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雄弁家で知られたアメリカの第28代大統領、トーマス・W・ウィルソン氏は以下のようなことばを残しています。

「もし10分の演説をしろと言われたら1週間以上の準備が必要だ。15分の演説なら3日の準備。1時間話していいのなら今すぐに話ができる」

PREP法という話の組み立て方が参考になるかもしれません。

P(Point=結論)、R(Reason=理由)、E(Example=事例・根拠)、P(Point=結論)の順番に文章を構成する方法です。

例えば志望動機を聞かれた場合、「私は御社の○○に魅力を感じています」と始めに結論を言います。

そのあとに「なぜかと言いますと~」と理由を明らかしたうえで、「たとえば~」と、具体的な事例や根拠について説明していきます。

そして最後に「だから、○○という魅力がある御社で仕事をしたいと考えています」というような感じで結論に再び戻る。

それともうひとつ、意識をしてほしいのが“つなぎ言葉”です。

文と文をつなげるような、たったひと言があるだけで、伝わり方が大きく変わってきます。

例えば、下の文書を比較してみてください。

×「私の強みはコミュニケーション力です。文化祭の実行委員として多くのサークルとの調整を任されて成功に導きました」

○「私の強みはコミュニケーション力です。なぜなら、文化祭の実行委員として多くのサークルとの調整を任されて成功に導いた経験もあり、対話する力に自信があるからです」

実は日本語というのは、最後まで聞かないと結論が分かりにくいつくりになっています。

下の2つの文書を比較するとよく分かります。

「きのう、友人とランチをした後に今話題の映画を見たのですが、おすすめです」

「きのう、友人とランチをした後に今話題の映画を見たのですが、おすすめできません」

文末が違うと、まったく正反対意味になりますね。

そこで、一文をなるべく短くすることを意識しながら、つなぎ言葉で文と文を結びつける。このことを意識すると、より分かりやすく話を伝えることができます。

下の例を参考に、考えてみましょう。

×「大学時代は落語研究サークルに所属していまして、地味に思えるかもしれませんが、決してそんなことはなくて、落語の世界はとても華やかで奥が深いんです」

○「大学時代は落語研究サークルに所属していました。こう聞くと、地味に思えるかもしれません。しかし、決してそんなことはありません。むしろ、その逆で落語の世界はとても華やかで奥が深いんです」

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