https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

トルコのエルドアン大統領は28日、国連のグテレス事務総長と電話会談し、イスラエルパレスチナ自治区ガザで犯した戦争犯罪について国際法廷で責任を問われなければならないと伝えた。トルコ大統領府が発表した。

29日に予定されているガザに関する国連安保理会合に先立ち、エルドアン大統領は「イスラエルは国際社会の目を欺き、国際法、戦争法、国際人道法を踏みにじり続けている」と述べたという。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・エルドアン大統領「イスラエルパレスチナ自治区ガザで犯した戦争犯罪について国際法廷で責任を問われなければならない」「イスラエルは国際社会の目を欺き、国際法、戦争法、国際人道法を踏みにじり続けている」・国連グテーレス事務総長・電話会談)

d1021.hatenadiary.jp

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・イスラエルが遺体から「臓器を盗んでいる」疑惑浮上)

ヨルダンのアブドラ国王は28日、イスラエルによるガザおよびとヨルダン川西岸での軍事作戦は「人間の価値と生きる権利を否定するものだ」と批判した。国営メディアが発言を報じた。

同国王は改めて軍事衝突の終結を呼びかけた上で、イスラエルによるガザ包囲は、数週間にわたって医薬品や食料、燃料の搬入を妨げ、電力供給を遮断するなどし、戦争犯罪に等しいと述べた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・ヨルダン・アブドラ国王「イスラエルによるガザおよびとヨルダン川西岸での軍事作戦は人間の価値と生きる権利を否定するものだ」「イスラエルによるガザ包囲は、数週間にわたって医薬品や食料、燃料の搬入を妨げ、電力供給を遮断するなどし、戦争犯罪に等しい」)

d1021.hatenadiary.jp

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・「アラブ連盟」「イスラム協力機構」臨時合同首脳会議・BBC「アラブの盟友たちは明らかに、アメリカに対して怒りの言葉を投げかける以上のことはしたくないと思っている。だが、それらの国々は、自分たちの意見を聞いてほしいと思っているし、中東地域や自国での出来事が対処し切れないほど悪化する恐れが生じる前に、ガザでの暴力を早くやめてほしいと思っている」)

米国がイスラエルに対し、パレスチナ自治区ガザ北部に対し行われたような攻撃が同地区南部で繰り返されることがないよう呼びかけ、南部では民間人を保護し、インフラへの被害を抑えるよう求めていることが米政府当局者の話で分かった。

米当局者は「作戦が(ガザ地区)南部に移行する際、住民の大幅な移動がこれ以上生じないよう最大限の配慮がなされなければならないと、イスラエル政府に対し極めて明確な言葉で強調している」とし、「北部のような規模の避難民発生を南部で繰り返すことはできない」とし、ガザ南部と中部にある電力と水道のインフラのほか、人道支援施設や病院に対する攻撃を避ける必要があると述べた。

こうしたメッセージはバイデン大統領から発せられているとし、イスラエル側は米国の考えを受け入れているという。

米政府は、ガザ地区を実効支配するハマスが10月7日にイスラエルに対する奇襲攻撃を実施した直後はイスラエルの対応に「レッドライン(越えてはならない一線)」はないとの見解を表明。ガザ地区で多数の民間人が犠牲になっていることに国内外の批判が高まる中、バイデン政権は方針を転換しつつある。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・米政府当局者「作戦が(ガザ地区)南部に移行する際、住民の大幅な移動がこれ以上生じないよう最大限の配慮がなされなければならないと、イスラエル政府に対し極めて明確な言葉で強調している」「北部のような規模の避難民発生を南部で繰り返すことはできない」「ガザ南部と中部にある電力と水道のインフラのほか、人道支援施設や病院に対する攻撃を避ける必要がある」「こうしたメッセージはバイデン大統領から発せられている」「イスラエル側は米国の考えを受け入れている」・ロイター「バイデン政権は方針を転換しつつある」)

イスラエル軍イスラム組織ハマスは28日、パレスチナ自治区ガザ地区の北部で衝突した。衝突は小規模だったが、現在延長されている戦闘休止の合意に反する。

イスラエル軍によると、三つの爆発装置が同軍の部隊が展開する付近2カ所で爆発した。うち1カ所では「テロリストが部隊に向けて発砲し、部隊は応戦した」という。また、「この衝突で多くの兵士が軽傷を負った」と明らかにした。

一方、ハマスはSNS「テレグラム」に声明を出し、「一時休戦の合意に明らかに違反している」イスラエルを非難。衝突は「現場での小競り合い」で、「戦闘員が対処した」と述べた。

