【速報 JUST IN 】ロシア 大阪・関西万博の参加取りやめを表明https://t.co/hyxqyRqXeO #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 28, 2023
ロシアは再来年開催される大阪・関西万博への参加を取りやめることを明らかにしました。ロシアによるウクライナ侵攻をめぐる日本や欧米の姿勢に反発した可能性もあります。
これはフランスで28日、開かれた、BIE=博覧会国際事務局の総会でロシアの代表が明らかにしました。
総会には博覧会協会の石毛博行 事務総長らが参加し、再来年、開催される大阪・関西万博に向けた準備状況の説明を行いました。
この説明の直後、ロシアの代表が発言を求め、「残念だがロシアは大阪・関西万博への参加を取りやめる。主催者とのコミュニケーションが十分とれていない」と述べ、参加しないことを明らかにしました。
ロシアの代表は参加をとりやめた理由の詳細は明らかにしていませんが、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐる、日本や欧米の姿勢に反発した可能性もあります。
大阪・関西万博への参加をめぐって、政府は今月14日、メキシコやエストニアが参加を辞退した一方、デンマークなど9か国から新たに参加の表明があったと明らかにしています。
ロシアが不参加を表明したことで大阪・関西万博に参加を予定しているのは、159の国と地域となります。
このほか総会では2030年の万博の開催地を決める投票が行われ、サウジアラビアの首都リヤドで開かれることが決まりました。
松野官房長官「侵略は大阪・関西万博の理念と相いれない」
松野官房長官は午前の記者会見で「ロシア側から正式な連絡は受けておらずコメントは控えるが、ロシアによるウクライナ侵略は、大阪・関西万博のテーマである『いのち輝く未来社会のデザイン』の理念と相いれない。現下の状況が変わらなければ、ロシアが参加することは想定されないが、今後の情勢をよく踏まえたうえで、政府として適切に対応する」と述べました。
#大阪・関西万博(BIE=博覧会国際事務局・総会・ロシア代表「残念だがロシアは大阪・関西万博への参加を取りやめる。主催者とのコミュニケーションが十分とれていない」)
イエメン沖 ミサイル情報で海自護衛艦 最大近い速度で現場離脱https://t.co/wsCB0KbEEX #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 28, 2023
イエメン沖のアデン湾では日本時間の今月26日、タンカーがソマリア人とみられる武装勢力に乗っ取られ、アデン湾で海賊対処の任務にあたっている海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」と哨戒機が現場海域で警戒監視や情報収集を行いました。
海上自衛隊は、アメリカ海軍の駆逐艦と対応していた際にアメリカ軍から弾道ミサイルが発射されたという情報が寄せられ、「あけぼの」から18キロ以上離れた海域に落下したとみられることを28日、明らかにしました。
関係者によりますと、「あけぼの」は発射の情報を受けたあと、速度を最大近くの時速およそ55キロまで上げて現場海域から離脱したということです。
民間のホームページ「マリントラフィック」で公開されている航跡情報では、「あけぼの」は、日本時間の今月26日夜から翌日の27日午前8時ごろにかけて、イエメン第2の都市アデンの南西およそ110キロの海域にとどまっていましたが、午前8時15分ごろ南に向かって急に移動し、このときの速度は最大で30ノット余り、時速およそ55キロとなっています。
アメリカ国防総省によりますと、弾道ミサイルは日本時間の27日午前7時45分ごろ、イエメンの反政府勢力フーシ派が支配する地域から2発が発射されたということで、「あけぼの」はそのおよそ30分後に現場から離脱したとみられています。
海上自衛隊は「安全上の懸念はなかった」として、アデン湾での海賊対処の任務を継続するとしています。
海自護衛艦 航跡の詳細
