ロシアの国営テレビで、近くソレダールを掌握する見通しだと主張しました。

これに対し、ウクライナ国防省は、ロシアが民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員を多数投入して突破を図っているという認識を示していて、徹底抗戦を続けるウクライナ軍との間で攻防が激化しています。

こうした中、ゼレンスキー大統領は10日に公開した動画で、ベルギーやエストニアなど、ヨーロッパの首脳らと会談し、ロシア軍の攻撃など戦況について説明したと明らかにしたうえで、「パートナーたちから受け取れる最新装備によってのみ対抗することができる」と述べ、さらなる軍事支援を呼びかけました。

欧米側が強力な戦車を供与するのかどうかが今後の焦点となる中、ドイツのベアボック外相は10日、ウクライナ東部のハルキウを訪れ、ロシアによる軍事侵攻の被害の状況を視察しました。

視察を終えたベアボック外相は、ロシアを強く非難したうえで、ドイツがこれまで消極的だった装甲車の供与を今月上旬に決めたことに触れて、領土の奪還を進めるウクライナへの軍事支援を強化していると強調し、「今後も戦況を分析し、関係国とともに支援を続ける」と述べ、さらなる兵器の供与も検討する姿勢を示してロシアをけん制しました。

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西側の装甲車供給、ウクライナの「苦しみ深める」=クレムリン

ウクライナ戦争、NATOとの戦い=プーチン氏側近

イエレン米財務長官は10日、西側諸国が12月に導入したロシア産原油の価格上限について、これまでのところ、ロシアの収入を制限するという目的を達成しているようだと述べた。

カナダのフリーランド財務相との会談の冒頭で「原油価格の上限設定が導入されてまだ1カ月程度だが、ロシア政府高官は価格上限がロシアのエネルギー収入を圧迫していることを認めており、すでに目標に向けて初期段階の進展が見られる」と語った。

また、欧州連合(EU)が昨年12月5日にロシア産原油の輸入を禁止した後もエネルギー市場は十分な供給力を維持していると指摘。「各国は価格上限を活用して、ロシア産原油の輸入価格を大幅に引き下げているとの報告もある」とした。

ロシア産ガスのウクライナを経由した欧州への供給は、欧州の天候が穏やかな中、過去1週間の輸送が以前の水準から16%程度減少している。データに詳しい関係者が10日明らかにした。欧州は他の産地からのガスで十分な供給を得ている。

ロシア国営天然ガス企業ガスプロムによると、スジャにある点検ポイントを経由してウクライナに入る欧州向けのガス輸送量は過去5日間が1日当たり3550万立方メートル。過去数カ月は4000万立方メートル強だったという。

ガスプロムに欧州向け輸送が減った理由を質問したが、返答はなかった。

関係者によると、輸送量の減少はおそらく欧州のほとんどの地域が年初にこの時期としては記録的な高い気温となったことを反映しているという。

欧州はこの数日、多くの地点で気温が記録的な水準に上昇。ハンガリーの首都ブカレストは気温がクリスマスイブとして過去最高となり、元日には摂氏18.9度に上昇した。

暖かい天候が続いて暖房用のガス需要が減り、液化天然ガス(LNG)の供給も増えたため、英国とオランダの卸売ガス価格は10日午前にほとんどが値を下げた。

ロシアの連邦財政収支は昨年12月に過去最大の赤字を記録した。石油輸出への制限で歳入が落ち込む一方、ウクライナ侵攻の戦費がかさんだ。

  10日公表された政府の暫定データを基にブルームバーグが試算したところ、12月の財政赤字は過去最大となる3兆9000億ルーブル(約7兆4400億円)。1-11月は財政収支が黒字だったが、これにより通年でも約3兆3000億ルーブルの赤字に転落した。

  シルアノフ財務相は通年の数字を認め、財政赤字国内総生産(GDP)比2.3%に相当すると、テレビ中継された政府の会議で説明。同相の手短な報告に、ミシュスチン首相は「悪くない数字だ」と応じた。両者は戦争には触れなかった。

  暫定データは、侵攻前の予測に比べ通年の支出が3分の1余り膨らんだことを示す。ロシアの政府支出は季節的な振れが大きく、年末に急増して赤字を拡大させることが多い。

  価格が上昇した石油やガス、その他のコモディティー輸出による1-6月の収入で支出の増額分を補ったが、いまやその流れは変わりつつある。

  ロシアの収入を抑える目的で主要7カ国(G7)が設定した上限価格により、ロシア産原油の価格は急落。政府は既に戦争と関連のない支出を削減したり遅らせたりし始め、国内大企業の一部に対する増税も検討している。

  こうした圧力はあるにせよ、侵攻まで複数年にわたる厳格な財政政策が功を奏し、ロシアの財政状況は引き続き堅固だ。今年の財政赤字もほぼ前年と同じGDP比2%と予想されている。ただ、予想の前提としている原油価格はバレル当たり70ドルで、昨年12月の実際の価格をおよそ20ドル上回る。

原題:Russia’s Budget Gap Surges to Record as War Hits Finances (1)(抜粋)

ウクライナ東部ドネツク州のバフムトをめぐって、ロシア軍は激しい砲撃を繰り返しながら、北に10キロほどの町ソレダールで、民間軍事会社の戦闘員を投入して突破を図り、地元の親ロシア派の指導者は11日、ロシアメディアに対して、町全体を掌握したと主張しました。

これまでにウクライナ側からの反応は出ていませんが、マリャル国防次官は10日、「ソレダールで、敵はみずからの人的被害などかまわず、徹底して突撃を続けている」とSNSに投稿していました。

一方で、ウクライナはバフムトの防衛のために徹底抗戦を続ける姿勢を強調していて、ロシア側との攻防は、一層激しくなるものとみられます。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は10日、「ロシア軍はソレダールで戦術的な利益を得るために何か月も苦戦してきた。町を掌握したとするロシア側の主張を額面どおりに受け止めたとしても、それがバフムトの即時包囲につながるわけではない」と分析しています。

ウクライナ東部のドンバス地域での戦闘について、軍事評論家で現在はウクライナ軍の部隊に所属しているタラス・ベレゾベツ氏が、NHKのオンライン取材に答えました。

この中でベレゾベツ氏は、ドネツク州でウクライナ側の拠点となっているバフムトの近郊での攻防について「ロシア側は、以前はバフムトを正面から攻撃してきたが、それによって数千人の兵士を失った。このため、今回は、周辺からウクライナ軍を包囲しようという作戦に変えている。こうしたことからロシア側は、バフムト近くのソレダールを掌握しようとしているのだ」とロシア側の戦略を分析しました。

そのうえで「ロシア側は、4人から15人程度の少数部隊に分かれて攻撃をしかけてくるため、撃破するのが難しくなっている。民間軍事会社『ワグネル』の戦闘員などが、昼夜を問わず攻撃を仕掛けてくるようになっている。15分おきに攻撃が行われているところもある」と述べ、ロシア側は、激しい市街戦を展開していると指摘しました。

そして「ウクライナ側にとって、これから数日間は、ソレダール周辺で厳しい戦いになる」という見通しを示しました。

一方で、ベレゾベツ氏は「ロシア軍が、バフムトやソレダール周辺での戦闘に集中している間に、ウクライナ軍は、別の作戦も準備している。ヘルソンを解放したような作戦は起こりえる」と述べ、ウクライナが、去年11月に南部の要衝ヘルソンを奪還したことを引き合いに出し、戦略に基づいて着実に戦果を収めていきたいという考えを示しました。

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#反ロシア#対中露戦

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