ハマス「敵が守る限り、我々も休戦合意を守る」とした上で、仲介国に対して全面的な休戦の全ての条件の履行でイスラエルに圧力をかけるよう求めた。

イスラエルハマスガザ地区での戦闘の休止の合意は27日に2日間延長された。イスラエルのネタニヤフ首相の上級顧問を務めるマーク・レゲブ氏によると、休戦合意の下でイスラエルパレスチナ人の受刑者と拘束者を釈放し、ハマスは毎日10人の人質を解放することになっている。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・・人質解放合意・2日延長合意・5日目・ガザ北部で小規模な交戦・ハマス声明「一時休戦の合意に明らかに違反している」「敵が守る限り、我々も休戦合意を守る」)

d1021.hatenadiary.jp

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・ハマス幹部「人質解放を女性・子ども以外に広げる内容の新たな停戦協定を目指していた」「イスラエルが向こう2日間に(合意を)順守することを期待する。われわれは、女性や子ども以外にの交換可能な他のカテゴリーを含む新たな合意を求めているからだ」「現段階で交換を継続するには、期間をさらに延長する必要がある」・ロイター「さらに延長するとなるとイスラエル人男性を解放する必要が出てくる」・5日目)

イスラエルパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは、6日間に延長された戦闘休止の最終日となる29日も人質や収監されている人の解放を実施する見通しだ。今後さらなる延長で合意できるかに関心が集まる。

ハマスガザの過激派「イスラム聖戦」は28日、人質のうち12人を解放した。

イスラエル軍によると、内訳はイスラエル人女性10人とタイ人2人で、年齢は17歳から84歳。

一方、イスラエルエルサレムなどにある収監施設から30人のパレスチナ人を釈放したと発表した。非政府組織パレスチナ囚人クラブによると、女性15人と10代の男性15人という。

これにより、24日の戦闘休止以降に解放された人質は81人となった。このうち60人がイスラエル国保有者で、全てが女性または子ども。残りの21人が外国籍保有者で、大半はタイからの労働者。イスラエルが釈放したパレスチナ人は180人となった。

イスラエルはこれまで、ハマスイスラエル人の人質を1日に少なくとも10人解放し続ければ、戦闘休止のさらなる延長が可能性としている。ただ、現在も拘束されている女性と子どもの数は減っており、さらなる延長にはイスラエル人男性の解放が必要になる可能性がある。

双方の交渉を仲介してきたカタールでは28日、ムハンマド首相が米中央情報局(CIA)のバーンズ長官とイスラエル情報機関モサドのバルネア長官と会談した。

また、主要7カ国(G7)外相は声明で、人道支援を拡大し、全ての人質の解放を促進するため、戦闘休止のさらなる延長と必要に応じた将来の休止を支持すると表明した。 もっと見る

ガザには依然として約159人の人質が残されている。米ホワイトハウスはこのうち8─9人が米国人との見方を示した。

国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、ハマスがより多くの米国人を解放することを期待するとし、戦闘休止の延長に向けてカタールと協力する考えを示した。「人質全員の解放を望む。そのための方法がこうした休止だ」と述べた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・5日目・イスラエル人女性10人とタイ人2人・女性15人と10代の男性15人→イスラエル国籍60人(女性子供)外国籍21人(大半がタイ)・パレスチナ人180人・残り約159人・8-9人が米国人)

イスラエルパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは、6日間に延長された戦闘休止の最終日となる29日も人質や収監されている人の解放を実施する見通しだ。今後さらなる延長で合意できるかに関心が集まる。

ハマスとガザの過激派「イスラム聖戦」は28日、人質のうち12人を解放した。

イスラエル軍によると、内訳はイスラエル人女性10人とタイ人2人で、年齢は17歳から84歳。

一方、イスラエルエルサレムなどにある収監施設から30人のパレスチナ人を釈放したと発表した。非政府組織パレスチナ囚人クラブによると、女性15人と10代の男性15人という。

これにより、24日の戦闘休止以降に解放された人質は81人となった。このうち60人がイスラエル国保有者で、全てが女性または子ども。残りの21人が外国籍保有者で、大半はタイからの労働者。イスラエルが釈放したパレスチナ人は180人となった。

イスラエルはこれまで、ハマスイスラエル人の人質を1日に少なくとも10人解放し続ければ、戦闘休止のさらなる延長が可能性としている。ただ、現在も拘束されている女性と子どもの数は減っており、さらなる延長にはイスラエル人男性の解放が必要になる可能性がある。

双方の交渉を仲介してきたカタールでは28日、ムハンマド首相が米中央情報局(CIA)のバーンズ長官とイスラエル情報機関モサドのバルネア長官と会談した。
また、主要7カ国(G7)外相は声明で、人道支援を拡大し、全ての人質の解放を促進するため、戦闘休止のさらなる延長と必要に応じた将来の休止を支持すると表明した。

