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追加支援否定
クレディ・スイス筆頭株主、サウジ・ナショナル・バンク(SNB)は同行に追加投資をすることはないと、SNBのアンマル・フダリ会長が語った。クレディ・スイス株はチューリヒ市場で一時31%安。終値では24%安となり、過去最大の下落率を記録。上場来安値も更新した。同行社債の保証コストは2008年の金融パニックをほうふつとさせる危機的な水準に上昇した。関係者によると、クレディ・スイス幹部とスイス政府当局者は、同行支援の声明を当局が発表することや流動性のバックストップなど複数の選択肢を話し合っている。

大き過ぎて
財務省クレディ・スイスに対する米金融業界のエクスポージャーを鋭意精査していると、事情に詳しい関係者が明らかにした。米財務省は欧州当局と緊密に連携しているという。クレディ・スイスはあまりに大き過ぎて救済できない可能性があると、著名エコノミストのヌリエル・ルービニ氏は警告。「問題はクレディ・スイスが資本を得られるかだ」とし、「さもなければ悪いことが起こり得る」と続けた。

物価の影響
2月の米生産者物価指数(PPI)は前月比0.1%低下と、予想(0.3%上昇)に反して低下した。米経済の一部で物価圧力が和らぎつつあることが示唆された。前年同月比では4.6%上昇と、予想の5.4%上昇を下回った。食品とエネルギー除くコアPPIも前月比、前年同月比ともに予想を下回った。2月の小売売上高は前月比0.4%減と、予想中央値と一致した。ガソリンと自動車を除いたベースでは横ばい。13カテゴリーのうち、家具や百貨店など8つで減少。消費支出は持ちこたえているものの、高インフレの影響を受けつつあることが示唆された。

5月をピークに
年内の米利下げ観測が強まっている。金利スワップ市場は5月に予想されるピークから、約100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げを織り込んだ。ピーク金利の予想は4.86%前後で、来週のFOMC会合について想定される利上げ幅は0.25ポイントを下回る。年末の政策金利は3.93%前後が予想されている。見込まれるピーク時と年末時点の金利差は一時100bpを超えた。

格下げ
S&Pグローバル・レーティングは、米ファースト・リパブリック・バンクの格付けをジャンク(投資不適格)級に引き下げた。米当局が銀行セクター支援を表明したものの、ファースト・リパブリックの顧客が預金を引き出すとの懸念が続いている。S&Pはファースト・リパブリックの信用格付けを「BB+」とし、従来の「A-」から引き下げた。格付け見通しについては「ウオッチネガティブ」を維持する。ファースト・リパブリックは最近になり借り入れ能力を高めたものの、さらなる預金流出のリスクがあるとS&Pは指摘しており、今後格付けが一段と引き下げられる可能性がある。

スイス金融大手クレディ・スイス米国預託証券(ADR)の個別銘柄オプション取引が15日、記録的な出来高となった。経営不安を背景に株価が急落したことに伴って、市場でさまざまな思惑が交錯した結果とみられる。

15日午後の時点で同オプションの出来高は59万7000枚と、通常の1日当たり平均の27倍強に達し、取引終了時間までには過去最高の79万2000枚に達する見通し。この日の米国株式個別銘柄オプション全体でも4番目の出来高だ。

コール(買う権利)とプット(売る権利)の購入比率は1対1.7でプットが優勢。サスケハナ・インターナショナル・グループのデリバティブ戦略共同責任者クリス・マーフィー氏は「非常な活況で1つのトレンドを見分けにくいが、何よりもプットの買いが多かった」と指摘した。

市場参加者の間では、出来高の大きさや多くの双方向取引が見られた点からすると、投資家の大勢がどのような動きに賭けていたのかを読み取るのは困難だとの声も聞かれる。

独立系オプショントレーダーの1人は、クレディ・スイスのオプションは欧州銀行全体への信用不安波及や欧州中央銀行(ECB)の介入といった重大イベントまで視野に入った大規模な取引になったので、投資家の想定も多種多様だと説明。ボラティリティー増大に伴う収益を狙った向きもあれば、クレディ・スイスの株価が早期に反発すると見込むトレーダーさえいたと付け加えた。

トレード・アラートのデータによると、この日はドイツ銀行やUBSグループなど他の欧州銀のADRオプションも活発に取引され、ほとんどはプットが優勢だったという。

スイス金融市場監査局(FINMA)とスイス国立銀行中央銀行)は15日、中銀が「必要に応じ」、金融大手クレディ・スイス流動性を供給すると表明した。

FINMAと中銀は共同声明で、クレディ・スイスが「システム上重要とされる銀行に課される資本と流動性の要件を満たしている」と強調。さらに「現在の米銀行市場における混乱の影響がスイス金融機関に直接的に波及しているリスクの兆候はない」とした。

