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日本は初戦から先発メンバーを4人入れ替え、ふくらはぎのけがで初戦を欠場したキャプテンの姫野和樹選手やチーム最年長37歳のフッカー、堀江翔太選手などが先発出場しました。

日本は試合開始早々、ペナルティーゴールで3点を先制されましたが、スタンドオフ松田力也選手が2つのペナルティーゴールを決めて6対3と逆転しました。

そのあと前半24分にラインアウトからのミスをきっかけにイングランドにトライを奪われ6対10と再びリードされました。32分に松田選手がペナルティーゴールを決めて1点差に迫りましたが、前半終了間際にイングランドにペナルティーゴールを決められ9対13で前半を終えました。

日本は後半14分、松田選手がこの試合4本目のペナルティーゴールを決めて再び1点差に迫りましたが、その2分後にイングランドにトライを奪われました。

このあと日本は松島幸太朗選手や途中出場のディラン・ライリー選手がスピードをいかした攻撃で大きく前進しましたが、トライを奪うことはできませんでした。

その後は、イングランドのボールを展開する攻撃に防戦一方となり、終盤、2つのトライで突き放され、12対34で敗れました。日本の1次リーグの成績は1勝1敗となり、勝ち点は5のままです。

日本は今月28日、日本時間の29日に1次リーグの第3戦で世界11位のサモアと対戦します。

はまった裏へのキック

日本は前半から思い描いた戦術でイングランドを焦らせました。

効果的だったのは相手のディフェンスラインの裏に蹴り込むキックです。

流大 選手
スクラムハーフの流大選手やスタンドオフ松田力也選手を中心に、素早く展開しながら少しでもスペースがあれば裏へキック。イングランドが強みとする上がりの速いディフェンスを封じ込めることに成功しました。

イングランドフルバック、フレディー・スチュワード選手は「日本のキック戦略はすごかった。スピードのある攻撃でついていくのが大変だった」と、その攻撃スタイルをたたえました。

善戦したスクラム

さらにスクラムでも善戦しました。

去年秋の対戦ではスクラムで繰り返しペナルティーをとられ大敗しましたが、この試合ではスクラムがピタリと止まるシーンが何度も見られ、イングランドの強力フォワードに対抗することができました。

スクラムの最前線、プロップとして日本代表で活躍した山村亮さんは、注目ポイントとしていたスクラムについて、次のように評価しました。

元日本代表 プロップ 山村亮さん
「すばらしかった。とくに試合開始直後、自陣5メートルというピンチの場面で迎えた最初のスクラムを押されずに反則もしないで乗り切ったことが試合途中まで接戦になったひとつの要因だと思う」

こうした成果につながったのは早い段階から準備の意識があったからです。

日本は、相手のフォワードが肩を組む頃にはすでに8人がまとまって姿勢を低くして、いつでも組んで押せる状態になっていました。

これは立ち合いで遅れた去年の敗戦で得た教訓で、リーチ マイケル選手は「スクラムの強いイングランドに対してよくできた」と納得の表情をみせていました。

試合をわけた“ヘディングトライ”

一方、試合のターニングポイントになったのがボールがイングランドの選手の頭に当たり、ノックオンかと思いきやトライにつながった「ヘディングトライ」のシーンです。

この場面、レフェリーが止める前に日本の選手がノックオンと決めつけたことで、簡単にトライを許してしまいました。

ウイングの松島幸太朗選手は「レフェリーが止めていない中、自分たちで判断してプレーを止めてしまった部分は反省する」と話しました。

結果的に追加点がほしい場面で相手に得点されてしまい、流れを引き寄せることができませんでした。

ラインアウト」「ハイボール処理」が敗因に

ラインアウトハイボールの処理など、事前に警戒していた部分でミスが出たことも敗因につながりました。

特にラインアウトでは前半24分、自陣でのマイボールラインアウトのこぼれ球をトライにつなげられました。

蹴ってくることがわかっていたハイボールについても相手の長身フルバック、スチュワード選手にはたかれて再び獲得されるシーンが目立ち、自分たちがキャッチして攻撃につなげることができませんでした。

フル出場したリーチ選手は、強度の高いスクラムやモール、ディフェンスに加え、キックを追いかけるシーンが多かったことで、いつも以上に体力を削られたと話していました。

後半20分以降、ほとんど敵陣に攻め込めなかった理由は、こうした部分にもあります。

山村さんもハイボールへの対応、ラインアウトの獲得率の低さを敗因としてあげました。

元日本代表 プロップ 山村亮さん
「(ハイボールへの対応については)ボールを直接キャッチできなくてもこぼれ球を確保することが重要で、ハイボールを競り合う選手を周りの選手がサポートすることが求められる」