民間のホームページ「マリントラフィック」で公開されている航跡情報では、「あけぼの」は、日本時間の今月26日正午ごろまではイエメン第2の都市アデンの南東およそ230キロの海域を時速20キロ余りで東に向けて航行していました。しかし、徐々に速度を落とし、午後2時前には進路を反転させます。
そして時速50キロほどに速度を上げて西に向かい、午後10時前にはアデンの南西およそ110キロの海域で急激に速度を落としました。
その後およそ10時間にわたって周辺海域にとどまっていて、このとき武装勢力に乗っ取られたタンカーの周辺で情報収集などにあたっていたとみられます。
そして27日午前8時15分ごろ、南に向かって急に移動し、このときの速度は最大で30ノット、時速およそ55キロとなっています。
“アデン湾で海賊対処”海自の護衛艦と哨戒機とは
防衛省は2009年からアデン湾で海賊対処にあたっていて、現在は海上自衛隊の護衛艦1隻と哨戒機1機が派遣されています。このうち護衛艦は、長崎県の佐世保基地に所属する「あけぼの」で、ことし9月に日本を出発したあと現地で任務にあたっています。
海上自衛隊によりますと、定員は165人で、対空ミサイルなどを装備している一方、弾道ミサイルを追尾して迎撃する装備はないということです。
「あけぼの」について、海上自衛隊トップの酒井良 海上幕僚長は28日の記者会見で、「直接弾道ミサイルが命中するおそれがあるときには対応は不可能だと思っている。イエメンが保有する弾道ミサイルの性能などをトータルで分析すると、直接命中させる精度はないとみられ、警戒をしながら現在の任務を継続する方針だ」と述べています。
防衛省のホームページによりますと、海賊対処の任務をめぐり弾道ミサイルを追尾して迎撃できるイージス艦が派遣された記録はありません。
防衛省関係者は「イージス艦は日本周辺で北朝鮮の弾道ミサイルに対応する任務などがあるため、アデン湾への派遣は難しい。そもそも海賊対処の任務で弾道ミサイルに対応する事態が起きるとは思っていない」と話しています。また、現在、派遣されている哨戒機は先月青森県の八戸航空基地を出発したP3C哨戒機1機で、今回の派遣から、哨戒機の機数は2機から1機に減っています。
イエメン近海 航行する船舶の保険料 高騰の可能性
イエメンの近海で、船舶が乗っ取られるなどの被害が相次いでいることを受けて、海域を航行する船舶の保険料が高騰する可能性が指摘されています。イエメンの反政府勢力、フーシ派はイスラエルと関係のある船舶を標的にすると宣言し、イエメンの近海で船舶が乗っ取られたり、攻撃されたりするケースが相次いでいます。
こうした事態について、イギリスの保険会社、「ヴェッセル・プロテクト」のマンロ・アンダーソンさんはNHKの取材に対し「イスラエルが関係する船舶は高いリスクにさらされているが、そうでない船舶にも巻き添えや誤認による攻撃の脅威がある」と述べました。
その上でこの状況が続けば海域を航行するすべての船舶の保険料が高騰する可能性があると指摘しています。
一方、アメリカのメディアブルームバーグは、スエズ運河を経由してヨーロッパとアジアの間を航行するためには脅威があるとしても避けられない海域だと伝えています。
アメリカ政府は付近を航行する船舶に注意を呼びかけていて、世界の物流への影響も懸念されています。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・イエメン沖アデン湾・小型ケミカルタンカー「セントラルパーク」・ロンドン拠点・国際船舶管理会社ゾディアック・マリタイム(イスラエルのオフェル一族)・リベリア船籍・リン酸・一時拿捕・酒井良海上幕僚長「弾道ミサイルは駆逐艦から10マイル、およそ18キロ離れた地点に落下した」・関係者「『あけぼの』は発射の情報を受けたあと、速度を最大近くの時速およそ55キロまで上げて現場海域から離脱した」・およそ30分後に現場から離脱した・イギリスの保険会社「ヴェッセル・プロテクト」マンロ・アンダーソン「イスラエルが関係する船舶は高いリスクにさらされているが、そうでない船舶にも巻き添えや誤認による攻撃の脅威がある」「この状況が続けば海域を航行するすべての船舶の保険料が高騰する可能性がある」・ブルームバーグ「スエズ運河を経由してヨーロッパとアジアの間を航行するためには脅威があるとしても避けられない海域だ」)
