https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ミシガン大学が10日発表した11月の消費者信頼感指数(速報値)は60.4と、前月の63.8(確報値)から低下し、5月以来の低水準となった。低下は4カ月連続。市場予想中央値の63.7も下回った。

現況指数は65.7と、前月の70.6から低下。期待指数は56.9と、59.3から低下した。共に5月以来の低水準となる。

消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は「今月は現在および予想される個人の財務状況がいずれも緩やかに改善したが、長期的な経済見通しは高金利の悪影響に対する懸念の高まりもあり、12%低下した」と指摘。「ガザとウクライナで続いている戦争も多くの消費者に重くのしかかっている」とした。

1年先のインフレ期待は4.4%。2カ月連続で上昇し、7カ月ぶりの高水準となった。

5年先のインフレ期待は3.2%。前月の3.0%から上昇し、2011年3月以来の高水準を付けた。

オックスフォード・エコノミクスの経済調査アナリスト、グレース・ズウェマー氏は「ガソリン価格の下落にもかかわらず、消費者のインフレ期待が上昇したことはFRBにとって懸念材料になる」と言及。 「インフレ期待の上昇は金利をより長期間高水準に維持する必要があることを示すもう1つの兆候だ」とした。

#経済統計(アメリカ・ミシガン大学消費者信頼感指数・11月・速報値・4か月連続低下・5年先インフレ期待約12年ぶり高水準)

アメリカの大手格付け会社ムーディーズは10日、アメリカ政府に対する格付けの見通しをこれまでの「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたと発表しました。

引き下げの理由について会社は、FRB連邦準備制度理事会が進めた利上げによってアメリカ国債金利が上昇し、政府の利払いの負担が今後数年間、増えることや政府の新年度予算案をめぐる議会の協議が難航し、下院の議長が史上初めて解任されて混乱したほか、一部の政府機関が閉鎖されるおそれも高まるなど政治的な分断が財政の悪化につながるリスクを挙げています。

一方、アメリカ国債の格付けは、最も信頼度が高い「Aaa」を維持したとしています。

アメリカ国債の格付けをめぐっては、ことし8月、大手格付け会社の「フィッチ・レーティングス」がアメリカの財政が悪化する懸念や、債務上限問題にみられる政治の混乱などを理由に最も信頼度が高い「AAA」から1段階引き下げていました。

#アメリカ政府「ムーディーズ「安定的」→「ネガティブ」)
#米国債ムーディーズ「Aaa」維持)