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国連安全保障理事会は25日、イスラエルイスラム組織ハマスとのパレスチナ自治区ガザでの戦闘の即時停戦と人質全員の即時かつ無条件の解放を求める決議案を賛成多数で採択した。

全15理事国のうち14カ国が賛成。米国は棄権した。

イスラエルのネタニヤフ首相は、米国が拒否権を行使しなかったことは立場の「明らかな後退」であり、人質解放に向けた取り組みなどに打撃を与えると非難。イスラエルは予定していたワシントンへの代表団派遣を取りやめると発表した。

これに対し米国の国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は「拒否権を行使しなかったことは政策の転換を意味するものではない。米国の方針は何も変わっていない」と述べた。

アルジェリアのアマール・ベンジャマ国連大使は投票後、安保理で「パレスチナの人々は非常に苦しんでいる。大虐殺があまりにも長く続いている。手遅れになる前にこの大虐殺に終止符を打つことがわれわれの義務だ」と語った。

米国のトーマス・グリーンフィールド国連大使「停戦は最初の人質の解放と同時にすぐに始まる可能性があるため、われわれはハマスにそうするよう圧力をかけなければならない」と指摘。米国は決議案の全てに同意したわけではなく、ハマスを非難する内容が含まれていなかったため、投票を棄権したと述べた。

その上で「停戦には全ての人質の解放が必要であると明確にすることが重要だと考えている。最初の人質の解放を受け、直ちに停戦を開始できる」と語った。

イスラエルのエルダン国連大使は「この戦争はハマスによる虐殺を受けて始まった」とし、イスラエルがこの戦争を始めたわけではなく、戦争を望んだわけでもない」と述べた。

決議案はまたガザ地区全体への人道支援の流れを拡大し、市民の保護を強化する緊急の必要性を強調し、大規模な人道支援の提供に対するあらゆる障壁の撤廃を改めて要求する」とした。

イスラエルのネタニヤフ首相は25日、予定していたワシントンへの代表団派遣を取りやめると発表した。パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの戦闘の即時停戦などを求める国連安保理決議の採決に米国が拒否権を行使しなかったことを受けた。

首相府の声明は、米国がこの提案に拒否権を行使しなかったことは立場の「明らかな後退」であり、人質解放に向けた取り組みなどに打撃を与えると述べた。

国連安保理は25日、ガザでの戦闘の即時停戦と人質全員の即時かつ無条件の解放を求める決議案を賛成多数で採択した。全15理事国のうち14カ国が賛成。米国は棄権した。

米国の国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は記者団に対し、拒否権を行使しなかったことは政策変更を反映したものではないとし、イスラエルが代表団の派遣取りやめを決めたことに遺憾を示した。同時に、二国間協議の一環として、イスラエルの政策に対する懸念を提起していくと語った。

カービー氏は「(パレスチナ自治区南端の)ラファに対する大規模な地上侵攻は大きな過ちという米国の考えは変わっていない」とし、米政府当局者はワシントンを訪問しているイスラエルのガラント国防相と会い、ラファの民間人の保護などについて協議する予定に変わりはないと述べた。

国連の安全保障理事会では、ガザ地区の情勢をめぐってイスラム教の断食月ラマダンの期間中の停戦を求める決議が、アメリカを除く各国の賛成で採択されました。これに対してイスラエルのガラント国防相は、ガザ地区南部のラファへの地上作戦も辞さない構えを改めて示し、かたくなな姿勢を崩していません。

イスラエル軍は25日、ガザ地区北部のシファ病院と南部のアマル病院で軍事作戦を行い、アマル病院では20人以上の戦闘員を殺害したとしています。

一方ガザ地区の保健当局は、過去24時間に107人が死亡し、死者は3万2333人にのぼっていると発表しました。

こうした中、国連の安保理では25日、ガザ地区をめぐり、イスラム教の断食月ラマダンの期間中の停戦を求める決議案の採決が行われ、アメリカは棄権したものの、ほかの14か国の賛成多数で採択されました。

これに対してイスラエル首相府は声明を発表し決議に強く反発したうえで、「人質の解放を前提とせずに停戦を求める決議案にアメリカが拒否権を行使しなかったことは遺憾だ」として、今週予定されていたアメリカへの代表団の派遣を取りやめると発表しました。

