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年度が替わるタイミングでの恒例の松本旅行である。

茄子とベーコンとパスタ(2種類)

ガトーレモン

「松本の蜂蜜と瀬戸内のレモンが恋をしたジンジャーシロップ」というコピーはご主人が考えたのか奥様が考えたのか、ちょっとベタで恥ずかしい(笑)。

クリームパンと紅茶

夕食用にハムとチーズのバケット、角煮バーガー、あんずジャム入りのクリームパンを購入。

旅先で本を購入するのは荷物になるので控えたいのだが、店頭の200円均一の棚を眺めていて一冊の本の背表紙が目に飛び込んできた。

菅野昭正『明日への回想』(筑摩書房、2009年)。先日、新聞で訃報に接したフランス文学者(私にとっては文芸時評家)の回想録である。こういうのは邂逅というのは大げさだが、一つの縁である。棚にこの本があったのは偶然であるが、私がそれを見つけたのは必然である。菅野さんへの関心が私の中にあったからこの本の存在に気づいたのである。世界というものは主体(個人)の関心や欲望によって遠近法を与えられるのである。つまり関心のあるものは見つけやすいのである。これは「ライフストーリーの社会学」の授業の中で「人生の転機の物語」のメカニズムを説明するときにいつも学生に話していることである。今日もそれが実証されたというわけだ。

穏やかな世の中でありますように。私は神社・仏閣で個人的なことをお願いすることはほとんでない(両親の墓参りの時は別である)。

カウンター席の横の本棚を眺めていて、一冊の本が目に止まった。

W.H,ホワイト『都市という劇場ーアメリカン・シティライフの再発見』(日本経済新聞社、1994年)。原著の出版は1988年。私が演習「現代人と社交」で読んでいるオルデンバーグの『サードプレイ』と同時期である。オルデンバーグはカフェという小さな空間の中での社交(他人とのおしゃべり)に注目したが、ホワイトは都市という劇場における社交に注目している。二人に共通しているは現代社会における他人への無関心(本来は儀礼的であった無関心がただの無関心に堕落してしまった)への危機感である。2000円で購入。厚みのある本でまた荷物が増えた。

ホットジンジャー

チキンカレー(小)

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#食事#おやつ