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・イエメン沖アデン湾・小型ケミカルタンカー「セントラルパーク」・ロンドン拠点・国際船舶管理会社ゾディアック・マリタイム(イスラエルのオフェル一族)・リベリア船籍・リン酸・一時拿捕・酒井良海上幕僚長「弾道ミサイルは駆逐艦から10マイル、およそ18キロ離れた地点に落下した」「『あけぼの』には弾道ミサイルに対応できる装備がなく、直接弾道ミサイルが命中するおそれがあるときには対応は不可能だと思っている。イエメンが保有する弾道ミサイルの性能などをトータルで分析すると、直接命中させる性能はないとみられ、警戒をしながら現在の任務を継続する方針だ」・防衛省関係者「イージス艦は日本周辺で北朝鮮の弾道ミサイルに対応する任務などがあるため、アデン湾への派遣は難しい。そもそも海賊対処の任務で弾道ミサイルに対応する事態が起きるとは思っていない」・)
来年は各国選挙が国際情勢を左右する緊迫の1年=岸田首相 https://t.co/LkYYZPrMY0
— ロイター (@ReutersJapan) November 28, 2023
岸田文雄首相は28日、都内で行われた共同通信加盟社編集局長会議で講演し、「2024年の国際社会は緊迫の1年になる」と指摘、万全の態勢で臨む考えを示した。
首相は、ウクライナ・パレスチナ情勢に加え、米大統領選や台湾、インドネシア、韓国、インドの国政選挙があり、「(それらの)結果が緊迫した国際情勢を大きく左右することが予想される」と述べた。
#岸田文雄「来年は各国選挙が国際情勢を左右する緊迫の1年」
「戦後日本」は、じつはアメリカの軍部によって「植民地支配」されているという「ヤバすぎる現実」 : https://t.co/n6WrBpWGcD #現代ビジネス
— 現代ビジネス (@gendai_biz) November 27, 2023
私たち日本人が生きていたのは、実は「戦後レジーム」ではなく、「朝鮮戦争レジーム」だった。そしてそれは「占領体制の継続」よりもさらに悪い、「占領下の戦時体制」または「占領下の戦争協力体制」の継続だったのだ。
そのことがわかると、いろんな謎がスッキリ整理されてきます。
私が日本の戦後史を調べ始めてから、ずっと不思議で仕方がなかったふたつの問題。
なぜ多くの心ある、しかも頭脳明晰なリベラル派の先人たちが、自国の憲法に対して、「指一本触れるな」としか、いうことができなかったのか。
同じく、なぜ「占領軍による憲法草案の執筆」という、疑問の余地のない歴史的事実について、「その話は、いまはまだするな」と60年以上、いいつづけることしかできなかったのか。
それは「占領下の戦時体制」が法的に継続するなか、憲法9条に少しでも手をふれてしまえば、米軍の世界戦略のもとで、自衛隊が世界中の戦争で使われてしまうことが、本能的によくわかっていたからでしょう。
けれども、よく考えてみましょう。冷戦の終結からすでに30年近くが経ち、世界の状況は大きく変わりました。
もともとは、「無責任な軍国主義が世界から駆逐されるまで」(「ポツダム宣言第6項」)
という大義名分のもと、大日本帝国を占領し、日本の独立後は、その「世界から駆逐すべき無責任な軍国主義」の対象を共産主義国に切り替えて(「旧安保条約前文」)、アジア全域に居座りつづけた米軍。そしてその国際法違反の軍事行動を、60年以上、無条件で支持し続けてきた日本。
皮肉なことに現在、私たちが世界から駆逐すべき「無責任な軍国主義」とは、このあまりに従属的な二国間関係のなかにこそ、存在している。その問題を私たち自身の手で、清算すべきときがきているのです。
マッカーサーがどれほど自覚していたかはわかりませんが、日本の独立モデルをめぐるマッカーサーと軍部の対立は、
「新しい時代の集団安全保障構想(国連軍+憲法9条)」と、
