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アメリ労働省が10日に発表した先月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて4.9%上昇しました。

上昇率は10か月連続で前の月を下回りおととし4月以来、2年ぶりに4%台となりました。

上昇率が縮小した要因としては
▽去年高騰していたガソリン価格が落ち着き前の年の同じ月に比べて12.2%下落したことや
▽中古車の価格が6.6%下がったことがあげられます。

中央銀行にあたるFRB連邦準備制度理事会は去年3月以降、急速な利上げを行ってきましたが、インフレの低下傾向が表れています。

ただ、住居費や食品の価格など生活に身近な物価は上昇しているうえ、インフレの要因となってきた人手不足も続いています。

FRBのパウエル議長は、先週の記者会見で次回、来月中旬の会合で、利上げを一時停止する可能性もあるという認識を示しましたが、FRBが目標とする物価水準からはまだかけ離れており、今後発表される雇用や物価の統計が金融政策を左右することになります。

#経済統計(アメリカ・消費者物価指数

財務省が10日発表した4月の財政収支は1760億ドルの黒字となった。ただ歳入減により月間の黒字額として過去最高を記録していた前年同月(3080億ドルの黒字)から1320億ドル(43%)減少した。

4月の歳入は6390億ドル。過去2番目の高水準となったが、過去最高を記録した22年4月の8640億ドルから26%減少した。源泉徴収されない個人納税額が減少したほか、株式市場におけるキャピタルゲインの減少を反映した。

歳出は17%減の4620億ドルとなったが、カレンダー効果による影響を調整したベースでは9%増の5350億ドルとなった。公的債務の利払いは27%増の760億ドルだった。

2023会計年度(22年10月─23年4月)の累計では9250億ドルの赤字。前年同期の3600億ドルの赤字から157%増加した。

歳入の累計は2兆6870億ドルと、前年同期の2兆9860億ドルから10%減少。歳出の累計は3兆6110億ドルと前年同期の3兆3460億ドルから8%増加した。

財務省当局者によると、歳出の累計には3月のシリコンバレー銀行(SVB)およびシグネチャー銀行の破綻に関連した連邦預金保険公社(FDIC)の費用410億ドルが含まれているという。

#経済統計(アメリカ・財政収支)

G7=主要7か国の財務相中央銀行総裁会議に出席するため新潟市を訪れているアメリカのイエレン財務長官は11日、記者会見を開き、冒頭、債務の上限問題に触れました。

アメリカでは、財政規律を守るため政府が国債などを発行して、借金できる上限をあらかじめ議会が定めていますがすでに上限に達していて来月1日にも債務の不履行に陥る恐れがあるとしています。

イエレン財務長官は記者会見で「債務の不履行に陥れば経済面、金融面で大惨事を招くことになる。アメリカの多くの人が職を失って収入も減少し世界的な景気後退の火種になるだろう」と述べました。

そのうえで「世界経済のリーダーとしての土台が損なわれ、安全保障上の利益を守る能力にも疑問符がつく」と警告し上限の引き上げなど議会に対し迅速な対応を求めました。

債務上限をめぐっては財政規律を重視する野党・共和党は上限の引き上げには気候変動対策などの歳出削減が不可欠だとしていますがバイデン政権はこれには応じない姿勢です。

バイデン大統領は9日、ホワイトハウス共和党マッカーシー下院議長などとこの問題について協議しましたが、進展はなく、12日に再び会談する見通しです。

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#債務上限(イエレン財務長官)