ガザには依然として約159人の人質が残されている。米ホワイトハウスはこのうち8─9人が米国人との見方を示した。

国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、ハマスがより多くの米国人を解放することを期待するとし、戦闘休止の延長に向けてカタールと協力する考えを示した。「人質全員の解放を望む。そのための方法がこうした休止だ」と述べた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・5日目・カタールムハンマド首相・CIAバーンズ長官・モサドバルネア長官・会談・NSCカービー戦略広報調整官「戦闘休止の延長に向けてカタールと協力する」「人質全員の解放を望む。そのための方法がこうした休止だ」)

d1021.hatenadiary.jp

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・カタール・アル・タニ首相兼外相「ハマスの軍事部門とは直接取引はしないし、したこともない」「我々とアメリカとの関係は非常に強固なものであり、何十年にもわたって築いてきた同盟関係です」「この事務所が設立されたときは、ハマスとのコミュニケーションを確立するために米国と協調して設立された」「もし対立があるのなら、敵対する相手や反対派と話す友人が必要であり、カタールはそのような敵対する相手や複数の当事者と話すのに最適な米国の友人であると私は信じている」「そして今、私たちが焦点を当てているのは、いかにしてこの戦争を終わらせるか、いかにしてこのようなことが繰り返されないようにするかということだと思います。平和的に解決し、政治的な解決策を講じ、パレスチナの人々に国家のための政治的な地平を提供することです」「カタールは、この地域だけにとどまらず、さまざまな紛争を調停してきました。しかし、それだけにとどまらない。これはカタール外交政策の根幹をなすものです。そしてそれは、私たちが重視している中核的な要素です。そしてこれは、国際の平和と安全保障に対する、このような小さな国の貢献であると私たちは考えています」・FaceTheNation)

イスラエルパレスチナガザ地区を実効支配するハマスは今月24日から4日間にわたって戦闘を休止し、イスラエル軍によりますと、27日までにハマスイスラエル人と外国籍の人質合わせて76人を解放した一方、イスラエル側は刑務所に収容していたパレスチナ人150人を釈放しました。

さらに双方は戦闘休止の期間を2日間延長し、戦闘休止5日目となった28日もガザ地区で拘束されていたイスラエル人10人と外国籍2人の、合わせて12人の人質が解放された一方、イスラエルで収監されていたパレスチナ人30人が釈放されました。

こうした中、ガザ地区の保健当局は地区北部にある最大の病院、シファ病院で28日、人工透析が再開したと発表しました。

保健当局は患者が透析を受ける写真を公開し地区内に搬入された支援物資などによって人道状況が改善したとしています。

双方による新たな合意が守られれば、戦闘の休止は少なくとも29日まで続きますが、ハマスの幹部は地元メディアに「人質にしているイスラエル人の兵士について解放交渉をする用意がある」と述べるなど、休止をさらに延長したい意向を示しています。

また、アメリカやイスラエルのメディアが、アメリカのCIA=中央情報局とイスラエルの対外工作活動を担う情報機関モサドのトップが、仲介役を担うカタールの首相やエジプトの情報機関のトップと人質のさらなる解放について話し合うため、28日、カタールの首都ドーハを訪れたと報じるなど、戦闘休止の再延長を模索する動きが伝えられています。

その一方で、イスラエルの有力メディアハーレツは関係者の話として、イスラエル側は10日間を超える戦闘休止には応じない方針だと伝えていて、休止の条件などをめぐり、駆け引きが続けられているものと見られます。

イスラエルがあくまでもハマスの壊滅を目指すとしている中、強い不信感を抱く双方が戦闘休止の再延長に合意できるのか、予断を許さない状況です。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・5日目・ハマス幹部「人質にしているイスラエル人の兵士について解放交渉をする用意がある」・ハーレツ「イスラエル側は10日間を超える戦闘休止には応じない方針だ」)

ホワイトハウスは28日、イスラム組織ハマス米国人の人質を利用するために解放を拒否している兆候は見られないとの認識を示した。

4歳の少女が解放されたが、米国はハマスが依然として8─9人の米国人を人質にしていると考えている。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・5日目・ホワイトハウスハマスが米国人の人質を利用するために解放を拒否している兆候は見られない」)

世界保健機関(WHO)のハリス報道官は28日、イスラエルと戦闘を繰り広げてきたイスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに関して「保健の態勢を回復できなければ、結局は病気での死者数の方が爆撃で命を落とす人よりも多くなる」と警鐘を鳴らした。

