EU、ソマリア食糧支援の資金提供を一時停止 国連調査報告受け https://t.co/LkRpTOGbec
— ロイター (@ReutersJapan) September 19, 2023
欧州連合(EU)の欧州委員会はこのほど、ソマリアにおける世界食糧計画(WFP)向けの資金提供を一時的に停止した。飢餓を防ぐための資金が横領されたり悪用されたりする問題が広がっているとの国連の調査報告を受けた措置。2人のEU高官が明らかにした。
国連のデータによると、欧州委は昨年、ソマリアでのWFPの活動を支援するため700万ドル余りの資金を提供。EU加盟国は個別に、多くの資金を直接提供しているが、各加盟国も資金提供を一時停止するかどうかは明らかではない。
欧州委の報道官は、資金提供の一時停止について肯定も否定もしなかったが、「状況を注視し続ける」と表明。横領や不正は容認しないと強調した。
WFPはコメント要請に返答していない。
国連の調査報告は、資金の横領には地主や地元当局者、治安部隊の隊員、人道支援の係員が関与していると指摘。EU高官によると、欧州委はこの報告を踏まえて資金提供の一時停止を決定したが、WFPがソマリアでの協力先の調査など追加の条件を満たせば、支援は再開されることになっている。
#ソマリア(国連報告「横領されたり悪用されたりする問題」・欧州委員会「世界食糧計画(WFP)向けの資金提供を一時的に停止」)
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