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2020年米大統領選の結果を覆そうとした罪や、機密文書を持ち出した罪などで刑事訴追されているトランプ前米大統領は23日、ニューハンプシャー州の集会での演説で、政治的迫害を受けているとの印象を前面に出し、自身を南アフリカマンデラ元大統領に例えた。

トランプ氏は24年大統領選に向けた共和党候補指名争いでトップを走っている。集会では、支持者らを前に「私はネルソン・マンデラになってもいい。理由があってやっていることだから」と述べた。

マンデラ氏は南アのアパルトヘイト(人種隔離政策)に反対する闘争を率いた人物。政治犯として収監されても信念を曲げず、黒人初の大統領に就任してノーベル平和賞を受賞した。

トランプ氏は先週、アイオワ州で開いた選挙イベントでも「この国が勝利し、再び民主国家となるのに必要ならば、私は投獄されることもいとわない」と発言していた。

23日の演説では民主党の現職、バイデン大統領との対決を念頭に、イスラエルイスラム組織ハマスの軍事衝突に多くの時間を割き、バイデン政権は米国民の安全を守れないと批判。米国もイスラエルのような防空システムを築くべきだと主張した。

大統領選でバイデン氏が再選されれば、米国はイスラム武装勢力の温床と化し、都市はパレスチナ自治区ガザ地区のような変わり果てた姿になるだろうと警告。対移民強硬策やイスラム教諸国への渡航禁止を訴えた。

#2024大統領選(トランプ「私はネルソン・マンデラになってもいい。理由があってやっていることだから」「バイデンが再選されれば、米国はイスラム武装勢力の温床と化し、都市はパレスチナ自治区ガザ地区のような変わり果てた姿になるだろう」(ニューハンプシャー州集会)「この国が勝利し、再び民主国家となるのに必要ならば、私は投獄されることもいとわない」(アイオワ州選挙イベント))

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