ハリス氏は感染症や、特に子どもの間で下痢が広がっており、5歳以上の症例が11月上旬までに通常の100倍超に急増しているとして警告した。

ガザ保健当局によると、イスラエルによるガザへの爆撃で1万5000人超の死亡が確認されており、うち約40%は子どもが占める。がれきの下敷きなどになった行方不明者も大勢いると懸念されている。

国連児童基金ユニセフ)のエルダー報道官はオンライン動画を通じて記者団に対し、ガザの病院は火傷や破片による負傷を受けたり、汚水を飲んで胃腸炎になったりした子どもたちであふれていると語った。

ハリス氏はガザ北部にあるアル・シファ病院の状況を「悲劇」と表現し、WHOによる退避護送中にイスラエル軍によって医療スタッフの一部が拘束されたことに懸念を表明した。ガザでは36の病院のうち26の病院が爆撃や燃料不足などで完全に閉鎖されていると指摘した。

イスラエルハマスは、現在はガザでの戦闘を休止している。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・5日目・WHOハリス報道官「保健の態勢を回復できなければ、結局は病気での死者数の方が爆撃で命を落とす人よりも多くなる」)

主要7カ国(G7)外相は28日、イスラエルパレスチナ自治区ガザの情勢について共同声明を発表した。人道支援を拡大し、全ての人質の解放を促進するため、ガザにおける戦闘休止のさらなる延長と必要に応じた将来の休止を支持すると表明した。

「食料、水、燃料、医療物資を含む一般市民への人道支援を確保するために、あらゆる努力を尽くさなければならない」とした。

G7はまた、イスラム組織ハマスが10月7日のイスラエル攻撃の際に拘束した人質の一部を解放したことを歓迎した。

イスラエルハマスによるガザでの戦闘休止5日目となった28日、ハマスはガザで拘束する人質のうち12人を解放し、イスラエルは拘束していたパレスチナ人30人を釈放した。

24日の戦闘休止以降、ハマスは81人を解放、イスラエルは180人を釈放している。

声明は「G7として、全ての人質の即時かつ無条件の解放を求める」とした。

「自国と自国民を守るイスラエルの権利」を強調する一方、「民間人の保護と国際法順守」の重要性にも言及した。また、G7は2国家解決策の一部としてパレスチナ国家を支持すると表明した。

紛争のさらなる激化に警告を発し、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に国際航路と商業船を脅かす行動をやめ、19日に拿捕(だほ)した商業船とその乗組員を解放するよう求めた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・5日目・G7外相共同声明「人道支援を拡大し、全ての人質の解放を促進するため、ガザにおける戦闘休止のさらなる延長と必要に応じた将来の休止を支持する」)

イスラエルパレスチナガザ地区を実効支配するハマスは、11月24日から4日間にわたって戦闘を休止し、イスラエル軍によりますと、27日までにハマスイスラエル人と外国籍の人質、合わせて76人を解放した一方、イスラエル側は収監していたパレスチナ人150人を釈放しました。

さらに、双方は戦闘休止の期間を2日間延長し、5日目となった28日も、ガザ地区で拘束されていたイスラエル人10人と外国籍2人の、合わせて12人の人質が解放された一方、イスラエル側が収監していたパレスチナ人、30人が釈放されました。

双方による合意が守られれば、戦闘の休止は少なくとも29日まで続くことになります。

こうした中、アメリホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は、28日、「われわれは、すべての人質の解放を望んでおり、休止期間をこの2日間を超えて、さらに延長することに賛成だ」と述べ、休止の再延長の実現に向けて、イスラエルや仲介を担っているカタールやエジプトと協力して取り組む考えを示しました。

ハマスの幹部は、地元メディアに「人質にしているイスラエル人の兵士について解放交渉をする用意がある」と述べるなど、休止をさらに延長したい意向を示しています。

一方、イスラエルの有力メディアは、イスラエル側は10日間を超える戦闘休止には応じない方針だと伝えています。

アメリカなど、各国が協力して取り組むなか、あくまでもハマスの壊滅を目指すとしているイスラエルハマスは戦闘休止の条件などをめぐって駆け引きを続けているとみられ、休止の再延長に合意できるかどうかが焦点となってます。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・5日目・NSCカービー戦略広報調整官「われわれは、すべての人質の解放を望んでおり、休止期間をこの2日間を超えて、さらに延長することに賛成だ」・ハマス幹部「人質にしているイスラエル人の兵士について解放交渉をする用意がある」・ハーレツ「イスラエル側は10日間を超える戦闘休止には応じない方針だ」)

