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イスラエル軍のハガリ報道官は6日、ガザ地区イスラム組織ハマスにとらわれている人質のうち31人が死亡したと明らかにしました。

イスラエル軍による軍事作戦が続くガザ地区では、イスラエル人など136人がいまだにハマス側に人質にとられています。

ガザ地区での戦闘の休止や人質の解放に向けた交渉が続く中、イスラエル軍のハガリ報道官は6日「われわれは31人の人質の家族に彼らが死亡したと伝えた」と述べ、ハマスにとらわれている人質のうち31人が死亡したと明らかにしました。

また、アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは6日、当局者の話としてさらに少なくとも20人の人質が殺害されたという情報があり、イスラエル当局が分析していると伝えました。

ニューヨーク・タイムズは、死亡した人質の中には、ハマスイスラエルに対して大規模な越境攻撃を行った去年10月7日にイスラエルで殺害されたあと、ハマスによってガザ地区へ運ばれた人もいると伝えています。

イスラエルと、イスラム組織ハマスとの戦闘が始まってから7日で4か月を迎え、ガザ地区での死者はこれまでに2万7500人を超えています。
イスラエル軍は多くの住民が避難するガザ地区南部ラファでも軍事作戦を続ける構えで、戦闘休止に向けた交渉の進展が見られない中、さらなる住民の犠牲が懸念されます。

去年10月7日にガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスイスラエルに対して大規模な越境攻撃を行い、イスラエルが軍事作戦を開始してから、7日で4か月となります。

イスラエル軍当初、住民に対しガザ地区南部への退避を通告したうえで、ハマスの重要な拠点があると主張していたガザ市を中心に北部を攻撃しました。

UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関は5日、ガザ地区北部にある保健施設やその一帯が激しく破壊された映像を公開し「私たちの目の前で前例のないレベルの破壊と強制移住が起きている」と被害の大きさを訴えています。

イスラエル軍その後、南部へと攻撃の中心を移し、6日、南部ハンユニスでの戦闘で数十人の戦闘員を殺害したなどと発表しています。

ガザ地区の保健当局は6日、過去24時間に107人が死亡し、この4か月間の死者は2万7585人にのぼったと発表しています。

イスラエル側は今後ガザ地区の最も南にあり、すでに100万人以上の住民が避難しているラファにも「最後に残ったハマスの重要拠点がある」と主張して地上作戦を続ける姿勢を示していて、戦闘がラファでも拡大すればさらなる住民の犠牲が懸念されます。

一方、ガザ地区ではイスラエル人など136人がいまだにハマス側に人質にとられています。

戦闘の休止と人質の解放に向けた交渉が、カタールやエジプトを仲介役として進められていますが、完全な停戦を求めるハマス側とそれを認めない姿勢のイスラエル側との間には依然隔たりがあるとみられ、交渉がまとまるかは不透明です。

イスラム組織ハマスは6日、エジプトやカタールなど4カ国が提示したパレスチナ地区ガザにおける休戦案に回答を行ったと発表した。

詳細は明らかになっていないものの、カタールハマスの回答が「ポジティブ」な内容という認識を示した。

エジプトもハマスから回答を受け取ったことを確認し、情報機関トップは「できるだけ早期に最終合意に達するため、提案された枠組みの詳細を関係者と議論する」と述べた。

エジプト保安当局筋がロイターに明らかにしたところによると、ハマスの回答は柔軟性があり、4月初旬のイスラム教断食明け大祭(イード・アル・フィトル)の休日後に停戦を終了させるスケジュールを求めているという。

ハマスは声明で「この提案に前向きな精神で取り組み、包括的かつ完全な停戦を保証し、わが民に対する侵略を終わらせ、救援、避難所、再建を確保し、ガザ地区への包囲を解除し、捕虜交換を達成する」とした。

ハマス幹部のガージ・ハマド氏はその後ロイターに対し、イスラエルで収監されているパレスチナ人について、可能な限り多くの解放を求める意向だと語った。また、提案の「多くが不明確、かつ曖昧だった」ため、ハマスが返答するまで時間がかかったと述べた。

イスラエル首相府は6日遅く、ハマスの回答の詳細は「交渉に携わる当局者によって徹底的に評価されている」と発表した。

中東歴訪中のブリンケン米国務長官は、米国がハマスの回答を精査しており、7日に予定するイスラエル訪問で当局者と協議する方針を示した。

ブリンケン長官はカタールムハンマド首相兼外相との共同記者会見で、「なお多くの仕事が残されているが、合意は可能かつ不可欠であると引き続き確信している」と語った。

一方、バイデン米大統領は合意に関して「何らかの動き」があることは認めながらも、ハマスの回答は「やや度を越している」とした。詳細には触れなかった。

カタールムハンマド首相とブリンケン米国務長官は6日、イスラム組織ハマスパレスチナ自治区ガザ地区で拘束している人質の解放についての提案に、ハマスから「概して前向き」な返事があったと明らかにした。