また、決議に先立ちワシントンを訪れていたイスラエルのガラント国防相も声明を発表し、ハマスの壊滅と人質の帰還が重要だ。まだ着手していない場所も含めあらゆる場所でハマスに対し行動する」と述べ、150万人近くが身を寄せているガザ地区南部のラファへの地上作戦を辞さない構えを改めて示しました。

イスラエルはこれまで後ろ盾としてきたアメリカにも反発し、かたくなな姿勢を強めていて、先行きの見通しは一段と不透明になっています。

国務長官イスラエル国防相と会談
アメリカのブリンケン国務長官ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は25日、首都ワシントンを訪れているイスラエルのガラント国防相と会談しました。

会談の中でブリンケン長官は、ガザ地区南部ラファへの地上作戦を支持しない考えを重ねて示し、これに代わる計画について意見を交わしたということです。

また、会談後、サリバン補佐官はSNSに投稿し、イスラム組織ハマスを打倒するための最善策について建設的な議論をしたとしたうえでイスラエルの安全保障と防衛に対するバイデン大統領の揺るぎない支持を伝えた」として、イスラエルを支持する姿勢を改めて示しました。

共和党の大統領候補指名が確定したトランプ前大統領は、イスラム組織ハマスによる昨年10月7日のイスラエルへの奇襲攻撃について、自身もイスラエルと同様の反応をしただろうと述べた。

ただ、同国は国際社会の支持を失いつつあるとし、ハマスとの戦闘を終わらせるべきとの見方を示した。

イスラエル紙「イスラエル・ハヨム」が25日公表したインタビューでの発言。同紙のウェブサイトにインタビュー動画が掲載された。

トランプ氏は、ハマスによるイスラエル南部奇襲について「私がこれまで見た中で最も悲しいことの一つだ」としつつ「だが、戦争を終わらせなければならない」と語った。

自身の家族がハマスによる奇襲の犠牲になっていたらどう反応したかとの問いには「あなた方と同じように行動するだろう。そうしないのは正気でない。そうしないのは愚か者だけだ。あれはひどい攻撃だった」と応じ「人々がもはや10月7日について語らず、イスラエルがいかに攻撃的かを話題にするのを見るのは非常に気掛かりだ」と述べた。

国連は、OCHA=国連人道問題調整事務所のトップを務めるマーティン・グリフィス事務次長が健康上の理由で退任する意向であることを25日、明らかにしました。

国連のハク副報道官が25日、明らかにしたところによりますとOCHAのトップを務めるマーティン・グリフィス事務次長が健康上の理由で、国連のグテーレス事務総長に退任の意向を伝えたということです。

具体的な健康状態などは明らかにされていませんが、ことし6月に退任する予定だとしています。

グリフィス事務次長の退任についてハク副報道官は声明で「熟練の外交官であり調停者でもあり、国連の人道的対応を主導し、最も手に負えない危機を解決するための交渉でも重要な役割を果たしてきた」と功績を強調しました。

グリフィス事務次長は、2021年7月にOCHAのトップに就任し、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナを訪問したほか、去年10月にイスラエルイスラム組織ハマスの戦闘が始まると、ガザ地区の人道状況の改善を繰り返し訴えるなどしてきました。

グリフィス事務次長は、SNSにこれまでのおよそ3年間を振り返って「私の人生の特権でした。深く感謝しています」と投稿し、謝意を示しました。

#1レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・169日目②)

パレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、エジプトとカタールの仲介による停戦と人質解放に関する交渉は前進しており、イスラエルの対外特務機関モサドの高官は協議のためにドーハにとどまっている。情報筋が26日、ロイターに明らかにした。

一部のモサド当局者は交渉の進展について本国と協議するためにイスラエルに帰国するという。

イスラエル首相府は26日、イスラム組織ハマスが停戦に向けた交渉で「妄想的」な要求をしていると非難。このような要求はパレスチナの過激派が合意に関心がないことを示しているとした。

ハマスは恒久的な停戦とイスラエル軍のガザ撤退を求めている。

#1レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・170日目①)