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岩手県奥州市の寺で1000年以上続くとされる祭、「蘇民祭」は担い手不足から17日夜が最後の開催となり、惜しまれながら歴史に幕を閉じました

岩手県奥州市の黒石寺に伝わる「蘇民祭」は、五穀豊じょうや無病息災を願って行われる伝統の祭りで、1000年以上続くとされていますが、檀家の高齢化や減少から儀式などの運営が難しくなり、ことしが最後となりました。

最大の呼び物は五穀豊じょうなどを約束されるという「蘇民袋」と呼ばれる麻袋の争奪戦で、参加する地元と一般募集を合わせた祈願者は、例年の2倍以上のおよそ270人になりました。

はじめに、下帯姿の祈願者たちは寺と近くの川の間を往復し、川で全身に水をかけて身を清めました。

そして、最後に寺の薬師堂で蘇民袋の争奪戦が行われ、集まった祈願者たちの中に袋が投げ入れられると、激しくもみ合いながら奪い合っていました。

袋を得た最後の「取主」となったのは、地元の保存会のメンバーとして祭を支えてきた菊地敏明さん(49)で、「祭りの終了は寂しい。記憶に残る祭にしたいと参加したが、そのような祭になったと思う」と話していました。

黒石寺の藤波大吾 住職は「祭りを支えてきた多くの人に感謝を伝えたい。今後は祈とうを行って地域の信仰をつないでいきたい」と話していました。

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