「(ラインアウトについては)相手のプレッシャーを受けてマイボールラインアウトの獲得率が66%と低かった。このためラインアウトからの攻撃が生かせなかった」

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(黒住)
荒川さんがスケートにのめり込んだ理由が、フィギュアスケートが難しかったからと聞いたのですが?
(荒川さん)
当時の習い事の中で圧倒的に難しかったように感じて、やっても やっても極めた感じがしなかったです。水泳とかは自分の中で低いレベルで満足できたけれども、フィギュアスケートは満足するところがやってきませんでした。スケートは1回転できるようになっても、それが6種類あり、2回転、3回転もあります。できるようになったとしても100%できることがないので、それがおもしろかった。どうしても手中に収まった感じがしない。100%に近い自信があるのにジャンプがとべるか、とべないかっていうのが自分の中で賭けになったりして。満足したいからやるのに、満足できない感覚がおもしろかったです。

(黒住)
荒川さんは続けるのがつらいという思いになったときはありましたか?
(荒川さん)
一番つらかったのはうまくいかないときではなくて、目標を見失ったとき。私の場合は2004年に世界チャンピオンになったとき。その年は大学卒業の年でもあったので、引退すると思っていました。周りのスケーターも多くが社会人になって引退する時代だったので。しかし、トリノオリンピックが2年後の2006年にあるから続けたほうがいいって言われてとどまった。ただそれが、自分にとって続けるべきだったのか、世界チャンピオンとして引退して違った道へ進むべきなのか。自分の中で答えが出せなくなって…時間だけが進んでいってしまっていた。自分だけが考えがまとまらずに足踏みしているのに、時間は確実に進んでしまう感覚の時がつらかったですね。当然競技者としての結果も思わしくなくて、人生の中でも1つ大きな悩み、迷った時期でした。

2005年世界選手権は9位に終わる
(黒住)
その悩みを肯定的に捉えられたのは、なにかタイミングがありましたか?
(荒川さん)
今度は何を目標に何がゴールとして設定できればいいか考えたときに、1年ぐらいかかりましたけど、長く続けてきたスケートをしっかり「卒業する」と決めた。やめるのではなくて、自分の中でやりきって終えることが目標に変わったときに毎日を精いっぱい過ごそうと。きょうが最後になったとしても後悔のないスケート人生だったと思える過ごし方をしようって気持ちが決まったときからですね。

(黒住)
もがいたすえに、その思いにたどり着けた?
(荒川さん)
1年ぐらい目標がない状態で過ごしましたけど、さらに1年後にトリノオリンピックがあったので目指すことがようやく決められて自分の中で覚悟が。そこから変わっていきましたね。

(黒住)
自身のお子さんにはフィギュアスケーター荒川静香として見いだしてきたものをどのように伝えていますか?
(荒川さん)
やるって決めたことを頑張ろうとしているのなら見守る。もっと手を貸すのではなくて 見守って自分の力でものごとと向きあうことからいろんなことを感じて経験して学んでほしいなと思います。私自身がフィギュアスケートを続けてきて、考え方とか乗り越えるための方法を学ぶチャンスでもあったことを思うと、続けることって大事だなと思います。今続けることが大事だよって子どもたちに言ってもあまりぴんとこないかもしれないので、「目の前のものごとに目を向けるのか背けるのかで将来的に大きく変わるよ」とは伝えます。続けることがなぜ大事なのかということはあまり言わないですね。自分で発見していくものだと思うので。

(黒住)
絵本の中の「続けていれば何かがきっと見つかる」。そこにはどんな思いを込めましたか?
(荒川さん)
何かに向かっていく過程で、喜びとか達成感のほかに、困難にもぶつかると思うんですけれども、困難こそが自分を強くするきっかけにもなることがいちばん大事なところ。高い壁がそびえ立って圧倒されても、向きあっていきたいという“好奇心”が大事だと思いますね。

(黒住)
「困難にぶつかったときこそ、大事にしてほしい」と思っている?
(荒川さん)
成長のチャンスですよね。
これまで乗り越えられなかったことが、困難に挑戦することによって自分の強さも弱さも知る機会になると思うし、向きあっていかなければ知らずに終わってしまうので、それはもったいないなと思います。子どもたちには、ぜひたくさんのことに挑戦していってほしいです。

(黒住)
好奇心の見つけ方のコツはありますか?
(荒川さん)
うまくいかない自分とも向きあうことですね。ちょっと目をそらしたりとか、ふさいだりとか、うまくいかないときってあるけれども、うまくいかない自分もおもしろいと思う方向に持っていきますかね。そうすると「これがダメならこれどうだ」という好奇心にはつながるので、「これがダメならこれ」ってやってみることの連続だと思います。好奇心には大なり小なりありますけど、小さい好奇心でもいいと思うので、ささいな日常の中でもいろんな事に好奇心が持てる瞬間があったら一歩踏み出すチャンスかなと思います。

#荒川静香NHKインタビュー)

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