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泉 あの時は前任者が出馬しないことになり、兵庫県知事の知事室長だった県民局長が自民党民主党公明党に担がれ、兵庫県知事が中心になって彼を支援した。彼は、明石市内で有名な明石高校の卒業生で同窓会が応援していたし、大学も地元の関大(関西大学)。まあ、全てが揃っていて盤石の状態だと思われていた。

でも、「市民の応援だけを味方につけて市長になる」と決めていた私には、むしろ好都合だった。全政党、業界団体も全て、対立候補の応援に回ったので、私からしたら「これ以上、闘う舞台が整った選挙もないな」と、その状況が固まりきってから出馬を表明しました。自分としては願ってもないチャンスだと思っていたのですが、当時の記者クラブの記者たちは驚きを通り越して呆れてました。

泉 忘れもしませんが、2月26日に出馬表明の記者会見をした時、「泉さん、相手候補は盤石の支持基盤を持ってます。あなたに支持基盤はありますか?」と聞かれ、「市民です」と即答したら笑われました。「そんなんで勝てる見込みがあるんですか?」とまで言われた。「いや、勝てますよ。市民のほうが多いですから」って言ったんです。

どこの政党の幹部とか地元企業の偉いさんとか有名校のOBなんかより、名前も知られていない普通の庶民のほうが圧倒的に多いんです。なぜ、政党や業界の支持がないと勝てないと考えるのか、不思議で仕方がない。市民の応援だけで勝てるし、そうすることに意味があるんですから。むしろ、そういう形で勝たないと、市民に申し訳ない。

「明石のまちのために、私が勝つ必要があるんだ」

と言ったら会場がしらーっとしてしまって、新聞に「泡沫候補が何を息巻いてるんだ」みたいに書かれました。

泉 はい。そこを、みんな勘違いしている。市民のために頑張ると言ってる人と、一部の人のために頑張ると言ってる人。普通に街の人に聞いたら、自分たちのために頑張るほうを応援する人が多いに決まっている。だけど、新聞やテレビが、もう勝敗は確定しているかのような報道をするから、みんなが諦める。だから、その思い込みにもとづいた結果が出てしまう。それで「あーあ、やっぱり」となるんだけど、その根本にあるのは単なる思い込みだし、勘違いなんです。

私の場合は、出馬した瞬間に「勝てる」と確信しました。だけど、途中から先方も巻き返しを図り、票を固められていって追い上げられた。みんながみんな投票に行くわけではないですからね。市民全員が強制的に投票させられるような制度だったら、間違いなく私が勝てるんですけど、結局、お付き合いがあったり、誰かに頼まれてる人のほうが一生懸命投票に行くから。まちの空気感は70対30くらいで私が優勢でしたが、私たちの側で投票に行くのは4割ほど、一方相手方は9割近くが行かされる状況になりました。支持層×投票予測を比べると28対27、僅差が見込まれていたんです。それで最後には69票差まで追いつかれて、ギリギリのところで勝った、というのが実際のところです。

#泉房穂「新聞やテレビが、もう勝敗は確定しているかのような報道をするから、みんなが諦める。だから、その思い込みにもとづいた結果が出てしまう」

泉 ええ。これは言わんでもいいかもしれないのですが……結局、私がマスコミを切ってしまったんです。簡単に言うと、地元紙や、その関連のテレビ局やグループ企業などに、市民の税金が流れていたわけですよ。「税金で番組買わなくても、普通に報じてもらえばええやないか」と私は思ったんですけど、そういうお付き合いが慣習になっていたわけです。市役所でも、やたら神戸新聞ばっかり購読しまくってましたしね。

ぶっちゃけた話、兵庫県内の多くの自治体では、いまだに地元新聞やそのグループに上手にお金を渡している。大阪維新の会などもマスコミとウィンウィンで付き合ってますしね。

そういった関係をやめて、「もう普通にしようよ」ということだったんですけど、それが色んな人の逆鱗に触れ、マスコミの幹部からも怒りの電話が来ました。

私の場合、1年目から人事にも予算にも手を出して役所で総スカンを食らってましたし、これでマスコミも怒らせてしまったから、もう大変な騒ぎでした。当然、市役所職員は私のことを目の敵にしてるから、ないことないことリークし始めるし。

泉 市長就任1年目に、専門性の高い職員を採用しようという狙いで、弁護士職員を公募したんです。でも、職員の一部からすると、自分の隣に弁護士が来て監視されるのは耐え難いと思ったんでしょうね。とにかく弁護士の採用を阻止するために、「泉は弁護士だから弁護士会に媚を売ってる」とか裏で流されて、マスコミにネガティブ・キャンペーンを張られました。

しんどかったけど、そこは何とか踏みとどまり、3年目ぐらいから子ども医療費無償化など徐々にやりたいことが形になってきて、それが市民の一部に届いて、応援してもらえるようになった。だからこそ、「もう少し頑張ろう」と思えた。

この12年間を総括すると、マスコミは常に私に冷たいです。市の職員には、一定程度理解してもらえましたけど、OBも含めて上の方々は私に憎しみを持ってる方が多い。とくに技術系の人事を私が触ったせいで、部長になれなかった人もいますので。そういった技術系に近い業界団体からも嫌われています。「あいつのせいで、公共事業が削減された」と恨んでいるわけです。議員たちも「あれもこれも、市長が勝手に決めやがって」と、怒りは強まる一方かな。

嘘じゃなく、この12年間、本当に市民だけが私の味方でした。あの時も市民の応援がなければ、とてもじゃないけど持ち堪えられなかった。市民が応援してくれたから、一連の子育て支援策を形にすることができたんです。

#泉房穂兵庫県自治体は地元マスコミにカネ(税金)を渡している」

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