イスラエル、ガザ南部のナセル病院を急襲 「ハマス戦闘員潜伏」 https://t.co/AxCcq2GJYy
— ロイター (@ReutersJapan) February 16, 2024
イスラエル軍は15日、パレスチナ自治区ガザ南部のハンユニスにあるナセル病院を急襲した。ナセル病院はガザ地区でなお機能している最大の病院。イスラエルはイスラム組織ハマスの戦闘員がこの病院内に潜んでいるという情報に基づき急襲したとしているが、ハマスは否定している。
イスラエル軍は、ハマス戦闘員がナセル病院に潜伏し、昨年10月にイスラエルから拉致した人質をこの病院で拘束しているとの情報に基づき「正確かつ限定的」な急襲を実施したと表明。死亡した人質の遺体もこの病院内に置かれている可能性があるとしている。
また、ナセル病院で複数の容疑者の身柄を拘束したと表明。作戦はなお継続しているとしている。
軍のハガリ報道官は、ナセル病院の急襲は「正確に準備された機密作戦で、特殊な訓練を受けたイスラエル国防軍(IDF)の特殊部隊によって実施されている」とし、ナセル病院が病院として機能し続けられるようにすることが今回の作戦の目的の一つだとし、病院スタッフに避難の義務はないと伝えたと述べた。
ただ、ガザ地区の保健当局は、イスラエル軍がナセル病院から多くの医療スタッフや患者のほか、大勢の避難民を強制的に退去させたと指摘している。
国際的な非政府組織(NGO)の国境なき医師団(MSF)によると、イスラエル軍は未明にナセル病院に対する攻撃を開始。イスラエル軍から医療スタッフは避難する義務はないと伝えられていたにもかかららず、患者を残して病院から退避しなければならなかったとしている。
イスラエル軍が病院に突入 患者など退避余儀なくされているかhttps://t.co/6QJpD2qP5v #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) February 15, 2024
ガザ地区で軍事作戦を続けるイスラエル軍は15日、イスラム組織ハマスの戦闘員が活動しているなどとして南部ハンユニスにある病院に突入し、患者などが退避を余儀なくされているとみられます。
また、イスラエル軍は避難した多くの住民が身を寄せるラファへの地上作戦を行う構えを崩しておらず、国際社会からの懸念が高まっています。イスラエル軍は15日、南部ハンユニスにあり、多くの住民が避難しているナセル病院に突入したと明らかにしました。
イスラエル軍のハガリ報道官は「ナセル病院内に人質の遺体があるという信頼できる情報がある」と述べた上で、ハマスの戦闘員が病院を拠点に活動しているなどとして作戦を正当化しました。
現地で撮影されたとする映像には天井が激しく壊れ、白い煙が立ちこめる病院内で医療従事者などがけが人を運んでいる様子が写っています。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラは患者などが退避を余儀なくされたうえ、多くの人が拘束されるなど「壊滅的な状況だ」と伝えています。
一方、イスラエル軍はガザ地区で最も南にあり、北部や中部から避難してきた住民など140万人以上が身を寄せるラファへの地上作戦を行う構えを崩していません。
フランスの大統領府によりますとマクロン大統領は14日、ネタニヤフ首相との電話会談で「住民の強制移住をもたらし、国際的な人権侵害となる」として、断固反対する姿勢を示したということです。
15日にはオーストラリア、カナダ、ニュージーランドが「ガザ地区の住民にはもうどこにも避難するところがない。地上侵攻をしないよう強く求める」とする共同声明を発表しました。
イスラエルは、住民の退避とハマスの壊滅を両立させる計画を策定するとしていますが、国際社会からの懸念の声が高まっています。
マクロン仏大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファでイスラエル軍が攻撃する可能性に断固反対すると表明した。
“ラファ地上作戦 イスラエルと住民保護計画協議”米政府高官https://t.co/4eGw0ycij2 #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) February 16, 2024
アメリカ政府の高官はイスラエル軍がガザ地区南部ラファで地上作戦を行う構えをみせていることについて、住民を保護する計画がなければ大惨事になると懸念を示し、イスラエル側と協議を続けていると明らかにしました。
イスラエル軍は、ガザ地区で最も南にあり住民の避難先として140万人以上が身を寄せるラファで、地上作戦を行う構えをみせています。
これについてアメリカ・ホワイトハウスで安全保障分野の広報を担当するカービー大統領補佐官は15日、記者会見で「住民が安全で安心できる場所を確保し、危険から逃れることができる信頼できる計画がなければ大規模な作戦は大惨事になる」と懸念を示しました。