「従来型の軍事同盟(東西冷戦構造)」の対立という、世界史的なスケールをもった対立でもありました。
しかし朝鮮戦争の突然の開戦によって、マッカーサー・モデルはその砲煙のなかに消えさり、ダレスの考案した「疑似国連軍」としての米軍が、世界中に軍事同盟の網の目を張りめぐらしていくことになりました。
なかでも日本は、国連憲章の暫定条項(例外条項)を駆使したダレスのさまざまな法的トリックに完敗し、国連の名のもとに米軍に無制限の自由を与える、徹底した軍事的従属関係を認めることになってしまったのです。
それがサンフランシスコ・システムです。
そのあまりに歪んだ二国間関係が、冷戦の終結後、アメリカの軍部に「世界の単独支配」という「狂人の夢」を見させ、アメリカ自身を、みずからがつくった国連憲章の最大の破壊者へと変貌させてしまった。
私もこれを知ったときは驚いたのですが、じつはあのブッシュ政権の国務長官だったコンドリーザ・ライスでさえ、日本と韓国に軍をおくアメリカ太平洋軍について、次のように述べているのです。
「太平洋軍司令官は昔から植民地総督のような存在で(略)最もましなときでも外交政策と軍事政策の境界線を曖昧にしてしまい、最悪の場合は両方の政策をぶち壊しにしてしまう傾向があった。誰が軍司令官になろうが、それは変わらなかった。これは太平洋軍司令官という役職にずっとつきまとっている問題だろう」(『ライス回顧録』集英社)
つまり「戦後日本」という国は、じつはアメリカ政府ではなく、アメリカの軍部(とくにかつて日本を占領した米極東軍を編入した米太平洋軍)によって植民地支配されている。
そしてアメリカ外交のトップである国務長官でさえ、日本がなぜそんな状態になっているのか、その歴史的経緯や法的構造が、さっぱりわかっていないということです。
けれどもこの本をお読みになってわかるとおり、謎はすべて解けました。
あとは、いつになるかわかりませんが、きちんとした政権をつくって日本国内の既得権益層(いわゆる「安保村」の面々)を退場させ、アメリカの大統領や国務長官に対して、
「現在の日米関係は、朝鮮戦争の混乱のなかでできた、あきらかに違法な条約や協定にもとづくものです。こうした極端な不平等条約だけは、さすがに改正させてほしい」
といって交渉すればいいだけです。
なにしろ日本人の人権は、アメリカのコウモリや遺跡よりも、米軍から圧倒的に低く扱われているのです(第6章)。真正面からその事実を示して堂々と交渉すれば、
「いや、それは今後も続ける」
といえる大統領も国務長官も、さすがにいないでしょう。
日本人が、この歪んだ従属関係であるサンフランシスコ・システムから脱却することは、日本はもちろん世界の歴史にとっても、非常に大きなプラスをもたらすことになるのです。
#日米(矢部宏治 「朝鮮戦争レジーム」「サンフランシスコ・システム」)
ベトナム国家主席 国会で演説 “幅広い分野で協力強化を”https://t.co/jxducrzgVM #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 29, 2023
27日から30日までの日程で日本を公式訪問しているベトナムのボー・バン・トゥオン国家主席は29日午後、衆議院本会議場でおよそ20分間演説を行いました。
この中では、27日、岸田総理大臣との首脳会談で両国の関係を「包括的戦略的パートナーシップ」に引き上げる共同声明を発表したことに触れ、「双方の利益を満たし、平和と安定に貢献する新たなページを切り開くものだ」と述べました。
そのうえで、経済協力を柱としつつ、気候変動や人的交流、それに中国を念頭にした海洋安全保障など、幅広い分野で協力を強化していきたいと訴えました。
そして最後に「われわれは誠実な友だ。戦略的な協力、持続可能な未来を実現する関係を構築していく決意を一緒に掲げていこう」と呼びかけ、議場からは大きな拍手が送られました。
#日越(ベトナム・ボー・バン・トゥオン国家主席・衆議院本会議場でおよそ20分間演説)
#日越(外交関係樹立50周年・日越友好議員連盟二階俊博会長・ボー・バン・トゥオン国家主席・会談)
