https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

桑風庵 本店

東京 銀座のビルの屋上部分にあり、「KK線」と呼ばれる自動車専用の道路が、今後、歩行者専用の空間に再整備される計画です。
4日は、大型連休を利用して道路を通行止めにし、整備後の空間を一般の人にイメージしてもらおうという催しが開かれました。

催しが開かれたのは「東京高速道路」、通称「KK線」。

東京 銀座とその周辺のビルの屋上部分を走るおよそ2キロの自動車専用の道路で、首都高速道路とつながっています。

周辺の地下に首都高速道路が新設されるのに合わせ、歩行者中心の公共スペースに転換する計画が進められていて、4日は、一般の人に整備後の空間をイメージしてもらう催しが開かれました。

参加した人たちは、夏を思わせるような強い日ざしが照りつける中、通行止めにされた道路で、整備計画の内容の説明を聞きながら歩いていました。

都などは、高架の跡地を再開発したアメリカ・ニューヨークの「ハイライン」などをモデルに新たな観光の拠点にしたいと考えていて、出入り口付近には、人工芝の上にテーブルやベンチ、キッチンカーなどが設置されていました。

20代の女性は「いつもより高いところから、銀座の町を見下ろせるのは新鮮でした。買い物などで疲れたときにくつろげる空間になってほしい」と話していました。

東京都の小池知事は「KK線はビルの上を通っているというとても特殊な空間になっているので、東京の新たな価値や魅力の創造ができればいいなと思っています」と話していました。

「KK線」と再整備計画とは

【東京のまちづくりの変化を映す“KK線“】

「KK線」=「東京高速道路」は、戦後の銀座の復興と渋滞の緩和につなげるため、財界人が発起人となってできた企業が中心となり、1953年・昭和28年に着工されました。

東京 銀座とその周辺のビルの屋上部分を走る全長およそ2キロの無料の自動車専用の道路で、首都高速道路とつながっていて、一日およそ2万4000台が通行しています。

一方、銀座や日本橋周辺は、今後、再開発が計画されていて、まちの姿が大きく変わるとみられています。

2030年代には京橋の地下に首都高速道路が新設される計画で、「KK線」の通行量は大幅に減少すると見込まれています。

このため、「KK線」の土地を所有する都などは、道路を歩行者中心の公共空間に変えて再整備する方針をおととしまとめました。
NYの“ハイライン“も参考に
参考事例の一つとしているのは、ニューヨークで貨物鉄道の高架跡を再開発し、一大観光拠点となっている「ハイライン」です。

緑を豊かにし移動式の商店なども設けてにぎわいを生み出すとともに、周辺の地区や施設とは階段やエレベーター、それにデッキなどで行き来できるようにする計画です。

都などは、数年後をめどに整備を始めて段階的に一般解放しながら、2030年代から40年代にかけて完成することを目指していて、地元の中央区などとも協議して具体化を進めることにしています。

#アウトドア#交通