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王座戦」五番勝負への挑戦者を決めるトーナメントは28日、東京 渋谷区の将棋会館で準決勝が行われ、藤井七冠と羽生九段が対局しました。

振り駒の結果先手となった藤井七冠は、序盤で大駒の「角」を交換する得意の「角換わり」の戦法をとると、後手の羽生九段も応じました。

慎重な指し回しが続く中、午後に入ると、藤井七冠は守りを固めながら攻めの姿勢を見せ、羽生九段も反撃の機会をうかがいます。

互いに譲らない終盤、羽生九段が次々と攻撃を仕掛けますが、藤井七冠が受けきって「飛車」などで追い詰めると、午後9時20分ごろに羽生九段が123手までで投了しました。

この結果、藤井七冠が自身初となるトーナメントの決勝への進出を決めました。

決勝で勝利した棋士は、例年9月ごろから10月ごろにかけて行われる「王座戦」五番勝負で、タイトルを持つ永瀬拓矢王座(30)に挑みます。

藤井七冠は現在7つのタイトルを保持し、「王座」は8つめのタイトルで、ことし、史上初の「八冠」全冠制覇を達成するには負けられない対局となります。

藤井七冠「決勝にしっかり準備して臨みたい」

対局のあと勝利した藤井七冠は「自信がない展開が続いていたが、飛車が成ったあたりから受ける形が見えてきたと思っていた。王座戦ではしばらくふるわない成績が続いていたので、今期ここまで進めたことはよかったと思う。防衛戦もあるので自分としては全く八冠を意識していないが、決勝に進むことができたので、しっかり準備して臨みたい」と話していました。

一方、敗れた羽生九段は「あまりいいと思った瞬間はなくて、難しく自信がないという感じの局面が続いていた。藤井七冠はいろんな手を指されて、非常に勉強になった。タイトル戦に挑戦するチャンスを作れるように頑張っていきたいと思う」と話していました。

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