#日越(外交関係樹立50周年・岸田首相・ボー・バン・トゥオン国家主席・「包括的戦略的パートナーシップ」に引き上げる)
【速報 JUST IN 】米軍オスプレイ 屋久島沖に墜落の情報 8人搭乗か 海保https://t.co/Yu7wE6yQKc #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 29, 2023
29日午後、鹿児島県の屋久島沖でアメリカ軍の輸送機「オスプレイ」が墜落したという情報があり、海上保安庁が巡視船や航空機を出して確認を進めています。
海上保安庁によりますと、屋久島空港の南東の海上で機体とみられる灰色の多数の残骸が見つかったほか、オスプレイに乗っていたとみられる男性1人が救助され、病院に搬送されましたが、死亡したということです。
目撃した男性は「機体が突然、ひっくり返り、真っ逆さまになった。火が出て爆発しそのまま海に垂直に落ちていった」と話しています。
目次
海上保安庁 男性1人死亡屋久島漁協 漁取りやめ救助へ 3人発見の情報
第10管区海上保安本部によりますと、29日午後2時47分ごろ、鹿児島県の屋久島沖で輸送機「オスプレイ」が墜落したという情報が入ったということです。
オスプレイはアメリカ軍所属で、当初、乗組員は8人と発表していましたが、アメリカ軍からの最新の情報で乗組員は6人だったということです。
防衛省によりますと、機体は東京のアメリカ軍横田基地に所属するCV22オスプレイで29日午後2時40分ごろ、鹿児島県の屋久島の沖合で自衛隊のレーダーから航跡が消えたということです。
屋久島町によりますと、鹿児島県から入った情報として、事故があった場所は、屋久島の東側にある安房地区の東の沖合だということです。
また、国土交通省関係者によりますと、現場は屋久島空港から南東に2キロから4キロほどの海上とみられるということです。
海上保安庁 男性1人死亡
海上保安庁によりますと、午後5時現在、巡視船と巡視艇あわせて6隻とヘリコプター2機で捜索を行っていて、屋久島空港の南東の海上では、機体とみられる灰色の多数の残骸が見つかっているということです。また、午後3時50分ごろ、地元の漁協からオスプレイに乗っていたとみられる男性1人を発見したと通報があり海上保安官が救助して病院に搬送しましたが、死亡したということです。
このほか地元の漁協によりますと、周辺海域で漁をしていた数隻の船がこれまでに3人を発見したという情報があるということです。
防衛省関係者によりますと、オスプレイは山口県にあるアメリカ軍岩国基地から沖縄県にあるアメリカ軍嘉手納基地に向けて飛行していたところ、目的地を屋久島に変更し屋久島空港に向かっている際に墜落したという情報があるということです。
気象庁によりますと、屋久島周辺は、きょうはおおむね晴れていて、午後2時半の風速は1.9メートルと弱い状況でした。
当時、注意報や警報も発表されていませんでした。海上保安庁が巡視船や航空機を出して確認を進めています。
屋久島漁協 漁取りやめ救助へ 3人発見の情報
屋久島漁協によりますと、オスプレイが墜落した当時、5隻ほどの漁船が漁に出ていましたが、現時点で被害の情報は入っていないということです。オスプレイの墜落の情報を受けて、漁師たちが、漁を取りやめてオスプレイに乗っていた8人の捜索に向かったということです。
屋久島漁協によりますと、周辺海域で漁をしていた数隻の船が現場海域で捜索したところ、これまでに3人を発見したという情報があるということです。容体などはわかっていないということです。
目撃者「機体がひっくり返り火が出て爆発」
屋久島町に住む平田耕作さん(68)は午後2時半すぎ、岬で釣りをしていたときにオスプレイが墜落する様子を目撃しました。平田さんによりますと、屋久島空港の方向に向かって飛んでいたオスプレイが突然、ひっくり返り、その直後に左翼側のプロペラのあたりから火が出てその部分が爆発し、そのまま海に落ちていったということです。
平田さんは当時の状況について「機体が180度ひっくり返り、背面飛行のように真っ逆さまになった。火が出て爆発したあとはそのまま垂直に落ち、ドーンという音と、黒い煙が立ち上っていた」と話しています。