ムハンマド氏は「返事にはいくつか批評が含まれているが、概して前向きなものだ。だが、状況が微妙であることから詳細は控える」と説明。「楽観的にとらえている。イスラエル側にハマスからの回答を伝えた」とも明らかにした。

ブリンケン氏によると、米国はハマスからの返事を精査中で、7日にイスラエル政府と協議するという。

ブリンケン氏は、ハマスに提示した案は「単に前回の合意を繰り返すのではなく、拡大することを目指した真剣なもの」とこれまでの見方を繰り返した。

「まだすべきことは多いが、合意は可能であり、真に重要なものだと引き続き確信している」とも語った。

提案の枠組みについては、交渉の当事者が先月末にフランスの首都パリで合意した。CNNは以前、人質解放の第1段階として6週間の停戦期間を設け、イスラエルが拘束しているパレスチナ人囚人3人を釈放するごとに人質1人を解放することが提案に盛り込まれていると報じた。イスラエル軍の兵士の解放ではこの比率が上がると予想され、第2段階以降については6週間以上の停戦もあり得る。

昨年11月に実現した1週間にわたる戦闘休止では、人質100人超が解放された。新たに100人を超える人質の解放が実現すれば、中東で広範にわたる紛争が勃発するとの懸念が高まっている中で、大きな突破口となる。

中東のカタールを訪問中のアメリカのブリンケン国務長官は6日、ガザ地区の戦闘の休止と人質の解放に向けた交渉をめぐり、イスラエル側からの提案に対し、イスラム組織ハマスから返答があったことを明らかにしました。ブリンケン長官は「まだ課題はあるが、合意は必要であり可能だ」と述べ、交渉の進展に期待を示しました。

アメリカのブリンケン国務長官は6日、ガザ地区の戦闘の休止と人質の解放に向けた交渉でイスラエルハマスの仲介役を担うエジプトとカタールを訪れ、一連の会談後、記者会見を行いました。

この中で、ブリンケン長官は「今夜、ハマスから返答があった。内容を精査していて、あすイスラエル政府と協議する」と述べ、イスラエル側からの提案に対し、ハマスから返答があったことを明らかにしました。

返答の具体的な中身については「デリケートな問題なので詳細は控える」としています。

ただ、ブリンケン長官は「まだ課題はあるが、合意は必要であり可能だと信じている。合意に至るため取り組みを続ける」と述べ、交渉の進展に期待を示しました。

一方、アメリカ軍の兵士がヨルダンで死亡した攻撃への報復措置について、ブリンケン長官は「ここ数日の対応は今後も続く。われわれからのメッセージを受け取るだけでなく、攻撃をやめるという行動をとることが大事だ」と述べ、イランの支援を受ける勢力に対し、改めて警告しました。

ハマスイスラエル 双方から声明
イスラエルイスラム組織ハマスの間の戦闘の休止と人質の解放のための交渉をめぐっては、イスラエル側が先月末、仲介国のカタールなどとともに、戦闘の休止にともなって段階的に人質を解放する案をハマス側に提示したとみられています。

これに対してハマスは6日「前向きに取り組んだ」などとする声明を発表し、完全な停戦を求める姿勢を改めて示した上で回答したことを明らかにしました。

また、交渉にあたるイスラエルの情報機関モサドも6日、「ハマスの回答はカタールを通じてイスラエル側に届けられ、関係者によって現在詳しく評価されている」とする声明を出しました。

交渉をめぐっては、ハマス側が完全な停戦を求めているのに対し、イスラエル側は停戦は認めないとしていて依然、双方の間に隔たりがあるとみられ、交渉がまとまるかは不透明です。

イスラム組織ハマスは、エジプトやカタールなど4カ国が提示したパレスチナ自治区ガザにおける休戦案への回答として、135日間にわたる3段階の休戦を提案した。ロイターが入手した文書草案で判明した。

文書草案によると、ハマスの対案は、それぞれ45日間の3段階を想定。第1段階では、イスラエルで収監されているパレスチナ人の女性と子どもの釈放と引き換えに、ハマスが拘束しているイスラエル人の人質のうち女性全員、19歳以下の男性、高齢者、病人を解放する。

第2段階では、残る男性の人質を解放。第3段階では遺体の交換を行う。ハマスは、第3段階の終了時には双方が戦闘終結の合意に達することを視野に入れているもようだ。

ガザの復興開始やイスラエル兵の完全撤退なども盛り込まれた。

ブリンケン米国務長官は、調停役のカタールとエジプトの首脳との会談後、イスラエル入りしている。

米国のブリンケン国務長官は、サウジアラビアが依然としてイスラエルとの国交正常化に対して「強い関心」を寄せていると述べた。一方、サウジアラビアムハンマド皇太子は、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘は終結させなければならず、パレスチナ国家樹立へ向けた明確で信頼できて期限を定めた道筋が示されるべきだと明言した。