イスラエルのネタニヤフ首相は28日、同国の軍事作戦について、パレスチナ自治区ガザ地区が「イスラエルの脅威でなくなる」まで継続すると表明した。

ネタニヤフ氏は軍の情報拠点を訪問した際、「我々はこれらの任務を完遂する決意がある。すべての人質を解放し、地上と地下のテロ組織を排除する。そして当然だが、ガザが以前の状態に戻らないように、つまり、イスラエル国家への脅威にならないようにする必要がある」と述べた。

この発言は28日に新たな人質の解放が行われる前のもの。

ネタニヤフ氏はまた、ハマスに拉致された人質全員を「例外なく」解放すると誓った。

さらに、「テロリストを守っている」としてガザ地区の民間人を非難したものの、証拠は一切示さなかった。

「我々は事実上、(地)上にいるガザの民間人が(地下の)テロリスト全員を守っている現状を目の当たりにしている。彼らは自分たちを守るために地下都市を建設して、地上の民間人を犠牲にしている」(ネタニヤフ氏)

ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは、民間人を人間の盾として利用していることを否定している。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・5日目・ネタニヤフ首相「我々はこれらの任務を完遂する決意がある。すべての人質を解放し、地上と地下のテロ組織を排除する。そして当然だが、ガザが以前の状態に戻らないように、つまり、イスラエル国家への脅威にならないようにする必要がある」「我々は事実上、(地)上にいるガザの民間人が(地下の)テロリスト全員を守っている現状を目の当たりにしている。彼らは自分たちを守るために地下都市を建設して、地上の民間人を犠牲にしている」)

イスラエルを電撃訪問した米実業家イーロン・マスク氏に対して、イスラム組織ハマス幹部のオサマ・ハムダン氏が28日、パレスチナ自治区ガザにも足を運んでほしいと要請した。

マスク氏は27日、イスラエルのネタニヤフ首相と面会し、ともにハマスの襲撃を受けた南部のキブツ(集団農場)を視察した。

ハムダン氏はベイルートで開いた会見で「われわれは彼(マスク氏)をガザに招待し、客観性と信頼性の基準を守るという観点で、現地の人々に対して行われた虐殺や破壊の程度を見てもらいたい」と語り、イスラエル側だけの視点を持たないよう促した。

またハムダン氏はイスラエルはこの50日以内に、何の防御力もないガザ市民の住宅に4万トンを超える爆弾を投下した。私はバイデン米大統領に、イスラエルと米国の関係を見直して、イスラエルへの武器供給を停止するよう求める」と述べた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・5日目・「われわれは彼(マスク氏)をガザに招待し、客観性と信頼性の基準を守るという観点で、現地の人々に対して行われた虐殺や破壊の程度を見てもらいたい」「イスラエルはこの50日以内に、何の防御力もないガザ市民の住宅に4万トンを超える爆弾を投下した。私はバイデン米大統領に、イスラエルと米国の関係を見直して、イスラエルへの武器供給を停止するよう求める」)

d1021.hatenadiary.jp

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・イーロン・マスク「殺人を意図している者は無力化されなければならない。将来、人殺しになるように人々を訓練するプロパガンダは止めなければならない。その後、ガザを繁栄させる。それが実現すれば良い未来が待っている」・ネタニヤフ首相「マスク氏の関与を願っている。マスク氏のイスラエル訪問は、より良い未来を確保しようとするマスク氏の決意を雄弁に物語っている」・ヘルツォグ大統領「反ユダヤ主義との世界的な闘いにおいてマスク氏が果たすべき役割は大きい」)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・イーロン・マスク・衛星通信網「スターリンク」・ガザ地区/イスラエル国内に提供・イスラエル政府と合意・反ユダヤ主義打ち消し)

ハマスイスラエルを破壊すると宣言、ネタニヤフはハマスを破壊すると宣言、緊張を高めることでいずれも自分たちの存在意義をアピールしてきたとは言えるだろう。

 本ブログでも繰り返し書いてきたが、ハマスの創設にイスラエルが深く関与している。第3次中東戦争の際、中東のイスラム諸国はイスラエルの攻撃を傍観していたが、唯一イスラエル軍と戦ったのがファタハであり、その指導者がヤセル・アラファトだった。それ以来、アラファトイスラエルにとって目障りな存在になる。

 シーモア・ハーシュによると、​2009年に首相へ返り咲いた時、ネタニヤフはPLOでなくハマスパレスチナを支配させようとした​。そのため、ネヤニヤフはカタールと協定を結びカタールハマスの指導部へ数億ドルを送り始めたという。