また「自分がいた方に向かってくるように感じたが逃げようがなく、非常に強い恐怖で体がぶるぶると震えた。市民に被害が及ばないよう、安全の確保を徹底してほしい」と話していました。
目撃者「左翼側のエンジンから炎」
屋久島空港の近くでダイビングショップを営む男性によりますと、午後2時40分ごろ、いつもと違うエンジン音が聞こえたため外を見てみると、オスプレイが左翼側のエンジンから炎を上げながら飛んでいたということです。男性は「屋久島空港の東側から滑走路に進入するような経路で飛んでいたが、左に旋回しながら落ちていった。地響きとともに黒い煙が立ち上ったのが見えたので、すぐに110番通報した」と話していました。
屋久島町に住む酒井幸子さんはNHKの取材に対し「機体が空中で火を噴きながらそのまま海に落ちていく様子が見えました。そして『ドカーン』というものすごく大きな音で水しぶきのようなものをあげて落ちました。」と驚いた様子で話していました。
屋久島町小瀬田の76歳の女性は「午後3時前、いつもと違う航空機のエンジン音がしたため、自宅のベランダに出て海のほうを見たら、オスプレイが炎を上げながら飛行していました。そして、機体は海へ落ちていきました。煙が上がり大きな爆発音も聞こえました。あっけにとられ驚きました」と話していました。
屋久島のNHKカメラには…
屋久島の東部、安房地区にNHKが設置したカメラの映像では、午後4時32分ごろ、海上で旋回する海上保安庁の白い機体のヘリコプターから人がロープのようなものを使って海面まで下りている様子が確認できます。屋久島の東部、安房地区にNHKが設置したカメラの映像では、午後5時半すぎ海上保安庁が船から救命ボートを出して、救助活動にあたっている様子が確認できました。
午後5時40分ごろ、屋久島沖の上空でNHKのヘリコプターが撮影した映像では、海上保安庁の巡視船の右側に救命用とみられる空気で膨らむオレンジ色のいかだがあるのが確認できます。船上では頭にライトをつけた隊員など数人が作業にあたっている様子もわかります。
空港管理事務所に緊急着陸要請の連絡
鹿児島県の屋久島空港管理事務所によりますと、午後2時35分ごろに鹿児島空港からの緊急着陸を要請する連絡があったということです。また、その5分後に屋久島空港に設置されたカメラで周辺を確認したところ海上付近で煙のようなものが見えたということです。
オスプレイ目的地変更か
アメリカ軍岩国基地
防衛省関係者によりますとオスプレイは午後2時15分ごろ、山口県にあるアメリカ軍岩国基地を離陸したという情報があるということです。その後、沖縄県にあるアメリカ軍嘉手納基地に向けて飛行していたところ、目的地を屋久島に変更し、屋久島空港に向かっていた際に墜落した可能性があるということです。
在日アメリカ空軍「報告受け確認中」
CV22オスプレイが配備されている横田基地の在日アメリカ空軍第374空輸航空団の広報部はNHKの取材に対し「報告を受けて現在、確認をしている」としています。CV22これまでの事故
アメリカ空軍の「CV22オスプレイ」は、主に特殊部隊の輸送に使われ、日本では2018年10月から東京の横田基地に配備されています。基地がある福生市によりますと、現在、6機が配備されているということです。
アメリカ軍のCV22オスプレイは、2010年にアフガニスタンでの作戦中に着陸に失敗して、兵士4人が死亡する事故が起きたほか、2012年にはアメリカ・フロリダ州で訓練中に5人が負傷する墜落事故も起きています。
また、アメリカ空軍は2022年8月、飛行中にエンジンとローターをつなぐ「クラッチ」と呼ばれる部品が不具合を起こす問題が増えているとして、横田基地も含めてすべての機体の飛行を停止するよう指示し、その後、飛行を再開させていました。
オスプレイをめぐっては、アメリカ海兵隊の「MV22オスプレイ」の事故も起きていて、2016年12月には、沖縄本島付近で夜間の空中給油訓練をしていた際給油機のホースとプロペラが接触し、名護市沖の浅瀬で大破しました。
松野官房長官「人命の救助最優先」
