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将棋の八大タイトルの1つ、「棋王戦」を制し6つ目のタイトルを史上最年少で獲得した藤井聡太六冠(20)が会見し、「七冠」達成がかかる来月からの「名人戦」に向けて「読みだけでなく、複雑な局面での判断力が足りないと感じるので、課題を意識していい将棋を指したい」と意気込みを語りました。

藤井さんは、19日栃木県で行われた「棋王戦」第4局に勝利し、3勝1敗でタイトルを獲得して史上最年少での「六冠」を達成しました。

一夜明けた20日、藤井六冠は会見し「タイトルの数自体は、それほど意識することはないが光栄なことだと思うので、その立場に見合う将棋が指せるよう努めていきたい」と今の心境を語りました。

そして来月から始まる「名人戦」については、「『棋王戦』を含めて、長考した場面で、適切な判断ができなかったところが多かった。読みだけでなく、複雑な局面であっても、広い視野で捉えて判断する力が足りないと感じるので、課題を意識していい将棋を指したい」と意気込みを述べました。

藤井六冠は、来月5日から「名人戦」、来月11日から「叡王戦」に臨み、これらのタイトル戦を制すると、羽生善治九段(52)以来となる「七冠」を達成するとともに、最年少記録も更新することになり注目されます。

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