 10月7日の出来事の背後にどのようなことがあるのかは不明だが、イスラエルアメリカ政府の支配層の内部で利害対立が生じている可能性が高い。

 今回、ネタニヤフとハマスが「奇妙な共生関係」にあると書いたワシントン・ポスト紙はCIAと関係が深いことで知られている。

 アメリカをはじめとする西側諸国の有力メディアがCIAの影響下にあることはデボラ・デイビスが書いた『キャサリン・ザ・グレート』、カール・バーンスタインがローリング・ストーン誌に書いた「CIAとメディア」、ウド・ウルフコテの告発などで明らかにされている。

 ウクライナを巡ってはCIA(アメリカ)とMI6(イギリス)との間で対立が生じていると思える動きが見られるが、パレスチナでも内紛が始まったのかもしれない。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・5日目・櫻井ジャーナル「CIAとMI6との間で対立が生じている」←WP「ネタニヤフとハマスが『奇妙な共生関係』にある」)

10月7日に行われたイスラエルへの奇襲攻撃は、ハマスの単独作戦ではなく、ほかに五つのパレスチナ武装勢力が参加していた。BBCニュースの分析では、複数のパレスチナ武装勢力が2020年以降、合同の武装演習を繰り返し、訓練を重ねていたことがわかった。

複数の勢力がガザ地区で繰り返した合同演習では、今回の襲撃に使われた戦術とよく似た戦い方を予行し、その様子をソーシャルメディアに投稿していた。イスラエルとの境界から1キロ以内の場所での訓練も、そこには含まれた。

人質の拉致、集落の奇襲、イスラエル防衛態勢の突破などが、訓練内容に含まれた。最後の演習は10月7日のわずか25日前に実施された。

「団結の証」
ハマスのリーダー、イスマイル・ハニヤ氏は2020年12月29日、作戦名「強い柱」という全4回の演習の初回を、ガザ地区内のさまざまな武装勢力の「団結の強いメッセージであり証だ」と宣言した。

「共同司令室」が全体を統括する戦争ゲーム形式のこの演習には、パレスチナの11の武装勢力が参加。その中でハマスは最も強大で、他を圧倒する勢力だった。

複数の武装勢力を中央司令部のもとで調整するこうした構造は、2018年につくられた。

2018年の前にはハマスは正式に、ガザ2番目の規模をもつ武装勢力パレスチナイスラム聖戦機構(PIJ)と連携していた。PIJはハマス同様、イギリスなど複数の国でテロ組織に指定されている。

ハマスは過去の紛争でほかの組織とも共闘したが、2020年の合同演習は、多岐にわたる勢力の団結を示すプロパガンダだとみなされていた。

これに対してハマスの指導者は、最初の演習は武装勢力が「常に臨戦態勢にある」ことを反映したものだと述べていた。

2020年の演習を皮切りに、3年間で4回にわたり演習は行われた。その都度、その様子を紹介する、巧みに編集された動画がソーシャルメディアに投稿された。

BBCは、通信アプリ「テレグラム」に投稿された「強い柱」演習の映像から、ハマスと共に訓練している10の組織(PIJを含む)を、その特徴的なヘッドバンドや記章から特定した。

10月7日の攻撃後、このうち五つの組織が、自分たちも奇襲に参加したと宣言する動画を投稿している。そのほか三つの組織がテレグラムで、参加したと主張している。

ハマスに対しては現在、10月7日にハマス以外の勢力によってイスラエルから拉致された数十人の女性や子供たちを見つけるよう、圧力が高まっている。それだけに、奇襲に参加したハマス以外の組織が、どのような役割を果たしたのかに、注目が集まっている。

PIJと「ムジャヒディン(イスラム戦士)旅団」と「アル・ナセル・サラ・アル・ディン旅団」がいずれも、当日にイスラエル人を人質にとったと主張している。

ガザにおける戦闘一時停止合意をどこまで延長できるかは、こうした他の組織に人質にされたイスラエル人を、ハマスがどこまで発見できるかにかかっているとも言われる。

10月7日の攻撃に参加したハマス以外の5組織
各組織の思想的背景は、多岐にわたる。強硬なイスラム主義から、どちらかというと世俗的な組織もある。しかしいずれも、イスラエルに暴力を駆使するという意思が、共通していた。

ガザに存在するさまざまな武装勢力の間には、共通テーマがあるのだと、ハマスは繰り返し強調した。合同演習において自分たちは対等なパートナーなのだとも、示唆していた。ただし、イスラエル攻撃計画において先頭に立ったのは、一貫してハマスだった。

最初の合同演習の映像では、顔を覆った指揮官たちが一カ所に集まり、演習の指揮をしているように見えた。そして、ロケット弾の応酬が始まった。

続く映像では、重装備の戦闘員がイスラエル国旗をつけた模擬戦車を襲い、兵士を拘束して捕虜として連行する様子が映っている。建物に奇襲をかける様子も出てくる。

10月7日の動画や、悲惨な目撃者証言から、どちらの戦術も兵士や民間人の拘束と攻撃に、実際に使われたことがわかっている。当日には約1200人が殺害され、約240人が人質にされたと推定されている。

