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アメリカのバイデン大統領はガザ地区での攻撃を続けるイスラエルのネタニヤフ首相について、「自国を救うよりも、むしろ傷つけている」と批判する一方で、「イスラエルを見捨てることはない」として、軍事支援をやめることはないという考えを重ねて示しました。

バイデン大統領は9日、MSNBCテレビのインタビューに応じました。

この中でバイデン大統領は、市民の犠牲が増え続ける中、ガザ地区での攻撃を続けるイスラエルのネタニヤフ首相について「彼にはイスラエルを防衛する権利があるが、行動の結果として失われている命のことにもっと目を向けなければならない。彼は自国を救うよりも、むしろ傷つけている」と述べて対応を批判しました。

また、バイデン大統領はイスラエルによる南部ラファへの侵攻が、レッドライン=越えてはならない一線になるかと問われたのに対し、「それはレッドラインだ」と述べました。

その一方で、イスラエルを見捨てることは決してない。イスラエルの防衛は重要で、武器の支援を停止するようなレッドラインはない」と述べ、アメリカがイスラエルへの軍事支援をやめることはないという考えを重ねて示しました。

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バイデン米大統領は9日、MSNBCのインタビューで、イスラエルによるガザ南部ラファへの侵攻はレッドライン(越えてはならない一線)になると述べた直後に撤回し、発言が矛盾する一幕があった。

バイデン政権はイスラエルのネタニヤフ首相に、民間人の大規模な避難計画なしにラファへ地上侵攻しないよう強く促している。ラファにはガザの人口230万人のうち半数以上が避難している。

ラファへの侵攻はレッドラインかと問われると、大統領は「レッドラインだがイスラエルから立ち去るつもりはない。イスラエルの防衛は依然重要だ。イスラエルの防空システムに影響が及ぶような武器供与停止のレッドラインはない」と述べた。

一方でバイデン氏は、罪のない人々の命が奪われることにネタニヤフ氏はもっと注意を払うべきだと主張した。

国防総省は10日までに、バイデン米大統領が7日の一般教書演説で表明したパレスチナ自治区ガザ地区沿岸での桟橋建設に触れ、全面的な運用に至るまで少なくとも1カ月、おそらくは2カ月の期間を要するとの判断を示した。

浮体式の桟橋やそこからガザの陸地へつながる道路の建設には米軍兵士ら最多で1000人が必要となる可能性にも言及した。桟橋の運用は米政府が担い、接続道路を含めた建設工事は海軍や陸軍兵士らが加わる米軍が進めるとした。

桟橋などは人道危機が深まるガザ地区に救援物資を搬入させるための海上回廊の開設計画の一環。海上回廊を使う国は多数になるとみられている。

米政府当局者によると、桟橋からの道路が延びるガザ陸地で支援物資を受け取り、地区内で配給する作業の責任者や関与する国などの選定については米国が調整を図っているとした。

バイデン氏は先の演説で、米軍兵士がガザに上陸することはないとも指摘。桟橋の治安維持についてはイスラエルの役割になるだろうとも述べていた。

一方、中東などを管轄する米中央軍は9日、ガザ沿岸での桟橋建設に使う最初の機器や資材などを積んだ米陸軍の兵站(へいたん)支援船が米バージニア州ラングレー・ユースティスウェーデン統合基地を出港したと発表した。

地中海東部へ向かうと述べた。

#1レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・152日目)

イスラエルイスラム組織ハマスの戦闘が続くガザ地区では、10日にかけてもイスラエル軍による空爆で死傷者が出ていて、イスラム教徒にとって最も神聖な断食月ラマダンの開始を間近に控えながらも、現地の深刻な状況は改善されていません。

ガザ地区では10日にかけてもイスラエル軍による激しい空爆などが続いていて、地元のメディアは北部のベイトラヒヤや南部のハンユニスなどで複数の死傷者が出ていると伝えています。

また、北部では支援物資を待つ住民に再びイスラエル軍が発砲し、複数の死傷者が出ているということです。

地元の保健当局は10日、これまでに3万1045人が死亡し、戦闘に加え、食料などの物資の不足によって、新たに生後2か月の赤ちゃんと20歳の女性の2人が栄養失調と脱水症状のために死亡したと発表しました。

一方、難航している戦闘の休止と人質の解放をめぐる交渉について、アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは、10日夜にも発表されるイスラム教の断食月ラマダンの開始にあわせて、まずは2日間の戦闘休止で合意できないか、アラブ諸国が仲介を続けていると伝えています。

ただ、ハマス側が一貫して持続的な停戦を求めているのに対し、イスラエル側はこれを拒絶していて、交渉がまとまる見通しは依然立っていません。

イスラム教徒にとって最も神聖なラマダンの間もガザ地区で戦闘が続き、食料不足などがさらに深刻化すれば、パレスチナをはじめ、中東各地で反イスラエル感情が一層高まり、ヨルダン川西岸などで大規模な衝突に発展することも懸念されます。

#1レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・153日目①)