北朝鮮の金総書記、ロシア訪問へ 武器提供巡り首脳会談=報道 https://t.co/TpkxPOJDJa
— ロイター (@ReutersJapan) September 4, 2023
米紙ニューヨーク・タイムズは4日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が今月にロシアを訪問し、プーチン大統領と会談すると報じた。ウクライナで戦争を続けるロシアへの武器提供の可能性を協議するという。
同紙は米国などの関係筋の話として、金氏が平壌から装甲列車でロシアのウラジオストクを訪れ、プーチン氏と会談するとみられると伝えた。
また、北朝鮮が人工衛星や原子力潜水艦向けの先端技術と引き換えに、ロシアに砲弾や対戦車ミサイルを提供することが議題になるだろうとした。金氏がモスクワを訪問する可能性もあるという。
一方、国営通信タスによると、ロシアのショイグ国防相は4日、北朝鮮との合同軍事演習が検討されていると発言。また韓国の聯合ニュースは同日、ショイグ氏が7月に北朝鮮を訪問した際、中国を含む3カ国合同海軍演習を提案したと報じた。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は先月31日、北朝鮮を「非常に重要な隣国」とし、両国関係が「良好で相互に尊重し合う関係を維持している。われわれはそれをさらに発展させるつもりだ」と述べた。
北朝鮮 キム総書記 プーチン大統領と会談計画 米メディア報道 #nhk_news https://t.co/o5npJW5sfQ
— NHKニュース (@nhk_news) September 4, 2023
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記が今月、ロシアを訪問し、プーチン大統領と会談してウクライナへの軍事侵攻で使われる武器の供与について話し合う計画があるとアメリカのメディアが伝えました。
これはアメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズが4日、アメリカの当局者などの話として伝えました。
報道によりますと北朝鮮のキム・ジョンウン総書記が今月、ロシア極東のウラジオストクを訪問しロシアのプーチン大統領と会談する計画があるとしています。
ウラジオストクでは、今月10日から13日にかけて国際経済会議、「東方経済フォーラム」が予定されていて、両首脳はこの会議に出席する見通しだということです。
これに先立ち先月には、北朝鮮で警備を統括する担当者など20人ほどが首都ピョンヤンからウラジオストクに鉄道で移動し、そのあとモスクワに航空機で移動したことが確認されているとしていて、キム総書記のロシア訪問への準備だという見方を示しています。
また当局者はプーチン大統領が北朝鮮に対しウクライナへの軍事侵攻のための砲弾や対戦車ミサイルを求めている一方で、キム総書記はロシアに対し人工衛星や原子力潜水艦に使われる先端技術や、食料の提供を求めているとしています。
アメリカ・ホワイトハウスの高官は先月、プーチン大統領とキム総書記が両国の関係強化を約束する書簡を交換していたとして武器の売却で交渉を進めていることに懸念を示していました。
米 ホワイトハウス“キム総書記が露と首脳レベル会談を望む” #nhk_news https://t.co/vdTGRpczO0
— NHKニュース (@nhk_news) September 5, 2023
ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議の報道官は4日「北朝鮮のキム・ジョンウン総書記がロシアでの首脳レベルを含め、武器をめぐる交渉を進めることを望んでいるという情報がある」と明らかにしました。
ホワイトハウスはこれまでウクライナへの軍事侵攻を巡り北朝鮮がロシアに対して武器を供与する交渉を進めていることを示唆する情報があると懸念を示していました。
また、アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは4日、当局者などの話としてキム総書記が今月、ロシア極東のウラジオストクを訪問しプーチン大統領と会談する計画があると伝えました。
ウラジオストクでは今月10日から13日にかけて国際経済会議「東方経済フォーラム」が予定されていて、両首脳はこの会議に出席する見通しだとしています。
当局者はプーチン大統領が北朝鮮に対しウクライナへの軍事侵攻のための砲弾や対戦車ミサイルを求めているとしていて、武器の供与が実現しないか、懸念が高まっています。
#露朝(ウラジオストク・東方経済フォーラム・首脳会談・武器供与)
#ウクライナ軍事支援(露朝・カービー戦略広報調整官「武器売却交渉に懸念」)
ロシア ショイグ国防相「北朝鮮と合同軍事演習を検討」 #nhk_news https://t.co/3afSZggXe7
— NHKニュース (@nhk_news) September 4, 2023
韓国の情報機関・国家情報院は4日、開かれた国会の委員会で北朝鮮情勢について報告し、出席した議員らによりますと、国家情報院はロシアのショイグ国防相がことし7月下旬に北朝鮮のピョンヤン(平壌)を訪れてキム・ジョンウン(金正恩)総書記と会談した際、中国も加えた3か国による合同軍事演習を提案したことを把握していると、明らかにしたということです。
この提案に北朝鮮がどう回答したかは明らかになっていませんが、委員会に先立ち韓国の夕刊紙・文化日報は4日付けの紙面で「北朝鮮・中国・ロシアの海上合同演習が近く行われるという有力な予測が出ている」などと伝えていました。
これについて、ロシアのショイグ国防相は4日、記者団から質問されたのに対し、「北朝鮮はわれわれの隣国だ。もちろん協議しているところだ」と述べ、北朝鮮との間で合同の軍事演習を検討していると認めました。
また、ショイグ国防相は「われわれは中国の仲間達と演習を行い、両軍の戦略爆撃機は合同パトロールも実施している」とも述べました。
ロシアと北朝鮮の関係を巡って、アメリカ政府は8月、プーチン大統領と、キム総書記が両国の関係強化を約束する書簡を交換していたと指摘し、武器の売却で交渉を進めていることへの懸念も示しています。