そのうえで「われわれは計画がどのようなものになるかについて、イスラエル側と話し合いを続けている」と述べて、協議を続けていると明らかにしました。
イスラエル軍によるラファへの地上作戦をめぐっては、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドが15日に「ガザ地区の住民にはもうどこにも避難するところがない。地上侵攻をしないよう強く求める」とする共同声明を発表しました。
また、フランスの大統領府によりますとマクロン大統領は14日、ネタニヤフ首相との電話会談で「住民の強制移住をもたらし、国際的な人権侵害となる」として、断固反対する姿勢を示したということで、国際社会からの懸念が高まっています。
#NSCカービー戦略広報調整官
米大統領 “住民保護の計画なしに作戦進めるべきではない”https://t.co/HolZDfwd3V #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) February 16, 2024
イスラエル軍がガザ地区南部ラファで地上作戦を行う構えを崩さない中、アメリカのバイデン大統領はネタニヤフ首相と電話で会談し、住民を保護するための計画なしに作戦を進めるべきではないという考えを改めて伝えました。
イスラエル軍はガザ地区で最も南にあり、住民の避難先として140万人以上が身を寄せるラファで地上作戦を行う構えを崩していません。
こうした中、アメリカのバイデン大統領は15日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談しました。
ホワイトハウスによりますと、バイデン大統領は「ラファの住民の安全と支援を確保するための信頼できる実行可能な計画なしに軍事作戦を進めるべきではない」という考えを改めて伝えたということです。
ラファでの地上作戦をめぐって、バイデン大統領は今月11日にもネタニヤフ首相と電話で会談し同様の考えを伝えていて、住民の保護を十分考慮するよう再度くぎを刺した形です。
またホワイトハウスは、両首脳が会談で人質の解放に向けた交渉やパレスチナの人々に人道支援を確実に届ける緊急性についても協議したとしています。
エジプト、ガザ境界に幅3キロ超の緩衝地帯と壁建設 衛星画像で判明 https://t.co/qFR5mXoCwv
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) February 16, 2024
エジプトがパレスチナ自治区ガザ地区南部との境界に巨大な緩衝地帯と壁を建設していることが、新たな衛星画像から明らかになった。ガザ地区最南端のラファにはガザ住民の半数超が避難しており、イスラエルが予定している地上攻勢への懸念が高まっている。
衛星画像は米マクサー・テクノロジーズが過去5日間に撮影したもので、ガザとの境界と道路に挟まれたエジプトの土地がブルドーザーで整地されている。
建設中の緩衝地帯はガザ境界の端から地中海まで伸びている。完成した場合、エジプトとラファの境界にある検問所がそっくり含まれることになる。
ラファとの境界では、複数のクレーンが壁を積み上げている様子が見える。
CNNが確認した追加の衛星画像によれば、ブルドーザーが現地に到着したのは今月3日。最初の掘削作業が始まったのは6日だった。
掘削作業はここ5日間で大幅に増加している。
シナイ人権財団が公開した動画にも、壁建設の様子が映っている。壁の高さは5メートルに上るという。
シナイ人権財団は活動家や研究者、ジャーナリストらでつくる非政府人権団体。地元の二つの請負業者か同財団に語ったところによると、工事はエジプト軍から委託されたという。
CNNは緩衝地帯や壁の建設に関してエジプト政府にコメントを求めている。
建設作業は既に劣悪なガザの人道状況が一層悪化する懸念が強まる中で始まった。ガザ地区では数千人の死者が出ているほか、大勢のパレスチナ人がエジプトとの境界へ向け避難する事態となっている。
特に注視されているのが緩衝地帯沿いに位置するラファの状況だ。ラファでは150万人近いパレスチナ人が巨大なテント村に身を寄せている。
国際的に自制を求める声が出ているものの、イスラエルのネタニヤフ首相はラファをハマスの「最後のとりで」と評し、軍による地上攻勢を実施する方針を改めて表明した。
エジプト、ガザ境界付近に難民施設 ラファ侵攻に備え=関係筋 https://t.co/opg0JDdt8P
— ロイター (@ReutersJapan) February 16, 2024
エジプトはイスラエルがパレスチナ自治区ガザ最南部ラファに侵攻した際に備え、脱出するパレスチナ難民を収容できる施設を整えた場所をガザとの境界付近に構築している。関係筋4人が明らかにした。
