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内閣府は9日、去年10月から12月までのGDPの改定値を発表し、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてプラス0.02%となりました。

これを年率に換算するとプラス0.1%となり、先月発表された速報値のプラス0.6%から下方修正されました。

GDPの伸び率が2期ぶりにプラスとなる結果は維持されました。

内訳をみますと、
GDPの半分以上を占める「個人消費」は、前の3か月と比べた伸び率がプラス0.3%と、速報値のプラス0.5%から下方修正されました。

この時期、旅行や宿泊などのサービス消費は回復しましたが、最新の統計を反映させた結果、速報値の段階よりも外食や自動車の購入が減ったことが主な要因です。

一方、
▽「輸出」は前の3か月と比べてプラス1.5%と速報値のプラス1.4%から上方修正されました。

先行きでは、サービス消費やインバウンド需要の回復が見込まれる一方、食品などの物価高が長期化しています。

個人消費が落ち込むことなく、プラス成長を維持できるかが課題となります。

#経済統計(日本・GDP