ブリンケン長官は5日、サウジの首都リヤドで2時間余りにわたりムハンマド皇太子と会談した。ブリンケン長官は7日、イスラエル・テルアビブで、イスラエル高官と会談を行う予定。
ブリンケン長官は前回と今回の中東歴訪で、イスラエル政府がサウジとの国交正常化を望み、ガザでの安全保障と復興のために中東諸国からの支援を望むのであれば、「困難な」決断を下して、「2国家解決」に向かわなければならないと強調してきた。

サウジアラビアイスラエルとの関係について、エルサレムを含む1967年の境界線上にパレスチナ独立国家が承認され、イスラエルによるガザ地区への「侵略」が停止されない限り正常化はあり得ないという立場を米国に伝えた。サウジ外務省が7日付の声明で明らかにした。

ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は6日、サウジとイスラエルが関係正常化に向けた協議継続に前向きだというフィードバックを受けていると述べていた。

サウジ外務省はこれを受けて、パレスチナ問題における確固たる立場を確認するために声明を発表したとしている。

イスラエルとの関係を巡っては、2020年にアラブ首長国連邦(UAE)とバーレーンが正常化で合意。以来、サウジとの正常化も議論されてきた。

しかし昨年10月、イスラエルイスラム組織ハマスの戦闘が激化する中、米国が支援する関係正常化計画をサウジが凍結したと関係筋が明らかにしていた。

イラクフセイン外相は6日、ブリンケン米国務長官と電話協議し、イラクに駐留する米主導の有志連合軍の将来を巡り交渉を再開する必要があると強調した。

両国の交渉は1月に始まったが、直後にヨルダンの米軍基地への攻撃で米兵3人が死亡。米国はシリアとイラクの親イラン武装勢力による犯行との見方を示した。それ以来、交渉は中断している。

米軍は今月2日、シリアとイラクイラン革命防衛隊や親イラン武装組織に関連する標的に報復攻撃を行った。

フセイン氏は電話協議でこうした攻撃への反対を表明。イラクは敵対国間の報復の場ではない」と述べた。

イエメンの親イラン武装組織フーシ派の指導者アブドルマリク・フーシ氏は6日、イスラエルパレスチナ自治区ガザに対する攻撃を停止しなければ、フーシ派は行動を一段とエスカレートさせると述べた。

アブドルマリク・フーシ氏はテレビ放映された演説でガザ地区に対する野蛮で残忍な侵略が継続し、パレスチナ人が援助や医薬品を得られない状況が続けば、フーシ派は一段と行動をエスカレートさせる」と語った。

フーシ派はこの日、紅海で2隻の船舶にミサイルを発射したと表明。フーシ派報道官は英国と米国の船舶だとしている。

米国のイエメン担当特使は、紅海で船舶に対する攻撃を続けるイエメンの親イラン武装組織フーシ派について、攻撃の停止につながる解決策を模索するための外交努力が続けられていると述べた。

ティム・レンダーキング特使オマーンに出発する前の今月2日に録画したシンクタンクの会合向けのビデオで、状況の改善につながるフーシ派の対応を見出すための外交努力が続けられていると指摘。こうした取り組みの一環として、キャメロン英外相とハンス・グランドバーグ国連特使のほか、ノルウェーの外務次官が先週オマーンで行った会談に言及した。

レンダーキング氏はまた、イランがフーシ派に武器や情報を提供し、攻撃を仕掛けるのを支援していると非難。フーシ派による攻撃が長期化するほど、イエメンで新たな戦闘が発生する恐れが高まるとの懸念を示した。

同時に、パレスチナ自治区ガザでイスラエルイスラム組織ハマスが続けている戦闘に、フーシ派が自らが行っている攻撃を結びつける根拠はないとしながらも、ガザ地区における真剣な緊張緩和が必要だ」と語った。

中国の張軍国連大使は、シリアとイラクでの米国の行動が「新たな地域の混乱を引き起こしている」として、米国による中東地域での空爆を非難した。

米軍は兵士3人が死亡した攻撃への報復として、イラン・イスラム革命防衛隊やイランを後ろ盾とする武装勢力が使っているイラクとシリアの施設や兵器を空爆した。この空爆を受けて、国連の安全保障理事会で緊急会合が開かれた。

張大使は「最近、米国はシリアとイラク空爆を行い、多数の死傷者が出た。こうした行動はシリアとイラクの主権や独立、領土の一体性を著しく侵害するものだ」と指摘。「関連の軍事行動は間違いなく地域の新たな混乱を引き起こしている」と言い添えた。

張大使は、国際社会には緊張を緩和し、紛争の激化を防ぐ責任があると述べた。

張大使は、米国が、中東であろうとどこであろうと紛争を起こそうとはしないと発言しているものの、逆の方向に向かっていると指摘。根本的な原因は、パレスチナ自治区ガザ地区での停戦と戦闘行為の停止を実現できていないことだと述べた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・123日目②)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・124日目①)