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去年1年間の水産物の生産量は、サバやカツオ、サンマなどの不漁で初めて400万トンを割り込み、過去最低を更新しました。

発表によりますと、去年1年間の養殖を含む水産物の生産量は385万8600トンと、前の年に比べて7.5%減少し、比較可能な昭和31年以降、初めて400万トンを割り込み過去最低となりました。

このうち沿岸や沖合などで漁を行う「海面漁業」の漁獲量は、289万3700トンと、前の年に比べて9.4%減少しました。

魚の種類別では、サバが31万5900トンと前の年に比べて28.5%減少したほか、カツオも17万5000トンと28.6%減りました。

また、サンマは1万8400トン、スルメイカは2万9700トンと、いずれもピーク時の数%にとどまり、過去最低の漁獲量となっています。

このほか「海面養殖業」の収穫量は、赤潮などの影響で有明海ののりが不作だったことなどから、91万900トンと、前の年に比べて1.7%減少しました。

水産庁は、気候変動の影響による潮流や水温の変化などが不漁の主な要因とみていて、引き続き資源管理を強化したいとしています。

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