クレディ・スイス筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンク(SNB)が追加出資できないと明らかにしたことを受け、同社の株価は急落。関係筋によると、主要国などからスイスに対し何らかの対応を取るよう圧力がかかっていた。

スイスの金融大手クレディ・スイスは16日、スイス国立銀行中央銀行)から最大500億スイスフラン(540億ドル)を借り入れる選択肢を行使することで、流動性を強化するための「断固とした措置」を取ると発表した。

スイス規制当局は15日、経営不安が強まっているクレディ・スイスの株価が30%急落したことを受け、同社に流動性を供給すると表明し、異例の対応を取った。

クレディ・スイスによると、借り入れはカバード・ローン・ファシリティーと短期流動性ファシリティーの下で行われ、質の高い資産で完全に担保される。 また、シニア債最大30億フラン相当を買い戻す方針。

クレディ・スイスは、2022年末時点の普通株式等Tier1比率が14.1%、平均流動性カバレッジ比率(LCR)は144%だったと指摘し、後者は14日までに約150%まで改善したと説明。今回の追加の流動性が中核事業や顧客をサポートするとした。

ナティクシス・コーポレート・アンド・インベストメント・バンクのシニアエコノミスト、ゲイリー・ング氏は、投資家がシリコンバレー銀行とクレディ・スイスを懸念する理由は異なるかもしれないが、どちらも高金利の副作用に苦しんでいると指摘。「基調的な経済ストレスがより頻繁に現れるかもしれない。不確実な環境ではより多くの『ブラックスワン(予想が難しく起きた時の影響が甚大な事象)』を目にする可能性がある」と述べた。

スイス規制当局は15日、経営不安が強まっている金融大手クレディ・スイス(CS)の株価が30%急落したことを受け、同社に流動性を供給すると表明し、異例の対応を取った。

スイス金融市場監査局(FINMA)とスイス国立銀行中央銀行)は共同声明で、CSが「システム上重要とされる銀行に課される資本と流動性の要件を満たしている」と強調し、投資家の懸念に対応。中銀が「必要に応じ」、同社に流動性を供給するとした。

さらに「現在の米銀行市場における混乱の影響が、スイス金融機関に直接的に波及しているリスクの兆候はない」とした。

CSの筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンク(SNB)が追加出資できないと明らかにしたことを受け、同社の株価は急落。5年物クレジット・デフォルト・スワップCDS)プレミアムは過去最高を更新した。

関係筋によると、主要国などからスイスに対し何らかの対応を取るよう圧力がかかっていた。

CSは、2008年の金融危機以降で当局からこのような支援を受ける最初のグローバル金融機関となる。

複数の関係者によると、欧州中央銀行(ECB)は同社へのエクスポージャーを巡り、ECBの監督下にある金融機関に問い合わせている。

ただ、CSに関する問題はシステム全体に影響を及ぼすものではなく、同社特有の問題とみられているという。

財務省報道官は、同省がCSを巡る状況を監視しており、世界の財務担当当局者と連絡を取り合っていると述べた。

米株市場ではJPモルガン・チェースシティグループバンク・オブ・アメリカ(BofA)など米銀大手が軒並み下落した。

複数の業界関係者によると、米銀行大手はここ数カ月間でCSへのエクスポージャーを管理しており、同社から生じるリスクは今のところ管理可能とみているという。

CSの問題を受け、欧州銀行セクターの健全性を巡る懸念が高まる中、ECBが16日に開催する理事会で大幅な利上げを実施するとの見方が後退。短期金融市場では0.5%利上げの確率が20%未満となっている。

クレディ・スイスは16日、中央銀行である「スイス国立銀行」から最大で500億スイスフラン、日本円でおよそ7兆1000億円を調達する用意があると発表しました。

クレディ・スイスは、財務報告で内部管理に問題があると明らかにしたほか、15日には筆頭株主が追加投資に否定的な姿勢を示したと伝えられて株価が急落するなど、経営に対する懸念が高まっていました。

