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米トランプ政権時代に大統領補佐官(国家安全保障担当)を務めたジョン・ボルトン氏は、11月の大統領選で返り咲きを目指すトランプ前大統領について「大統領にふさわしくない」とし、「最初の(1期目の)4年間が悪かったとすれば、次の4年間はさらに悪くなるだろう」と述べた。

ボルトン氏は30日に発売された「(邦題)ジョン・ボルトン回顧録トランプ大統領との453日」の新版の序文で、トランプ氏は私利私欲におぼれており、自身の敵への「報復しか考えておらず、2期目の大部分がそれに消耗されるだろう」と述べた。

さらに、トランプ氏は再選されれば、米国は北大西洋条約機構NATO)から脱退し、ロシアが侵攻を続けるウクライナへの支援を制限するなど、総じて孤立主義を追求する可能性があると警告。トランプ氏が「孤立主義ウイルス」を発し、「国家安全保障ほど、トランプ氏の逸脱による破壊的な影響にさらされる分野はない」という見方を示した。

米国がNATOを脱退すれば、ロシアのプーチン大統領を喜ばせることになりかねないとし、「トランプ氏2期目のウクライナ政策は、ロシア側に有利となるのは不可避だ」と指摘。さらに、台湾や中国周辺の他国は「トランプ氏2期目で真の危険に直面する」と警鐘を鳴らした。

#2024大領選(トランプ・ボルトン回顧録新序)

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