世界に伝える
2回目の「強い柱」演習は、ほぼちょうど2年後に行われた。

ハマスの軍事部門エゼディン・アル・カッサム旅団のアイマン・ノファル司令官は、2021年12月26日の演習は「抵抗勢力の団結を確認する」ことが目的だと述べていた。

この演習は、「ガザの境界にある壁や仕掛けは、お前たちを守らないと敵に伝える」ことになるとも主張していた。

ハマスは別の声明でも、「合同軍事演習」は「ガザ付近の集落の解放を模した」ものになると説明。ハマスイスラエル人コミュニティーを「ガザ付近の集落」と呼んでいる。

演習は2022年12月28日にも繰り返された。その際には、軍事基地に模したものを舞台に、建物や戦車の襲撃を練習する戦闘員の映像を公表している。

イスラエル戦車を使用不能にする方法についてハマス映像より
演習の実施はイスラエルでも報道されていた。それだけに、広範囲を対象とするイスラエルの複数の情報機関が、重点監視していなかったというのは、考えにくい。

イスラエル国防軍(IDF)はかつて、ハマスの演習を妨害するため空爆を実施している。2023年4月には、最初の「強い柱」演習に使われた場所を空爆している。

10月の攻撃の数週間前、ガザとの境界付近を監視する女性兵たちは、ドローン活動が異例に増加していることを報告していた。自分たちの位置を模した模型を使い、監視塔を占拠する訓練をしているとも、報告していた。

しかし、イスラエル国内の報道によると、女性兵たちは自分たちの報告は無視されたと話している。

かつてガザ地区を担当するIDF准将だったアミル・アヴィヴィ氏はBBCに対して、「(武装勢力が)こうした演習をしているという情報はたくさんあった。そもそも、演習動画は公表されていたのだし。(イスラエルとの)フェンスからほんの数百メートル先で、行われていたことだ」と話した。

しかし、IDFは確かにハマスなどの演習については知っていたものの、「何のために訓練しているのか、見えていなかった」のだと、アヴィヴィ元准将は話した。

IDFはエゼディン・アル・カッサム旅団のノファル司令官を10月17日に「排除」したと発表した。今回の紛争で殺害された最初のハマス軍事司令官だった。

イスラエル人を人質にする演習と実際、ハマス映像より
公然と隠れる
ハマスは、演習の本物らしさを確保するために、多大な労力を払っていた。

2022年の演習現場は、ガザとイスラエルを結ぶIDF管理下のエレズ検問所からわずか2.6キロに作った、模擬のイスラエル軍事基地だった。

ガザとイスラエルの境界からちょうど800キロ離れた、ガザの最北端にあるこの演習拠点を、演習動画と空中撮影映像を照合することによって、BBCヴェリファイは特定した。2023年11月の時点で、この場所はビング地図でいまだに見ることができる。

演習施設は、イスラエル軍の監視塔と、高さのある監視ボックスから、1.6キロの範囲内にある。イスラエル軍はそうした監視設備の設置に、何百万ドルもの予算を費やしてきた。

ハマスが演習拠点として造った模擬イスラエル軍事基地
模擬基地は、地表から数メートル掘った高さに設置されている。そのため、付近のイスラエル軍監視兵からはただちに視認されなかったかもしれない。それでも、立ち上る爆発の煙は絶対に気づかれていたはずだし、IDFが上空監視を行うことも知られている。

ハマスはこの拠点を使い、建物襲撃のほか、銃を突き付けて人質をとる訓練、防御バリアの破壊訓練などを行っていた。

BBCヴェリファイは人工衛星画像を含む公開情報をもとに、ガザ域内9カ所に散らばる14の訓練拠点を特定した。

国連の援助機関から1.6キロ以内にある拠点さえ、2度にわたり演習現場となっている。国連機関が2022年12月に公表した公式映像の背景に、その様子が映り込んでいる。

ガザ地区で確認されたハマス訓練拠点の位置
陸海空
2023年9月10日に、自称「合同委員会室」は自分たちのテレグラム・チャンネルで、軍服姿の男たちがガザ境界沿いの軍事施設を監視している様子の画像を公表した。

