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IOC国際オリンピック委員会は、2030年と34年の冬のオリンピック・パラリンピックについて、開催地を同時に決定する方針を明らかにしました。正式に決まれば、来月中にも候補地が絞り込まれる見込みで、34年以降の大会招致に転換したばかりの札幌市にとって実現は困難な情勢になりました。

IOCの理事会は12日に引き続き、インドのムンバイで行われ、終了後、バッハ会長が会見しました。

このなかで、2030年と34年の冬のオリンピック・パラリンピックについて、選定にあたる『将来開催地委員会』から開催地を同時に決めることで提案を受けたとし「気候変動への対応策としてこの案を検討することを理事会は承認した」と述べ、15日から始まる総会で審議することを明らかにしました。

総会で承認されれば、来月中にも候補地を絞り、来年のパリ大会で開かれる総会での決定を目指すということです。

冬の大会をめぐっては、当初、2030年大会の招致を目指していた札幌市とJOC日本オリンピック委員会が、おととし夏の東京大会の談合・汚職事件などの影響で市民の理解が十分でないとして、34年以降の大会招致に方針を転換したばかりです。

2034年大会についてはアメリカのソルトレークシティーが地元の支持もあって有力とされ、札幌市にとって34年大会の招致実現は困難な情勢になりました。

札幌市とJOCにとっては『想定外』の方針
IOCが2030年と34年の冬のオリンピック・パラリンピックについて開催地を同時に決定する方針を示したことは、34年以降の大会招致に方針を転換したばかりの札幌市とJOCにとっては『想定外』だったと言えます。

11日、都内で行われた札幌市とJOCの会見では、報道陣から「2030年、34年の開催地が同時に年内に絞り込まれた場合、34年の可能性も厳しくなるのではないか」と問われた際、JOC山下泰裕会長は「そういう情報も一部にあるが、可能性としては低いと考えている」と答えていました。

また、多くの招致関係者も同時決定される可能性は低いとみて、34年大会の候補地の絞り込みまでには時間的な余裕があると見込み、招致を目指す考えでした。

一方で過去には、2024年夏のオリンピックの招致をめぐって開催地に立候補した都市が巨額の費用などを理由に撤退するケースが相次いだことなどから、IOCが立候補都市を振り分け24年をパリ、28年をロサンゼルスと同時に決定する異例の決断をしたこともありました。

IOCは今回の同時決定の提案理由について「急激に進む気候変動に対応するための時間的猶予を設けるため」と説明していて、オリンピック・パラリンピックが直面している課題を背景に、開催地の選定方法も柔軟に対応しようとする姿勢がうかがえます。

札幌市幹部「2038年以降の招致なら一度仕切り直す必要ある」
札幌市の幹部はNHKの取材に対し、「正式な話は聞いていないが、2030年と34年を同時決定するのであれば、市民の機運醸成や意向調査をする時間もなく、2034年の開催地に選ばれる環境にはない。市の招致活動そのものが長期化しており、2038年以降の招致を目指すとなると一度仕切り直す必要がある」と述べました。

IOC 2028年ロサンゼルス五輪 5競技追加の提案を決定
IOC国際オリンピック委員会は13日の理事会で、2028年夏に行われるロサンゼルスオリンピックの追加競技について議論し、大会組織委員会から提案された
▽野球・ソフトボール
クリケット
フラッグフットボール
ラクロス
▽スカッシュの
5競技すべてについて15日からの総会に提案することを決めました。

また、国際競技団体に解決すべき問題があるとして、実施の判断が保留されていた
ウエイトリフティング
近代五種については、
一定の改善がみられたとしてロサンゼルス大会での実施を総会に提案することも決まりました。

このうち近代五種では、乗馬に代わって障害物レースを種目に加えるということです。

一方、ボクシングについては、ガバナンスの問題でことし6月に国際統括団体としての承認が取り消されたIBA国際ボクシング協会に代わる団体がないとして、引き続き保留されることになりました。

また、ローイングでは、男女の軽量級ダブルスカルに代わって、新種目のビーチスプリントが提案されることになりました。

#IOC(理事会「2030年と34年冬の五輪パラ開催地同時決定」・34年札幌五輪実現困難な情勢)

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#札幌五輪JOC山下泰裕会長「2030年冬季五輪招致断念 」「2034年以降の可能性探る」)

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