一方、エジプト政府「国家情報サービス」のトップは取材に「これは事実無根だ。パレスチナの兄弟たちもエジプトもこの可能性に対して何の準備もないと言っている」と述べ、関係筋の証言を否定した。
エジプトはこれまで、イスラエルのガザ攻撃によってパレスチナ人がシナイ半島に流入する可能性に繰り返し警鐘を鳴らし、こうした事態は全く受け入れられないと表明している。
関係筋の1人によると、エジプトは停戦に向けた話し合いでそのような事態は避けられると楽観視しているが、一時的な予防措置として境界付近にこうした場所を設けている。
他の3人は、エジプトがパレスチナ人の避難所として使える基本的な施設を備えた場所を用意し始めたと証言。これはコンティンジェンシー(不測の事態に備えた)措置だと強調した。
リークされた電話での会話:カナダの外務大臣政務官が、UNRWAの停止は、同盟国からの圧力による「政治的」で「間違っている」判断であり、イスラエルがおそらくジェノサイドを犯していると述べていた。https://t.co/kk02RSnwYU
— J Sato (@j_sato) February 16, 2024
ガザ人質解放合意、なお可能だが未解決の問題あり=米国務長官 https://t.co/tmVBxRlgtq
— ロイター (@ReutersJapan) February 16, 2024
ブリンケン米国務長官は15日、イスラム組織ハマスが拘束している人質の解放に関する合意は依然として可能だが、解決すべき「非常に難しい」問題が残っていると述べた。
ガザでの戦闘休止を巡り米国、エジプト、イスラエル、カタールが関与する協議が13日に実施されたが物別れに終わっている。
ブリンケン氏は訪問先のアルバニアでの記者会見で、3月10日に始まるイスラム教のラマダン(断食月)前に戦闘休止の合意が可能か問われ、ハマスが先に示した対案は「明らかに」合意できない内容が含まれたが、合意に向けて取り組む余地があると説明。
「われわれは現在、カタール、エジプト、イスラエルの当局者と合意を見いだすことを目標に非常に熱心に取り組んでおり、それは可能だと信じている」と指摘。「解決しなければならない非常に難しい問題がいくつかある。しかし、われわれは前進し、合意を探るために全力を尽くす決意だ」と述べた。
協議内容に詳しい関係筋によると、ガザの人質を解放し、見返りにイスラエルで拘束されているパレスチナ人を釈放するハマスの提案について、イスラエル側は交換比率に反発し、受け入れを拒否したという。
戦闘休止のタイミングについてもハマスが早期実施を求める一方でイスラエルが遅めの時期を要求したため意見が対立した。
ブリンケン氏はまた、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸で今月、17歳のパレスチナ系米国人の少年がイスラエル軍に殺害されたとの報道について、イスラエルに捜査を呼びかけた。
ヒズボラ、イスラエル北部にロケット弾 前日の攻撃への「予備対応」 https://t.co/LO93uAaQ1A
— ロイター (@ReutersJapan) February 16, 2024
レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは、イスラエル軍のレバノン南部に対する攻撃で14日に子ども5人を含む10人が死亡したことに対する「予備的な対応」として、15日にイスラエル北部のキリヤット・シュモナに向け数十発のロケット弾を発射したと明らかにした。
イスラエル北部ではサイレンが鳴り響き、イスラエル警察などによると、国境沿いのキリヤット・シュモナに数発のロケット弾が着弾し、被害が出た。
イスラエルもこの日、レバノン南部のヒズボラの標的を攻撃したと表明した。ヒズボラは戦闘員5人が新たに死亡したとしている。
これに先立ちヒズボラ幹部は、前日のレバノン南部に対するイスラエル軍の攻撃を受け、イスラエルは「代償を払う」ことになると述べていた。
イスラエル軍は、レバノン南部ナバティエに対する「正確な空爆」でヒズボラの精鋭「ラドワン部隊」の司令官らを殺害したと表明。ヒズボラはラドワン部隊の司令官を含む3人が死亡したと確認した。
レバノンの情報筋によると、ナバティエの集合住宅に対する攻撃で民間人7人が死亡。7人は親族で、このうち3人は子どもだった。このほか、国境沿いのアル・サワナ地区への攻撃で女性1人と子ども2人が死亡した。
在ベイルートのカーネギー中東センターのモハナド・ハゲ・アリ氏は、イスラエルが交戦規定の「限界を試している」ように見える一方で、ヒズボラは「可能な限り事態を収束させる」意思を示しているとの見方を示した。
イスラエル軍、空爆でヒズボラ司令官ら殺害 https://t.co/9l2DmFTcTC
