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国連は4日、アフガニスタンタリバンの暫定政権から現地で活動する国連の支援団に対し、女性職員の出勤を停止するよう命令があったと明らかにしました。

国連によりますと、出勤停止は東部ナンガルハル州で働くアフガニスタン人の女性職員に対してだということですが、対象が全土に拡大される可能性があるということです。

今回の国連の発表について、タリバンはこれまでのところコメントをしていません。

タリバンの暫定政権は去年12月、現地のNGOで働く女性職員が、人前で髪を隠すのに使うスカーフの「ヒジャブ」を適切に着用していないなどとして、出勤を停止するように命じていて、支援活動ができなくなるNGOが相次ぐなど影響が出ていました。

アフガニスタンでは家族以外の男女の接触を避ける傾向があり、女性の支援には女性職員があたるのが一般的で、今回の命令で現地の女性への人道支援がさらに難しくなることが懸念されています。

国連のグテーレス事務総長はSNSで「命を救うための援助を現地の人々に届けることが難しくなる」などと述べ、強く非難しています。

#タリバン(女性権利制限)

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