カナダとグーグル、検索結果へのニュース表示巡り合意=報道 https://t.co/wnBfLkQ1Td
— ロイター (@ReutersJapan) November 30, 2023
カナダ政府と米アルファベット(GOOGL.O)傘下のグーグルは、ニュースの対価を報道機関に支払うようIT(情報技術)企業に義務付けた新法を巡り、年間1億カナダドル(7360万ドル)を報道機関に支払うことで合意したと、カナダ当局者が29日明らかにした。
6月に成立したオンラインニュース法は、大手インターネット企業が自社サービスで記事を表示する対価を報道機関に支払うよう定めている。
グーグルは同法成立を受け、カナダ国内でニュースへのアクセスをブロックする方針を示していたが、今回の合意により検索結果にニュース記事が表示され続けることになる。
一方、メタ(META.O)は傘下のフェイスブックとインスタグラムでニュース共有をすでに停止している。セントオンジ遺産相は、今回のグーグルとの合意で新法が機能することが示されたとし、フェイスブックに対応を説明するよう求めた。
これに対し、メタの広報担当は決定に変わりはないとの見解を示した。
またカナダ政府とグーグルは今週、規制の枠組みについて合意したという。
#グーグル(カナダ・オンラインニュース法→ニュースへのアクセスブロック方針→カナダ当局者「年間1億カナダドル(7360万ドル)を報道機関に支払うことで合意した」)
グーグル カナダ報道機関にニュース記事など 対価支払いで合意https://t.co/vWX1r5XYvJ #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 30, 2023
カナダ政府はことし6月、SNSやインターネット検索サイトなどにニュースのリンクを貼るなどした場合、報道機関への対価として、カナダ国内での年間売上の最低4%を支払うよう義務づけるオンラインニュース法を議会で可決しました。
これに対して、グーグルはこれまで、法律が施行されればカナダの報道機関のニュースの表示を停止するなどと反発していました。
法律の施行が12月に迫るとされる中、カナダ政府は29日、グーグルが年間1億カナダドル、日本円でおよそ108億円を報道機関側に支払うことでグーグルと合意したと発表しました。
グーグルは29日、「今後もカナダの報道機関のニュースを扱う」とする声明を発表しました。
一方、IT大手のメタはこの法律に反発し、ことし8月からカナダ国内でのフェイスブックやインスタグラムでのニュースの配信を停止していて、カナダ政府によりますと、メタとは合意に至っていないということです。