その2日後、4回目の「強い柱」演習が実施され、10月7日の異例な攻撃で使われるすべての戦術は、それまでに訓練を終えることになった。

10月の攻撃では、トヨタ自動車の白いピックアップ・トラックに乗った武装勢力イスラエル南部を走り回った。9月の演習動画でも、戦闘員は同じような車を乗り回していた。

演習のプロパガンダ動画では、武装勢力が模擬の建物を襲い、中にいるダミーに向けて発砲している。ボートとダイバーを使った海岸上陸作戦の訓練もしている。イスラエルは、ハマスが10月7日にボートを使ってイスラエルに上陸しようとしたのを阻止したとしている。

しかし、ハマスはオートバイやパラグライダーを使った訓練を「強い柱」演習の一環としては宣伝しなかった。

10月7日の3日後にハマスが公表した訓練動画では、オートバイが通過できるようにフェンスや障壁を破壊する様子が映っていた。これはハマスが実際に、イスラエル南部のコミュニティーにたどり着くために使った戦術だ。この訓練を撮影したそれ以前の動画は、見つけられていない。

パラグライダーを使う戦闘員の様子も、10月7日の襲撃が始まるまで公表されていなかった。

襲撃当日に公表された訓練動画では、滑走路上に作られた模擬キブツ(農業共同体)に戦闘員が着陸する様子が映っている。この訓練現場の位置を、BBCはガザ南部ラファの北郊にある拠点だと特定した。

BBCヴェリファイは、2022年8月25日より前に撮影された映像だと確認。動画は、ハマスが空の作戦部隊を呼ぶ時に使っている「イーグル戦隊」という名前のコンピューター・ファイルに保存されていた。このことから、パラグライダーを使った作戦は1年以上前から計画されていたことが、うかがえる。

ハマスによる、フェンス突破の演習と実際の映像
意表を突く
IDF司令官などの話をもとにした情報では、10月7日以前のハマスは、ガザ地区に約3万人の戦闘員を擁していると思われていた。それに加えて、小規模グループから数千人は招集できるとも、考えられていた。

他組織の支援がなくても、ハマスパレスチナ武装勢力の間で、他のどの組織よりはるかに強力だ。それだけに、他勢力を巻き込もうとしたのは、自分たちの増強というだけでなく、ガザ内で幅広い支持を確保しようとしてのことかと思われる。

IDFはこれまでにハマス以外から1500人が10月7日の攻撃に参加したと推定している。イスラエル紙タイムズ・オブ・イスラエルは今月初め、IDFは今ではその人数は3000人に近かったとみていると報じた。

実際の人数がどうだったにせよ、ガザで活動する武装勢力のうち攻撃に参加したのは比較的少数に過ぎなかったことがわかる。10月の攻撃や「強い柱」演習に、小規模勢力から実際に何人の戦闘員が参加したのか、正確に検証することはできない。

攻撃に向けてハマスは複数組織を横断する勢力を、築き上げていた。しかし、レバノン軍の元准将で今では中東研究センターで安全保障を研究するヒシャム・ジェベル氏は、計画の最終的な目的を知っていたのはハマスだけで、「他の勢力には当日になって参加を呼び掛けた可能性」もあると言う。

英キングス・コレッジ・ロンドンで安全保障問題を研究する講師のアンドレアス・クリーグ博士は、「まとまって計画を立案する中心となる存在はあったものの、作戦の実行はばらばらだった。各部隊がそれぞれの判断で、作戦を実施していた」とBBCに話した。

博士がハマス関係者に話を聞いたところ、イスラエルの防衛態勢があまりに弱かったと驚いている人たちもいたという。イスラエルの監視技術をくぐりぬけるため、戦闘員たちはオフラインで連絡をとりあったのだろうと、博士はみている。

ブリュッセルシンクタンク、欧州外交評議会の中東アナリスト、ヒュー・ロヴァット氏は、イスラエルハマスの合同演習に気づいていたはずだが、「そこから間違った結論を導き出していた」のだろうと話す。パレスチナ自治区内の準軍事組織の「通常の」活動に過ぎず、「大規模攻撃が迫っている兆候」とは受け止めなかったのだろうと。

この記事が指摘する複数の問題点について質問すると、イスラエル国防軍は「自分たちは現在、テロ組織ハマスの脅威排除に集中している」のだと回答。失敗があったかもしれないという指摘については「後日、検討する」と答えた。

10月7日の虐殺を防ぐ機会を、果たして自分たちは逃したのか。イスラエルがこのことに正式に向き合うまでに、数年はかかるかもしれない。

その場合、軍や情報機関や政府に与える影響は、大地震のようなとてつもない規模のものになる可能性がある。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・5日目・BBC「【検証】ハマスはいかに10月7日のイスラエル攻撃を準備したのか」)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・5日目・ロイター「イスラエル空爆の前と後のパレスチナ自治区ガザを、ドローン映像で比較する」)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・53日目②)