パキスタン、米国への移住手続き中のアフガン難民を強制送還 https://t.co/G9IEdHiGUt
— ロイター (@ReutersJapan) December 27, 2023
パキスタンがこのほど、同国で米国への移住手続きを待っていた多数のアフガニスタン難民を本国へ強制送還したことが、難民支援団体や移住申請者の話で明らかになった。難民の保護を求めた米大使館の書簡をパキスタン当局が無視する事例も頻繁に見られたという。
米国がカブールの大使館を閉鎖した上、アフガン国内では人権を制限され、金融危機と人権危機に直面している状況下で、米国移住を目指すアフガン人は今回の強制送還により、移住が一段と困難になりそうだ。
パキスタン政府は11月1日、不法滞在の外国人100万人余りの国外追放を開始。その大半はアフガン人だ。
国連によると、45万人余りのアフガン人が本国に戻り、その多くは現在、厳しい冬の環境下で国境の近くで生活している。
難民支援団体「#アフガンエバク」の責任者、ショーン・バンダイバー氏は、米国の特別移民ビザや難民移住の手続きが進められている少なくとも130人のアフガン人が強制送還されたと話した。イスラマバードの米大使館から米政府へ提供された情報や関係者の話で判明したという。
同氏は、パキスタンの警察は不法滞在のアフガン人230人余りを拘束したが、そのうち約80人は釈放されたと語った。
米国務省高官は「こうした事例を追跡する正式な手法はない」と指摘、米国への移住手続き中に強制送還されたアフガン人の数は「非常に少ない」と付け加えた。
11月1日の強制送還に先立ち、米大使館は約2万5000人のアフガン人が米国への移住手続き中であることを証明する書簡をパキスタン当局へ送っていた。
米国務省の報道官は、パキスタンが10月に強制送還の計画を明らかにしたことを受け、米政府は米国への移住手続き中のアフガン人の名簿をパキスタン側に提供していたと説明した。
#不法移民(パキスタン「全員に国外退去命令」・国連「45万人余りのアフガン人が本国に戻り、その多くは現在、厳しい冬の環境下で国境の近くで生活している」・難民支援団体「#アフガンエバク」責任者ショーン・バンダイバー「米国の特別移民ビザや難民移住の手続きが進められている少なくとも130人のアフガン人が強制送還された」)
#パキスタン(ナワズ・シャリフ元首相・イスラマバード高等裁判所「有罪判決破棄し、無罪」)
#不法移民(パキスタン「全員に国外退去命令」・ブグティ内相「今年国内で発生した大規模なテロ24件のうち、14件はアフガン人が実行した」・アフガニスタン不法移民170万人・パキスタン内務省「14万322人出国」)
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