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) February 16, 2024
イスラエル軍は15日、前日に行ったレバノン領への空爆で、イスラム教シーア派武装組織ヒズボラの精鋭部隊「ラドワン部隊」の上級司令官1人と戦闘員2人を殺害したと明らかにした。
イスラエル軍によると、レバノン南部ナバティエにあるヒズボラの施設を空爆し、ラドワン部隊の3人が死亡したという。上級司令官とする人物について、同軍は昨年3月のイスラエルでのテロ攻撃を指揮した人物の1人としている。
ヒズボラは15日、多くの戦闘員が死亡したと明らかにした。ただし、死亡した日時や状況は明らかにしていない。死亡者として挙げた1人の名前はイスラエル軍が上級司令官とする人物と一致したが、ヒズボラは「司令官」とはしなかった。
ヒズボラはまた、同日イスラエル軍の陣地に攻撃を加えたとも主張した。
昨年10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けて以来、イスラエル軍とヒズボラはイスラエルとレバノンの国境付近で毎日のように交戦している。イスラエルへの攻撃について、ヒズボラは仲間であるハマスを支援するためとしている。
イスラエルとイスラム組織ハマスの間で続く戦闘の休止などをめぐる交渉が難航する中、イスラエルと隣国レバノンのシーア派組織ヒズボラとの間の戦闘が激化していて、緊張が高まっています。
フーシ派指導者、紅海で攻撃継続表明 パレスチナ人との連帯示す https://t.co/mGHmhnwouI
— ロイター (@ReutersJapan) February 16, 2024
イエメンの親イラン武装組織フーシ派の指導者、アブドルマリク・フーシ氏は15日、イスラエルがパレスチナ人に対する「犯罪」を続ける限り、パレスチナ人との連帯を示すため紅海での船舶への攻撃を継続すると表明した。
テレビ演説で「われわれの作戦は敵に大きな影響を与え、大成功と真の勝利をもたらしている」と述べた。
紅海での攻撃に対する報復として米英がイエメンのフーシ派拠点を攻撃しているが、フーシ派はパレスチナ人を支援し続けると表明した。
フーシ派、アデン湾で貨物船攻撃と表明 多数標的との情報も https://t.co/ovITCQlzpk
— ロイター (@ReutersJapan) February 16, 2024
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、アデン湾で15日にバルバドス船籍の貨物船に対するミサイル攻撃を行ったとの声明を出した。
標的となった貨物船「リカビトス」は英国所有だとした。ロンドンやギリシャ・アテネ、中国・大連に拠点を持つヘリコン・シッピングが管理している。
英国海運貿易オペレーション(UKMTO)は同日、イエメンのアデン港から東へ約85カイリの海域で、船舶の近くで爆発があったとの報告を受けたと明らかにしていた。
英海上警備会社アンブレイはアデンから東へ約100カイリの海域で同船に爆発物が衝突し、船体が軽度の損傷を受けたとした。
乗組員にけがはないという。
アンブレイは、フーシ派が同じ日に複数の船舶を標的にしており、複数回攻撃された船もあるとして、他の船舶に注意を促した。
米、商船情報収集のイラン軍艦にサイバー攻撃=NBC https://t.co/bWZar22WYJ
— ロイター (@ReutersJapan) February 16, 2024
米NBCニュースの15日の報道によると、米国は1週間前に、紅海やアデン湾で貨物船の情報収集を行っていたイラン軍の艦船にサイバー攻撃を実施した。
イランの支援を受ける武装組織が先月ヨルダンの米軍施設を無人機で攻撃し、米兵3人が死亡したことへの米政府の対応の一環だという。
サイバー攻撃は、イラン軍艦がイエメンの親イラン武装組織フーシ派と情報を共有できないようにする狙いがあったとNBCは伝えた。
フーシ派は紅海やアデン湾で商船への攻撃を繰り返し行っている。
BRICSに加盟したエジプト、貿易通貨としての米ドルを公式に放棄
— J Sato (@j_sato) February 16, 2024
BRICS: Egypt Officially Ditches US Dollar For Trade https://t.co/nYsHjyTa1R
貿易で押すBRICS、武力で抵抗する米帝。戦場の紅海、🇮🇱が虐殺続けるものの、周囲は着々とBRICS側に。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・132日目②)
【随時更新2月16日】アメリカ ラファ地上作戦 大惨事を懸念https://t.co/grRX6J2PjO #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) February 16, 2024