米10月雇用、予想下回る15万人増 自動車スト影響 賃金伸び鈍化 https://t.co/QhaTspivYC
— ロイター (@ReutersJapan) November 3, 2023
米労働省が3日発表した10月の雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比15万人増加で、市場予想以上に減速した。全米自動車労組(UAW)による三大自動車メーカでのストライキが影響した。ロイターがまとめた予想は18万人増加だった。
10月はまた、平均時給の前年比での上昇率が約2半ぶりの低水準となったほか、労働力の減少にもかわらず失業率は3.9%と、前月の3.8%から小幅上昇し、2022年1月以来の高水準を更新。
9月の非農業部門雇用者数は33万6000人増から29万7000人増に下方修正され、労働市場が失速しつつある可能性が示された。
米連邦準備理事会(FRB)は10月31日─11日1日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で2会合連続で金利据え置きを決定。今回の雇用統計受け、現在のサイクルでの利上げは終了したと見方が強まった。
BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)のシニア・エコノミスト、サル・グアティエリ氏は「FRBにとって望ましい内容だった」とし、「唯一のマイナス点は労働力の減少だが、それでも今回の雇用統計が全体的に軟調だったことで、FRBは12月の次回会合でも金利据え置きを決定する公算が高まった」と述べた。
<UAWストが重し>
製造業の雇用は3万5000人減少。9月の1万4000人増から減少に転じた。UAWによる三大自動車メーカでのストで合計3万3000人の職が失われた。ストは終了しており、11月は雇用を押し上げる可能性がある。 もっと見る
政府の雇用は5万1000人増。主に地方政府の増加で押し上げられ、新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)前の水準に戻った。
建設業は2万3000人増。社会支援や専門職・ビジネスサービスも増加した。
レジャー・接客は1万9000人増。ただ、過去12カ月の月平均(5万2000人)は大きく下回った。
運輸・倉庫は減少。情報産業はハリウッドで続いているストが引き続き重しになっている。
<賃金の伸び鈍化>
平均時給は前年比4.1%増と、伸びは9月の4.3%から縮小し、21年6月以来最小。前月比では0.2%増と、9月の0.3%から鈍化した。
賃金上昇圧力は緩和しているものの、 平均時給の前年比での伸び率は、エコノミストがFRBのインフレ目標である2%と合致するとする水準(3.5%)をなお上回っている。
#経済統計(アメリカ・雇用統計・10月・非農業部門・前月比15万人増・市場予想下回る・自動車スト影響・賃金伸び鈍化)
【速報 JUST IN 】アメリカ 10月雇用統計 農業分野以外の就業者 市場予想下回るhttps://t.co/CX2rGeWDcE #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 3, 2023
アメリカ労働省が3日発表した、10月の雇用統計によりますと、農業分野以外の就業者は前の月より15万人増加しました。
17万人程度の増加を見込んでいた市場予想を下回りました。
また失業率は前の月と比べて0.1ポイント上昇し、3.9%となりました。
労働者の平均時給は
▽前の年の同じ月と比べ4.1%、
▽前の月と比べて0.2%、
それぞれ増加したものの、いずれも市場予想とほぼ同じ水準で、ピーク時と比べて落ち着く傾向となっています。インフレの要因となってきた人手不足や賃金の上昇など労働市場のひっ迫が緩む傾向が改めて示された形です。
FRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は、追加の利上げを行うかどうかは労働市場の動向が重要だという考えを繰り返し示しています。
今回の統計を受けて市場では、FRBが12月に開く会合で、3会合連続で利上げを見送るという観測が強まっています。
#経済統計(アメリカ・雇用統計・9月・雇用者数33.6万人増・過去8カ月で最大の伸び・失業率3.8%)
🇺🇸非農業部門被雇用者増加数が、市場予想を下回ったが、過去9ヶ月のうち8ヶ月で、後から下方修正。米国の経済データ、特に雇用関係データの信頼性は昨年から低い。 https://t.co/dfWdAw1aw0
— J Sato (@j_sato) November 3, 2023
#経済統計(アメリカ・雇用統計・10月・非農業部門・J_Sato「過去9か月のうち8か月で、後から下方修正」「米国の経済データ、特に雇用関係データの信頼性は昨年から低い」)
#経済統計(アメリカ・雇用統計・J_Sato「ごまかす余裕もなくなってきた」)
IDB民間投資部門の「大幅」増資を支持=イエレン米財務長官 https://t.co/kQfw2LzwTn
— ロイター (@ReutersJapan) November 3, 2023
イエレン米財務長官は3日、中国の影響力拡大に対抗する中で米国が米州開発銀行(IDB)と緊密に協力し、中南米とカリブ海地域のサプライチェーン(供給網)の融合を進める方針を示した。
イエレン氏は「経済繁栄のための米州パートナーシップ(APEP)」の参加者らを招いた米首都ワシントンでの朝食会で、IDB傘下の民間投資部門IDBインベストの改革を目指したゴールドファインIDB総裁の取り組みを強く支持し、そのための増資を支援すると表明した。
イエレン氏は「IDBインベストの大幅な増資を可能にするような政策改革と財務シナリオを明確にするため、財務省の私のチームはゴールドファイン総裁やIDBグループへの出資国と緊密に協力している」と述べた。
IDBへの最大の拠出国である米国は、IDBと緊密に協力して中南米とカリブ海地域のプロジェクトに低コストの融資を提供すると表明。優先分野への投資を促進し、地域の競争力を高めるための幅広い取り組みの一環として、知識の共有と研修の強化を支援すると説明している。
APEPの構成国は供給網を中国からシフトさせ、自国のより近くへ移す「ニアショアリング」の動きを拡大している。これを受けてイエレン氏は2日のIDBの会合で、増資はIDBインベストの影響力と民間資本を米州により集めるのに役立つと訴えた。
#IDB=米州開発銀行(イエレン財務長官「IDBインベストの大幅な増資を可能にするような政策改革と財務シナリオを明確にするため、財務省の私のチームはゴールドファイン総裁やIDBグループへの出資国と緊密に協力している」)
#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制