マラッカ海峡迂回の「ランドブリッジ」事業、タイが米国で提案 https://t.co/cIWCa3NZ9G
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) November 14, 2023
タイは世界で最も交通量の多いシーレーンの一つであるマラッカ海峡を迂回（うかい）することで、インド洋と太平洋間の輸送時間を大幅に短縮する巨額のプロジェクトを売り込んでいる。
セター首相は13日、いわゆる「ランドブリッジ」プロジェクトによって移動時間を平均４日短縮し、輸送コストを15％引き下げることができると訪問先のサンフランシスコで投資家に語った。
2030年までに海上輸送がマラッカ海峡の許容量を超えると予測される中で、新たなプロジェクトはシームレスな物資の流れを保証すると説明した。
総工費約１兆バーツ（約４兆2000億円）のこのプロジェクトは、政府によると、タイ南部の半島両側に港湾が建設され、100キロメートルほどの陸路は高速道路と鉄道網で結ばれる。クラ地峡に運河を通すという数十年来の構想に取って代わるものだ。
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マラッカ海峡はマレーシア・シンガポールとインドネシアの間にある狭い航路で、アジア太平洋地域とインド・中東を結ぶ最短の海上ルート。セター首相は世界貿易の約４分の１がこの海峡を通過しており、今後ますます混雑し、海運コストを押し上げることになるだろうと述べ、マラッカ海峡では年平均60件以上の海難事故が発生しているとも指摘した。
「ランドブリッジはマラッカ海峡の問題を解決する重要な選択肢であり、輸送を支える重要な新ルート」で、「より安く、より速く、より安全なルートになる」と同首相はアピールした。
原題：Thailand Takes $28 Billion Malacca Strait Bypass Plan to US (1) （抜粋）
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