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ことし総選挙を控えるインドで、政府に対して主要な農作物の買い取りの最低価格の法制化を求める、農家による大規模なデモが行われ、一部が警察と衝突し、負傷者が出る事態となっています。

インドの首都ニューデリー郊外で13日、国内の一部の農業団体の呼びかけで、コメや小麦などの主要な農作物を政府が買い取る際の最低価格の法制化を求め、農家や支持者が大規模なデモを行いました。
地元メディアはデモには数千人が参加したと伝えていて、一部が幹線道路に設置されたバリケードを破ったり石を投げたりしたため、警察が催涙弾を発射するなどして負傷者が出る事態となりました。

14日も大規模なデモが予定されていて、参加者らはニューデリーの中心部に向かうことも辞さない構えで、警察が厳戒態勢を敷く中、さらに混乱が拡大することも懸念されています。

インドでは経済成長が続く一方で、人口のおよそ7割が暮らす農村の人たちの多くが貧しい生活を強いられていて、ことし5月までに実施される総選挙では農家の貧困対策が争点の1つとなっています。

今月総選挙が行われたパキスタンの与党は、去年8月まで首相を務めたシャバズ・シャリフ氏を首相候補に連立政権を発足させると明らかにしました。一方、最も多い議席を獲得したとされるのは、クリケットの元スター選手のカーン元首相が率いる野党で、支持者の反発による混乱も予想されます。

今月8日に投票が行われたパキスタンの総選挙では、いずれも首相経験者のナワズ・シャリフ氏とシャバズ・シャリフ氏の兄弟が率いる与党「イスラム教徒連盟シャリフ派」が75議席にとどまり、過半数には届かなかったことから連立に向けた交渉が進められてきました。

こうした中、13日夜、与党はこれまで連立を組んでいた「人民党」など、複数の政党と共同で記者会見を開き、連立政権を発足させることで合意したと発表しました。

また、与党は去年8月まで首相を務めた弟のシャバズ・シャリフ氏を首相候補に指名したとしています。

一方、地元メディアによりますと総選挙では、クリケットの元スター選手で汚職の罪などで有罪判決を受けて拘束されているカーン氏が率いる野党の「正義運動」の候補者が、266の選挙区のうち最も多い93議席を獲得したということです。

「正義運動」は落選した候補者の票が実際よりも少なく発表されているとして各地で抗議活動を行っていて、支持者の反発による混乱も予想されます。

パキスタンで8日にあった総選挙の結果を受け、ナワズ・シャリフ元首相とビラワル・ブット前外相がそれぞれ率いる2政党が13日、連立政権の樹立で合意した。

ブット氏の「パキスタン人民党(PPP)」は、シャリフ氏の与党「イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)」が首相を選出するのを支援すると表明した。

PPPのアシフ・アリ・ザルダリ共同総裁は記者会見で、PML-Nとは選挙戦で対立していたが、国家の利益のため力を合わせると説明。「永遠に戦う必要はない」と述べた。

PML-Nは声明で、政治的安定のために両党が協力することで合意したとした。

両党は、2022年にイムラン・カーン元首相(汚職の罪などで服役中)を政権の座から降ろした連立政権で協力関係にあった。

今回の選挙では、カーン氏が率いる「パキスタン正義運動(PTI)」が推す無所属候補らが、投票で直接選ばれる266議席のうち93議席を獲得。大方の予想に反し最も多くの議席を獲得した。

シャリフ氏が党首を務めるPML-Nは75議席で2位、ブット氏のPPPは54議席で3位だった。

このほか、女性と非イスラム教徒のために確保された70議席があり、各党に議席が割り振られる。これら追加議席は無所属候補には与えられない。

こうした結果から、どの政党が政権を樹立するのか不透明な状況だった。

カーン氏側は選挙不正を主張
PML-Nの関係者によると、シャリフ党首は弟のシャバズ氏を首相に指名する予定だという。この兄弟はともに過去に首相を務めている。

ブット氏は、PPPとしてPML-Nの首相選出には協力するが、閣僚は出さないとしている。

カーン氏とPTIは、選挙が同氏と同党に不利になるよう操作されたと主張しており、結果に異議を唱える意向を強調している。

カーン氏は、「盗まれた票で政権を樹立するといった不謹慎な行為に警告を発する」とコメント。

「そうした白昼堂々と行われる強盗は、市民を軽視しているだけでなく、国の経済をさらに下降スパイラルに追い込むことになる」とした。

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現地メディアによりますと、いずれの政党も過半数に届かず、単独での政権樹立ができない中、シャリフ氏の与党は、これまで連立を組んでいた「人民党」などと連立協議を本格化させていて、今後の交渉の行方が焦点となっています。

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