松野官房長官は29日午後の記者会見で「詳細は確認中だが、きょう午後2時40分ごろ、鹿児島県屋久島沖で、アメリカ軍のオスプレイがレーダ-ロストしたとの情報に接している。政府としては、被害状況の確認を行うとともに、人命の救助に最優先であたる考えだ」と述べました。陸上自衛隊元パイロット「何か不具合あったか」
陸上自衛隊でヘリコプターのパイロットを務めた元陸将の山口昇さんは、「屋久島付近の気象の状況は風速1.9メートルとそよ風程度で、飛行に支障をきたしたとは考えづらい。まずはどこに機体があるかを探し、できるだけ早く救助する必要がある」としています。また、オスプレイが、山口県にあるアメリカ軍岩国基地を出発し沖縄県にあるアメリカ軍嘉手納基地に向かっていたという情報があることについて、「オスプレイは飛べる距離が長く、速度も速いので、岩国から嘉手納まではひとっ飛びで行くことができる。その途中で経路を変更したということは、何か不具合があって最寄りの飛行場に着陸しようとした可能性がある」と話していました。
沖縄 普天間基地では
鹿児島県の屋久島沖でオスプレイが墜落したという情報がある中、沖縄県宜野湾市のアメリカ軍普天間基地では、午後3時50分ごろオスプレイ1機が滑走路に出て、上に向いた2つのプロペラを回して離陸する様子が確認されました。そのおよそ10分後の午後3時59分にももう1機が滑走路に出て離陸していました。
宜野湾市長「原因究明を」
沖縄県ではアメリカ軍普天間基地に海兵隊が運用するMV22オスプレイが配備されています。普天間基地を抱える宜野湾市の松川市長は沖縄防衛局から横田基地に所属するCV22オスプレイが墜落したとの連絡を受けたということで、「乗員の救助をまず優先してもらいたい。その上で、CVとMVという違いはあるものの、宜野湾市としてはオスプレイということでどうして墜落したのか原因を究明して公表していただきたい」と話していました。
また、今後、沖縄防衛局に対し、普天間基地のMV22の飛行中止を求めていくか問われると「事故原因が公開された上で沖縄防衛局と調整する」と話していました。
玉城知事「オスプレイの飛行停止を」
沖縄県の玉城知事は、29日午後5時半ごろ報道各社の取材に応じ、「オスプレイの危険性が不安視されていることがこのような形で現実になったのは、非常に残念であるとしか言いようがない」と述べました。その上で、「事故原因が究明されるまでのあいだは、海兵隊の所属機を含めてアメリカ軍のオスプレイの飛行を停止するようこれから求めていきたい」と述べ、近く、外務省沖縄事務所や沖縄防衛局に対して要請する考えを示しました。
#在日米軍(横田基地所属CV22オスプレイ・屋久島沖・墜落)
10月 中国への魚介類輸出額 前年同月比94%減 財務省貿易統計https://t.co/ykhIXTRo7A #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 29, 2023
10月に日本から中国へ輸出した加工品を除く魚介類の金額は、財務省の貿易統計で、去年の同じ月と比べて94%の減少となりました。中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止した影響で大幅な減少が続いています。
財務省は29日、10月の貿易統計の詳細な内訳を公表しました。
それによりますと日本から中国へ輸出した加工品を除く魚介類の金額は、4億204万円で去年の同じ月よりも94%減りました。
中国は東京電力福島第一原発の処理水の放出に反発し、日本産の水産物の輸入を全面的に停止していて、9月の日本からの魚介類の輸出額も99%の減少となっていました。
この問題をめぐっては11月、岸田総理大臣が中国の習近平国家主席と会談した際にも、輸入停止措置の即時撤廃を求めるなど中国側への働きかけを続けていますが、日中両国の立場の隔たりは埋まっていません。
#経済統計(日本・貿易統計・ 10月・中国への魚介類輸出額・前年同月比94%減)
#経済統計(日本・貿易統計・ 9月・中国への魚介類輸出額・前年同月比99%減)
#経済統計(日本・貿易統計・ 8月・中国への魚介類輸出額・前年同月比75%減)
#政界再編・二大政党制