これを受けてスイスの中央銀行と金融当局は15日、共同声明を発表し、必要であれば、クレディ・スイスに資金繰りを支援することを明らかにしていました。

クレディ・スイスとしては巨額の資金を調達できると金融市場に示すことで経営への懸念を払拭するねらいがあるとみられます。

アメリカで2つの銀行が破綻したことに続いてヨーロッパの大手金融グループも経営問題が伝えられ、世界の金融市場では動揺が続いています。

16日の東京株式市場は、アメリカで相次いだ銀行の経営破綻のほか、スイスの大手金融グループ「クレディ・スイス」の経営悪化への懸念から、株価は一時、500円以上値下がりしています。

日経平均株価、午前の終値は、15日の終値より255円9銭安い、2万6974円39銭。

東証株価指数=トピックスは、25.33下がって、1934.79。

▽午前の出来高は9億3512万株でした。

市場関係者は「取引開始直後から欧米の金融機関への信用不安が広がり、全面安の展開になった。ただ、『クレディ・スイス』がスイスの中央銀行から日本円にして最大で7兆円余りを調達する用意があると発表されると下げ幅は縮小した」と話しています。

一方、16日の東京外国為替市場では、アメリカの銀行の相次ぐ経営破綻やスイスの大手金融グループの経営悪化への懸念から、比較的安全な資産とされる円を買う動きが強まり、円相場は値上がりしています。

市場関係者は「スイスの大手金融グループクレディ・スイスの経営悪化への懸念から比較的安全な資産とされる円が買われ、1ドル=132円台まで円高が進んだ。クレディ・スイス中央銀行から巨額の資金を調達すると発表されたことで円を売る動きもみられるが、市場の不安を完全に払拭(ふっしょく)するには至っていない」と話しています。

連邦預金保険公社(FDIC)のシーラ・ベアー前総裁は15日、破綻したシリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー・バンクの預金を保護した後も、当局は小規模銀行や地銀からの資金流出を食い止めるために国内の全ての預金を一時的に保証することが必要になる可能性があると指摘した。

2008─09年の金融危機時に多くの銀行閉鎖を監督したベアー氏は、SVBとシグネチャーに対する「単発」の預金保護を受けて、他の地銀預金者が安全性への懸念から、より規模の大きい金融機関に資金を移しているとロイターのインタビューで語った。

「私が今一番恐れているのは、銀行システムに対する信頼の欠如が定着し、保険対象外の預金があらゆる規模の銀行から最大手行に流れ始め、これらの銀行を再びさらに大きくしてしまうことだ。そして、健全な銀行が預金基盤の不安定化により経営難に陥ることだ」と述べた。

こうした状況が続くようであれば、FDICと米財務省は、保険に加入していない全ての預金と取引口座を保証する権限を議会に求めるべきだとした。

ロイターが確認した当局への提出書類やFDICのデータによると、米中堅銀行のファースト・リパブリックは預金全体の68%に相当する1195億ドルが保険対象外だ。

米金融大手JPモルガンは16日、経営難に陥っているクレディ・スイスについて、他の金融機関、特にスイス国内の競合相手であるUBSに買収されることが最も可能性の高いシナリオだと指摘した。

JPモルガンは、スイス国立銀行中央銀行)が示した流動性支援は「十分ではない」とし、クレディ・スイスの状況は投資銀行戦略に対する市場の信頼問題や、フランチャイズの衰退が続いていることに起因するとの見方を示した。

顧客向けノートで「われわれの見方では、クレジット/エクイティ市場の低迷を反映し、カウンターパーティーの懸念が顕在化し始めているため、現状維持はもはや選択肢ではない」と指摘。「破綻処理シナリオは最も可能性が低い」との見方を示した上で、特にUBSによる買収が最もあり得ると記した。

経営不安が強まっているスイスの金融大手クレディ・スイス・グループウルリッヒ・ケルナー最高経営責任者(CEO)は16日、業務合理化計画を迅速に進めると表明し、従業員に正確な情報に集中するよう求めた。

行内メモで、流動性カバレッジ比率の改善や資本増強に言及し、引き続きクレディ・スイスの変革に力を注いでいくと述べた。

#経営不安(銀行・クレディ・スイス

大阪取引所で取り引きの中心となる「来年2月もの」の金の先物価格は、16日未明に一時、1グラムあたり8236円まで上昇し、前日の取り引き時間中につけた8225円を上回りました。

市場関係者は「アメリカの銀行の相次ぐ経営破綻に加えて、クレディ・スイスの経営悪化への懸念から金の先物が買われた。ただ、クレディ・スイス中央銀行であるスイス国立銀行から巨額の資金を調達すると発表したことを受けて、金の先物を売る動きも出ている」と話しています。

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