日銀保有国債の含み損 10兆5000億円 2004年度以降で最大にhttps://t.co/QK5IJGMkCs #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 28, 2023
日銀が公表した今年度上半期の決算によりますと、ことし9月末時点の保有国債の含み損が10兆5000億円と、3月末時点の1571億円から大幅に拡大しました。
日銀によりますと国債の含み損としては比較可能な2004年度以降で最大だとしています。
これは、日銀がことし7月に金利操作を見直して長期金利の上限を引き上げたことを受けて債券市場で金利が上昇し、国債の価格が下落したことが主な要因です。
日銀はデフレ脱却を目指して大規模な金融緩和政策のもとで、大量の国債を買い取る措置を続けていますが、長期金利の一定程度の上昇を容認したことで含み損が膨らんだ形です。
日銀は国債を満期保有することを前提としているため、目先の収益や政策運営に問題は生じないとしていますが、市場が財務状況を懸念すれば為替や金利に影響が出るとの見方もあります。
#日銀(決算・上半期・ことし9月末時点保有国債含み損10兆5000億円・3月末時点1571億円から大幅拡大・2004年度以降で最大・長期金利上限引き上げが要因)